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 セルフビルド

「とんがり屋根の家」の現場の足場がはずれ、とんがり屋根の姿が見えて来ました。
室内には、プラスターボードが張られることで、室内ボリュームが見えてきました。


3階へ向う階段からは、とんがり屋根の裏側、上昇する室内空間がわくわくさせてくれます。

ボードは、工務店さんがとてもきれいに張ってくれました。このまま仕上でもいいくらいです。
 
「とんがり屋根の家」は狭小敷地に建つ小さな3階建て住宅です。
小さな敷地でも、世田谷の良好な公園が近くにあって、子育てに良く、忙しく働くクライアントにも、充実した都心での生活を過ごせる絶好の敷地です。
ちょっと土地に予算がかかった分、建築コストを下げるために、この現場ではクライアントのセルフビルドが検討されました。
手作業の好きな方でないと、セルフビルドはつらくなることが多いのですが、今回のクライアントは、ものづくりの経験が豊富な方なので、大丈夫そうです。
室内がある程度進んだところで、工務店さんが一旦抜けて、施主工事の始まりです。


今回は、壁天井の塗装工事が、施主によるセルフビルドでまかなわれます。
プラスターボードのジョイント部分には寒冷紗張りをすることで、塗装の割れを押えます。塗装のセルフビルドは、寒冷紗を張るところから始まりました。
次に、ボードをとめているビスのヘコミをパテで埋めて、ペーパーをあて、平らにならす作業を繰り返した後に、塗装となります。

天井塗装、特に下地づくりからはとても大変なのですが、そこもがんばってくださるということになりました。
工務店は、キッチン廻りの工事が続いて入るということなので、キッチンの壁は先行して仕上げていました。

なかなかきれいに仕上がっています。期待できそうです。
この日で施主工事はおよそ3日目。まだ先は大変です。たのしんでいただけるといいのですが。
これは施主工事ではありませんが、ルーフバルコニーの赤い屋根が、なかなかきれいでした。