05
20
 セルフ地鎮祭

「アトリエのある小さな家」の現場がスタートします。

間口が狭く奥行の長い、いわゆる狭小敷地に、アーティストであるご夫婦のアトリエと作業場所のあるちいさな2階屋の計画です。
訳あって、この現場では、我々の設計監理はないのですが、先日、地鎮祭を行いました。
初めての経験でしたが、この地鎮祭は、神主さんのいないクライアント自ら取り仕切るセルフ地鎮祭でした。クライアントはその前日、神社に出向きお清めをしてもらってきていて、セルフ地鎮祭キットをいただいてこられました。

初めて見たのですが、お神酒、米、塩、砂に鎮め物のセットがあるんですね。
神主さんから、手順を教えてもらってきたということで、ほぼいつもの地鎮祭と同じように土地の神様に工事の安全を願いし、四方清めの作法をおこないました。


四方清めがちょっと変わっていて、お神酒とともに撒く塩と米には、あらかじめ砂を加えて混ぜたものを使いました。

四方清めの後、玉串を敷地鬼門の方向に立て(これも見たことのない作法でしたが。)
最後に、ふたたび二例二拍手一例して、神様に感謝をして地鎮祭をまとめました。

地鎮祭の前には、工務店の張った地縄の位置の確認をさせてもらいました。
管理のない現場ですが、うちの事務所から近いので、ときどき寄らせてもらう予定です。