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 オープンハウスにお邪魔してきました

今年にはいって,月に一度ほど、オープンハウスにお邪魔しています。皆さんそれぞれ個性豊かな方々で、個性豊かな作品をみせていただき、勉強させてもらっています。
建築家が、他の建築家の作品を見せてもらうのは、美術館に行って,美術鑑賞をしているのと同じような感覚なのだろうかと思います。
一般の方なら、自身の住まいをどう造るか、どんなデザインや材料があるのかと、とても具体的な見方があるかと思いますが、我々はちょっと違う視点で見ているところがあると思います。
もちろん、リアルな計画や現場のことを頭において、コストのことや材料の納め方を聞いたり盗んだり(笑)することも多いのですが,単純に楽しんだり、しっかり分析してしまうこともあります。
そして、多くのエネルギーをもらうことが多いのです。
今回は大塚アトリエさんの「南関町の家」です。

平屋のように見えるシルエットは,のびやかで素敵ですね。
申請は2階建てだそうですが、2階部分は天井の低い納戸であり、舞台だそうです。

玄関ポーチ部分です。コーナーに柱がないおかげで、スペースの広がりを感じることができます。

玄関ポーチは、屋根がポリカーボネートで、明るくのびやかでした。
外壁は焼き杉板張り。
外が黒く化粧されているのに対して、内は生地の木で表現されています。
床は,コンクリートの洗い出し。

広角カメラを持って行かなかったので、室内全体をうまく伝えられませんが、回遊式の動線をもった間取りで、中央に小上がりの和室,その上が,舞台のような納戸です。


このご近所には、当社設計の「収納いっぱい子育ての家」「シュロのある家」があり、昨年竣工した「猫と暮らす小さな家」もある東京でもかなり良好な住宅エリアです。
時間があれば,ご挨拶してきたかったのですが、見学に時間をかけすぎたので、残念ながらタイムアウトで事務所に戻ってきました。
大塚さん、ありがとうございました。
「猫と暮らす小さな家」の前を通ってきたのに残念でした。 (∋_∈)

 

カテゴリー: 日常

2014年03月13日

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 建築家31人x3works模型展、12回目開催です。


全国で活躍する首都圏在住の建築家が、31人(組)が集まり、開催する建築模型展も、今回で12回目となります。もちろん、ギルドデザインも参加しています。
今年1月の展示会は、横浜マークイズの東京ガスさんのショールームをお借りしての展示会でしたが、展示方法について、見やすかったとのコメントを多数いただきました。
今回はホームグラウンド、新宿パークタワー の1階で、協賛いただいている会社さんのサンプル展示や建築家や協賛会社さんのセミナーもあります。
もちろん、建築についてのさまざまな相談にも対応しています。
住宅の計画をお考えの方で、建築家の造る家に興味のある方、建築家って敷居が高くてとか、どこで知り合っていいのかわからないとか、建築家に頼むと費用がどのくらいかかるのかとか、工務店さんや住宅メーカーにお願いするのと何が違うのかとか、どんなことでも,ちょっと相談してみたいことをお持ちの方もぜひおいで下さい。
会場には,建築家が詰めています。お声かけいただければいつでもご相談にのれます。建築の楽しい話をたくさんしたいと思っています。
お時間のある方、ぜひ、おいで下さい。
ギルドデザインは、都心の狭小住宅から、郊外型の住宅、傾斜地に建つ見晴らしのよい家の3つの模型を展示予定です。

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 設備工事が進んでいます

電気の配管工事や、スイッチやコンセントなどのボックス取付が、始まったところで、建主さんに現場に来ていただき、現地で取付け位置の確認をしてもらいました。

図面の上では、何度となく確認していただき、変更調整もしてきているのですが、現場の方が、実際の間取りや空間を意識しやすいので、使い勝手も感じてもらいやすいですよね。
電気の工事につづいて、給排水の配管工事の職人さんも入ってきています。
給排水配管のルートについても、事前お打合せをしていたのですが、消費税前の混乱もあるようですが、本来提出してもらう施工図が出てきていません。
今回のリフォームでは、天井の高さをできるだけ取るために,配管ルートも無駄なく計画しています。 配管ルートが間違ってしまうと、天井が低くなってしまいます。
施工図が出てこないのはやはりちょっと問題でした。ルートに打合通りでないところが見つかり、さっそく修正のお願いです。

電気、給排水がたてに落ちていくパイプシャフトは、できるだけ既存を使っています。昔と比べると電気配管はずっと多くなっていますから、ちょっと窮屈そうですが、なんとかまとまりそうです。

バルコニー防水のための準備も進んでいます。排水のための横取りのドレインも取付けられていました。

外部では、外壁の直し工事、既存でクラックの入ったタイルの取替工事もゆっくりですが、進んでいます。取替部分タイルをていねいに落としてくれています。


ちょっとわかりにくいですが、この写真は外壁と屋根のALCの取合い部分で、その部分はほとんどのタイルにクラックが入っていました。シーリングもない状況でした。
今度は少し削って、コーキングによる防水対策を施します。
室内の建築工事は、サッシ、鉄骨階段の取付け工事が急がれます。
この建物は、直角だけでなく、鋭角部や鈍角部があります。既存図面ではその角度の指示がなく(あってもその通りではなかったでしょうが)、内部階段はそんな角度の部分に取り付きます。監督さんたちが,墨出と階段図面との確認に頭を悩ませています。

これまでの現場の様子はこちらからどうぞ →→ 「国道沿いの家」