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 金物工事打合

「中庭を造る減築リフォーム」の現場の進行状況の確認と金物工事打合にいってきました。

中央高速で向かう楽しみの1つは、富士山です。この季節は空気も澄み、とてもすばらしい富士山を見ることができます。

隣地との離れが極端にない部分では、こちらの外壁だけでなくお隣の外壁も仕上状態が悪く、雨漏りのために構造体自体をいためていました。
今回こちらの外壁のやり直しに合わせて、お隣の外壁も一部ではありますが補修することとなり、その工事の分だけこちらの工事の段取りが遅れてしまっています。
そのあたりの状況と工程の説明のために、クライアントにも来ていただき説明をさせてもらいました。

こちらの工事では、現状のスケルトン状態のうちに取付けておかないといけない金物の下地の打合を進めました。
薪ストーブの遮熱板の取付け下地、CDや文庫本用の鉄板本棚、6mの長さになるお子さん3人のために勉強机の受け金物、テレビ置きカウンターの下地、中庭のベンチの受け金物、室内物干、吹抜けにつけるハンモックの取付け下地などなど、断熱のウレタン吹付け工程との絡みで検討しなければならない下地の造り方です。
お隣の外壁工事との絡みでの遅れもありますが、こちらの金物下地が遅れるようでは、断熱工事へと進めません。
今回の打合で、現場もスムーズに進んでいくことと思います。

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 着工式

ほぼ築40年となる鉄骨造の住宅のリノベーションが始まります。
延床面積55坪ほどの鉄骨造のお宅です。
数年前に増築されているのですが、そのために暗くなったダイニングキッチンを明るく風通しよくしたい、中庭をつくりたい、家事動線を良くしたい、適材適所の充実した収納を考えたい、そして、お子さんとの時間を楽しみたい、などのご要望を受けて、部屋の一部を中庭にかえる減築型のリノベーションというプロジェクトです。

リノベーションなので、地鎮祭はないのですが、工務店さんの社長の音頭のもと、四方のお清めをして、着工式を執り行いました。
お引っ越しも済んで、後は細かな荷物を運ぶだけです。
そんな荷物の中に、クライアントご夫婦の結納飾りのセットがあったものですから、みせていただきました。
最近は結納をされている方は、どのくらいいらっしゃるんでしょうか。
着工式もそうですが、節目節目を大切にするというのも良いものですよね。気持が新たになります。結納飾りをみせていただきながらそんなことを改めて思いました。

解体前に、リノベーション後にも使うために取り外しておいてもらう物の確認をしました。
再利用する物もあるのですが、使うわけではないのですが、これはとりわけ大切に残したいもの。
3人のお子さんの成長の記録(柱の傷)です。新しくなったキッチン近くに、また取付けます。

着工式、工務店さんとの打合の後、クライアントとの打合。工事金額を押えるために施主施工の工事がいくつかあるのですが、そのための打合でした。
本体工事の工程にあわせて、施主施工工事が入ってきますので、 時間の調整に気を配らなければなりません。

 
 

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 断熱工事完了、ボード張りが始まりました。


断熱工事が完了しました。
もう暖かい季節になってきていますが、断熱材で覆われただけで、暖かくなったように思います。
建主さんが、朝のまだ寒い時に現場に入ると、やっぱり暖かく感じるそうです。
理屈としてはそうなるはずですが、実感していただいているというのは、提案を理解していただいているということで、嬉しいことです。

断熱材の吹付けが終わったのを受けて、軽鉄下地へのプラスターボードの取付が始まりました。


屋根の直し工事も進んでいます。
屋上の陸屋根部分のシート防水は、何度かの補修工事をされているということで、平場の傷みはないようなので、問題はないかと思っていましたが、パラペットの笠木をはずしてみると、防水端部の処理に問題が見つかりました。
この笠木は内部に水が廻ることを認めているつくりのものなのですが、この防水の止め方では、強風の時などに、雨漏りしかねません。

実際に、雨漏りしていたかもしれません。漏っていた量がすくなかったり、耐火被覆に吸われて、気がつかなかっただけかもしれません。
建主さんにも、現状を確認していただき、まず見積は取りますが、パラペットの天端を、防水材で包込むように補修してもらう方向で、工事の段取りを進めてもらうこととなりました。
リフォーム工事は、思わぬところから問題点が発見されるものです。せっかくのリフォームのタイミングです。しっかりした調査と補修をしておきたいものです。
 

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 墨出確認と外壁の確認

先週は状況確認ために、何度も現場に通いました。これは先週3度目の現場からの状況報告です。
予定では、内装工事の軽鉄屋さんが、天井下地を吊りに、現場に入ってきているはずなのですが、どこかの現場で引き止めされていて、こちらの現場になかなか入って来れないとのこと。
消費税アップに関係して、この時期、職人さんの取合いで、工程監理はままならないようです。
現場の各階の墨出も遅れていて、2階は、既存斜め壁にそった通芯が出ただけで、まだきまっていません。
そこで今日は、事務所の松本が、現場監督さんの手元として、墨出の手伝いです。
本人は、墨出はカッケーとかってことで、生き生きしながらやっています。
実際は、既存図面と現場の現状との食い違いを確認しつつ、現状に合うように壁の位置などを調整しながらの墨出です。他との取合いを考えながらですから、少し時間のかかる作業です。


内装がはがされ既存ALCが露出し、外部に足場があって、外壁の様子が確認しやすいこのタイミングで、外壁の様子を確認しています。


内部からはっきりとALCのクラックが見えている部分、外部のタイルにひび割れがおきている部分、雨漏りの痕が確認できる部分など、補修をどうしていくか、現場監督さんとともに、対策を検討しなくてはなりません。
意外としっかりしているのですが、20年以上の建物ですから、外部のシーリングもそろそろ打ち変えた方がいいようです。足場のかかった時期にしておいた方がいいと思うのですが、予算もある事です。建主さんとの相談も必要です。
先週2度目の現場では、墨出の確認中に、建主さんがたまたま現場前を通られたので、現場の様子を確認していただき、窓の開け方の変更他、外壁の件なども相談させていただきました。
まずは、外壁補修の見積を工務店さんから出していただき、建主さんにも検討をしていただきます。 
建主さんも、現場を見ていただき、状況による変更もふくめて、進行を楽しみにしていただいているので、我々も喜ばしいのですが、なにかと思いもよらぬことが起こる鉄骨造のスケルトンリノベーションです。こちらとしては、身を引き締めてかからねばなりません。
 

01
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 現場が静かなうちに現場確認してきました。

全面リフォームの現場ではよくあることですが、この現場も、既存図面との整合性のとれていない現場です。

昨年、床スラブの新規穴あけや新設窓のための外壁解体位置など、解体途中に確認してきましたが、解体現場の騒がしい中ではなく、新年早々、現場が始まる前の静かなうちであれば、少し落ち着いて現場の状況確認ができるだろうということで、現場に行ってきました。



現場は鉄骨造にALCの外壁の古い造りです。外観だけではALCの割付などわからなかったのですが、室内の仕上げと下地が取り払われることで、ALCの割付、補強で入っている鉄骨など、見えなかった物が見えてきました。
そういった既存からの制限により、窓のサイズや位置を変えないと合理的に納まらなかったり、既存の補強を調整変更してもらわないと、間取りがまとまらなかったりします。また、新たに、こうしたらより良くなるんじゃないってところも見えてきました。

リビングの小さな吹抜になる部分。ある程度想定できていたのですが、既存図面より低い位置から、北側斜線の関係で、柱が曲がってきています。3階の造りかたに修正を加えねばなりません。

新たに室内階段を造るために開けたスラブ開口です。
古い鉄骨造の建物ですから、やたらとスラブに穴を開けることは構造上の強度を落とすこととなりかねません。
今回の計画での3、4階の室内階段の位置などは、構造設計と協議の上、スラブ開口位置を決め、 そこからプランニングがスタートしてます。
この階段廻りの窓の開け方は、ALCの割付や近隣との関係で、少し修正した方が良さそうです。 ずっと良くなりそうなアイデアも出てきました。

不思議なことに、屋根版のALCと小屋梁の間にコンクリートブロックが埋まっていました。何の必要があったのか?わざわざこんなところに差し込むには、訳があったように思うのですが、ぐらぐらしていて、こんな物が地震で揺れて落ちてきたら大変です。現場には確認の上、とってもらうようにお願いしておかないと。


 

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 鉄骨造住宅のリフォーム。打合せ進んでます。


先週、鉄骨造4階建ての事務所兼住宅をいう建物のリフォーム計画の打合せをしてきました。
そんなに古い建物ではなかったので、図面との大きな違いはないだろうとおもっていましたが、やはりリフォームはなめてはいけない。 (ノ_・。)
期待はけっこう外れ、実測して事務所に戻って図面化すると、どこかがあわなくて、2度3度とおじゃまさせていただき、なんとか今の状況を把握(したつもり)。
実測と平行して、プラン打合を何度か重ねてきました。
広さとすっきり感と明るい家、子育て奥様の家事楽プラン、家族の家族による家族動線、お子さんたちとの生活を楽しめるリノベーション、そして、広〜いバルコニーと、思いをひとつずつ整理して、奥様からも、素敵なアイデアをいただき、だんだんと「素敵な家度」があがってきました。
さすがに4階建て!、北側斜線が、もう、3階から、しかも2方向からかかってきます。
模型も新たに二つ作って、壁の傾きや内部のつながり具合を確認していただき、方向性がきまり、そろそろ基本設計がまとまりそうです。