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 「とんがり屋根の家」竣工写真をアップしました

ここのところ、竣工写真をあげていませんでした。
気がついたら、4年も前のものから溜まっていました。

久しぶりにworksを更新しましたので、ご覧いただければ幸いです。

「とんがり屋根の家」は、施主が、室内の壁天井を塗ったり、棚を作ったりしたセルフビルドのある小さな小さな木造3階建住宅です。
おかげで、とてもローコストな住宅になった、やればできる住宅です。

「とんがり屋根の家」は南東2方向が道路に面する住宅で、狭い道路のために、道路からの厳しい高さ制限(道路斜線)が2方向からかかり、住宅地であることから、北側のお宅への日差しを守るための北側斜線(高度斜線)があるために、敷地のすべての方向からの高さ制限がかかるという住宅でした。

敷地面積も15坪に満たない狭さですが、吹抜やトップライト、ぐるっと回れる動線など、広がりを感じてもらえるようにしています。
まだ小さいお子さんとの3人家族の住まいを、お母さんのお仕事スペースやお父さんの趣味コーナー、たっぷりのウォークインクロゼットなど、この家族ならではの使いさやさや個性に寄り添って、相談しながらまとめています。

竣工写真はこちらから
works>とんがり屋根の家

工事の様子などはこちらから
blog>とんがり屋根の家

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 12年経ちました。 room302の現在

2005年にリノベーションしたroom302。職人さんの力をかりながら、できるところは自主施工。スーパーローコストで小さな2LDKマンションをワンルームにリフォームしました。
それから12年。

家族が増え、日々荷物も増える中、同じすまいで生活を続けています。
棚をつくり、机をつくり、そして作った棚のサイズを変えて作り直し、ロフトをつくり、、、と終わりのないリノベーション生活。
子供の成長にあわせてというよりは、せっつかれながら。
現在のroom302を12年前と比較しながら少しづつご紹介させていただきます。
2007年3月号 「新しい住まいの設計」にのせていただいた写真です。
下の写真は玄関とワンルームを結ぶ廊下。
普通狭小住宅の場合、廊下は「無駄・もったいない場所」として扱われがちなのですが、ここでは全体の面積に対して不釣り合いなサイズで、LDKとをつなぐ廊下を作りました。
廊下も一つの演出ができる空間として天井の高さをぐっと抑え、筒のような印象のスペースにしました。荷物にも余裕がありましたので。。
現状は、、、
靴や帽子置き場、洋服掛け、カバン入れ、、、ヘルメットなどを収納するスペースを作り足していきました。わ、、本当に生活感であふれてます。
材料はシナランバー、シナベニヤ、ラワンベニヤなど。
私は、北零WOODというインターネットで購入できる材木屋さんに主にお世話になっていて、あとは組み立てるだけのサイズにカットされた状態で配送してもらいます。車や作業スペースがない場合の強い味方です。
またほかの場所についても、追ってご報告させてください。

06
16
 1年検査

昨年竣工お引き渡しした「とんがり屋根の家」の1年検査に伺ってきました。

「とんがり屋根の家」は、コストを抑えた狭小敷地に建つ木造3階建住宅です。
木造3階建の住宅としては、ちょっと考えられない建設費で出来上がっています。
そのためには、ドアや間仕切り壁、家具などが、必要最小限しかなかったり、キッチンや洗面台なども最低限の機能しか用意しておかない、窓のつけ方にもメリハリをつけるなど、ローコストにまとめるための様々な手法を取っていますが、何よりも、施主施工=セルフビルドによる仕上げ工事が大きな要因です。
1年検査に伺っても、施主施工部分が多く、もともと作り込んでいない住宅でもあり、検査対象となる部分が少ないこともあってか、指摘事項も少なく、検査は終了となりました。
その中で見つかった指摘点は、外壁通気の通気口に、防虫や雨水の進入を抑えるためにつけている通気部材が、外れてしまっている点が一点。
これまであまり経験してなかったことで、どうも両面テープだけで止めていたようで、それでは問題が起こりかねない止め方ですね。
もう一つは、外部からの給湯管取り込み口のシーリングに隙間ができていました。
本来なら、給湯器のカバーで隠れるところのものですが、給湯器の位置が変更になったために現れてしまったのですが、このままでは雨仕舞いが良くないので、シーリング方法の見直しか、別途カバー材の取り付けなどでの対応をしなくてはなりません。

給湯器を動かしたのは、同時期に始まったお隣の工事の玄関位置に、給湯器が近かったために、場所変えした方がお隣も気持ち抱いいだろうと慮ったためですが、もう少し現場との収まり調整をしっかりしておいた方がよかったようです。
指摘事項が少なかったのは、前述のことだけでなく、工事を請けてくださった印南建設さんが、工事費のない現場でありながらも、ていねいな工事をしてくださったからです。
今回の指摘事項は、建築家や現場監督さんが、口を出して指示するような部分ではなく、どちらかというと職人任せになっているところです。現場というのは、職人さんから監督、建築家まで、 一体となってまとめないと、なかなか完成度を高められませんね。
 

03
6
 「とんがり屋根の家」が雑誌掲載中です

昨年竣工した3階建ての狭小住宅「とんがり屋根の家」が、現在発売中の雑誌に掲載されています。
雑誌は、20〜30代のおしゃれなママのための、ファッション&ライフスタイル誌である、「nina’s(ニナーズ)」2016年 3月号。
住宅紹介系の雑誌とちがいますが、「とんがり屋根の家」で生活がじまった若いご夫婦の、いろんな工夫をしながらの生活の様子が、特集「くらしを楽しむ家族のおうち」のなかで、紹介されています。
仕事や生活に便利な都心に購入された小さな土地に、どれだけ、ゆったり、ひろびろと生活できるかを、クライアントと生活スタイルの打合せを通して実現した住宅です。
限られた建設予算のなかで、木造三階建てを実現するために、クライアントのセルフビルドもお願いしました。
家具などの作り込みは、今後、ご夫婦が楽しみながら必要に応じて作り込めるような、シンプルで最小限なものにとどめたり、建具の数を減らした大きなワンルーム空間とするなどで、ローコストな建設費を実現していますが、住まいの骨格は、快適な生活のベースとなるように造り上げることができたと思っています。
「とんがり屋根の家」の現場の様子は、こちらからどうぞ
 

04
27
 お引渡後のご挨拶に伺って来ました。

お引渡ししてまだ一月経たない頃でしたが、手直し工事の確認もあって、「とんがり屋根の家」にお邪魔してきました。
工事コストを押えるため、家具類は必要最小限におさえ、引越の後、施主自身で作り込まないといけないところがたくさんある計画でした。
キッチンはステンレスカウンターのコンロとシンクのみで、食器や調理器具の収納は施主の手作り組立てに残してありました。

工務店さんのキッチン工事はここまででしたが、

壁のタイル張りから、壁付けの棚、カウンター下のワゴン収納、タオル掛けまで、しっかりでき上がっていて、もう生活が地に着いた感じです。
クロゼットの棚とハンガーパイプ、駐車場収納の扉まで、でき上がっていました。

さすがに駐車場の収納扉は、友人の家具屋さんに頼んだのだそうですが、コストを押えながらも、考えた造りになっていました。

 
荷物の多いご家族なので、まだ片付いていないかと思いながらお訪ねしましたが、必要な家具を作り込んで、思いのほか片付けが進んでいらっしゃいました。

ご主人のガンプラも納まっています。
竣工写真は、カメラマンでもあるご主人が、引越前と引越後荷物の片付けが一段落したところで撮影してくださいます。
こちらでもアップしていきますので、お楽しみに。
工事中の「とんがり屋根の家」の現場のようすはこちらから。
竣工時の様子は、こんな感じでした。


 

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18
 審査機関による完了検査終了

施主のセルフビルドにより、工事金額を押えた木造3階建ての住宅「とんがり屋根の家」の現場も大詰めです。
確認審査機関による完了検査を向えました。
この現場では、工事がはじまってからの変更もなく、問題点は何もないと確信しているとはいえ、検査済証がおりるまでは気になるものです。
審査機関より2人の検査員がいらして3〜40分の現場確認の後、 検査終了。
あとは検査済証を取りにいけば良いだけとなりました。

施主によるセルフビルドも大詰めです。
ほとんどの壁面、天井の塗装が完了しています。
この現場では、塗装の色も、カメラマンやクリエーターでもある施主におまかせでのセルフビルドです。
塗料も施主のお知り合いからのお薦めがあったということで、株式会社フィルというところのものだそうです。
塗料には、なかなかユニークなネーミングがされています。

リビングの壁には、「甘い練乳」の白と「クジャクの羽」の濃い青
奥様の創作コーナーの壁は、「カルデラ湖の水」の空色

寝室には、「爽快な朝」の白


もう少しで施主工事も完成です。
工務店さんの残り工事も、同じくあとわずか。来週には引渡を予定しています。

 
 

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 セルフビルド

「とんがり屋根の家」の現場の足場がはずれ、とんがり屋根の姿が見えて来ました。
室内には、プラスターボードが張られることで、室内ボリュームが見えてきました。


3階へ向う階段からは、とんがり屋根の裏側、上昇する室内空間がわくわくさせてくれます。

ボードは、工務店さんがとてもきれいに張ってくれました。このまま仕上でもいいくらいです。
 
「とんがり屋根の家」は狭小敷地に建つ小さな3階建て住宅です。
小さな敷地でも、世田谷の良好な公園が近くにあって、子育てに良く、忙しく働くクライアントにも、充実した都心での生活を過ごせる絶好の敷地です。
ちょっと土地に予算がかかった分、建築コストを下げるために、この現場ではクライアントのセルフビルドが検討されました。
手作業の好きな方でないと、セルフビルドはつらくなることが多いのですが、今回のクライアントは、ものづくりの経験が豊富な方なので、大丈夫そうです。
室内がある程度進んだところで、工務店さんが一旦抜けて、施主工事の始まりです。


今回は、壁天井の塗装工事が、施主によるセルフビルドでまかなわれます。
プラスターボードのジョイント部分には寒冷紗張りをすることで、塗装の割れを押えます。塗装のセルフビルドは、寒冷紗を張るところから始まりました。
次に、ボードをとめているビスのヘコミをパテで埋めて、ペーパーをあて、平らにならす作業を繰り返した後に、塗装となります。

天井塗装、特に下地づくりからはとても大変なのですが、そこもがんばってくださるということになりました。
工務店は、キッチン廻りの工事が続いて入るということなので、キッチンの壁は先行して仕上げていました。

なかなかきれいに仕上がっています。期待できそうです。
この日で施主工事はおよそ3日目。まだ先は大変です。たのしんでいただけるといいのですが。
これは施主工事ではありませんが、ルーフバルコニーの赤い屋根が、なかなかきれいでした。