オーニングメーカーのショールームにお邪魔してきました。
日除けとして、折りたたみのできるオーニングがあると便利だと思うことがあるのですが、市販品の形やキャンバス生地のデザインが、住宅のデザインとは馴染みにくいと思っていて、設計では、あまりお勧めしていませんでした。
今回、お引き渡しして4年ほど経つ「季節を見おろす家」のクライアントから要望があって、製作することも考えながらオーニングの販売、製作をしている(株)タカノのショールームを尋ねました。
今回の計画では、製作はなかなか難しく、製作したとしても、せっかくのリビングダイニングからのViewを損ないそうなため、規制品の壁付きオーニングが良さそうということになりました。
残念なのは、やはり後付けでは、デザイン的にはちょっとばかり収まりがよくない点です。
オーニングは、雨風に弱いので、基本的にはお天気の良い時に日よけとして使うというものだと認識していました。概ねその通りだそうですが、とりわけ風が問題で、故障の原因となっているそうです。
特に今回の敷地は、傾斜地のため、下からの風の吹上げが問題になりそうな場所です。
そんな対策として、風センサーがあるのだそうです。手動タイプでは無理ですが、電動であれば、オプションで取り付け可能です。
キャンバス地も、思っていたより、良さそうなものがありそうでした。
壁に固定で付けることなく、仮説的に置くタイプもありました。
置くだけで良いのであれば、必要な時期だけ出しておいて、普段はしまっておけるというのも良い選択だと思っていたのですが、吹上の風には弱いらしく、使うのは難しそうです。
オーニングは、どこの販売店も、ほとんどがヨーロッパからの輸入ものなのだそうです。どうも、日本の文化の中では、良い製品ができてこなかったようです。
輸入品なだけに、輸入業者によっては粗悪品を販売していたり、メンテナンスに対応していないところもあるようで、注意が必要だとも教えてもらいました。
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「季節を見おろす家」
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