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 鉄骨階段取付

「国道沿いの住宅」では、断熱材(現場発泡硬質ウレタン)の吹付けが終わったのを受けて、軽鉄下地部分のプラスターボード張りが進みました。

天井まで貼り終わってくると、はっきりとスペースの形が見えてきます。
この写真でまだ貼られていない外壁部分は、GL工法という石膏系のボンドで貼付ける方法で、プラスターボードを貼っていきます。

北側斜線の影響で、既存の外壁、柱、梁がかなり勝手な角度で勾配をつくっている部分があります。その部分のボード張りの納め方はまだまだ不十分で、軽鉄下地の仕事では、細かく納めきれない部分が残ってしまっています。残りは、大工さんが入ってからの調整にまかされています。
本来の工事工程なら、断熱材の硬質ウレタン吹付けが始まる前に取り付いているべきなのですが、ようやく鉄骨階段が取り付きました。
鉄骨階段の取付けには、どうしても熔接しなくてはならない部分があります。ウレタンは、難燃性とはいえ 燃える材料ですから、ウレタンが吹かれた後からでは、慎重に熔接しないといけなくなります。現場としては、やりたくない工事になるのですが、ここにも、ここのところの業界の混乱が現れています。

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 断熱工事完了、ボード張りが始まりました。


断熱工事が完了しました。
もう暖かい季節になってきていますが、断熱材で覆われただけで、暖かくなったように思います。
建主さんが、朝のまだ寒い時に現場に入ると、やっぱり暖かく感じるそうです。
理屈としてはそうなるはずですが、実感していただいているというのは、提案を理解していただいているということで、嬉しいことです。

断熱材の吹付けが終わったのを受けて、軽鉄下地へのプラスターボードの取付が始まりました。


屋根の直し工事も進んでいます。
屋上の陸屋根部分のシート防水は、何度かの補修工事をされているということで、平場の傷みはないようなので、問題はないかと思っていましたが、パラペットの笠木をはずしてみると、防水端部の処理に問題が見つかりました。
この笠木は内部に水が廻ることを認めているつくりのものなのですが、この防水の止め方では、強風の時などに、雨漏りしかねません。

実際に、雨漏りしていたかもしれません。漏っていた量がすくなかったり、耐火被覆に吸われて、気がつかなかっただけかもしれません。
建主さんにも、現状を確認していただき、まず見積は取りますが、パラペットの天端を、防水材で包込むように補修してもらう方向で、工事の段取りを進めてもらうこととなりました。
リフォーム工事は、思わぬところから問題点が発見されるものです。せっかくのリフォームのタイミングです。しっかりした調査と補修をしておきたいものです。