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 上棟しました

 

工務店の倒産により、大変遅れていた現場ですが、先週の土曜日、新たな工務店とともに、ようやく上棟を迎えることができました。

午後5時より、施主、現場責任者、設計者の3者による四方清めのあと、薄暗くなるまで、現場の責任者、大工さん、各設備業者さんに、施主にご用意いただいたごちそうをいただきながら、くつろいだ時間を過ごしていただきました。


上棟式は、建物の構造体を完成する工事まできたことへの感謝と、これからの工事の安全を祈願しての儀式ですが、これから工事を進める職方さんに建主さんを知ってもらい、この工事への意義を感じてもらうためにも大切な行事です。
顔も知らない施主の住まいを造るより、どんな建主なのかを知ってもらった方が、作る側にも意欲が湧くというものです。
式自体は、短い時間かもしれませんが、 ちょっとしたこの交流会は、意外と大切な時間なのだと思います。
直会の間に、実際の位置から周辺を見てもらいながらのガラスの種類の確認をしていただきました。
また、トップライトの位置確認では、 化粧梁の上にまでのっていただき、ありがとうございました。

 
 

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 上棟式を迎えました。

1月20日、快晴のなか、木造としては長かった基礎工事を終え、やっと上棟を迎えました。
甲府での上棟式ははじめての経験です。
地鎮祭も、東京での仕事が多かった僕としては、とても立派な神事でしたが、
上棟式も同様に神主さんはいらしゃらないのですが、棟梁を中心にした、しっかりとした神事でした。
一番の驚きは、女性が式に参加できないこと。
奥様もお母様も娘さんも来客の方々も、ともかく女性はすべて式の間は、
皆さん駐車場に控えていただいていいました。
中学のお姉ちゃんの見守る中、幼い長男が施主とともに神事に参加します。
嫡男としての意識が芽生えるような場面でした。

柱を叩き締める儀式や、家長を清める儀式など、東京ではみたことのないものでしたが、
ちょっと楽しかったのは、下の写真。
参列者への引き出物が、バケツに入れられるのです。
バケツの中のものは、東京と同じように、赤飯やお酒などなのですが、
上棟式の帰りの皆さんは、このバケツを持っているのが普通の風景だそうです。
なぜバケツかというと、火事の時にはこのバケツを持って消火の手伝いにこいよってことだとか。

最後に、はじめての体験。餅投げ。
子供の頃、近所に上棟式があると丸餅やお金を拾いに出かけたものでしたが、
この仕事を始めてからは屋根に登って餅を投げたのはじめての体験でした。

上棟式はまだ中間点です。プレカットの技術が進んだ今の工事では、ここまでがやっと半分というよりは
さあこれからっていうくらいのタイミングですが、これだけに式をしていただけると、
我々も、そして工事に関わる職方さんも、気持よく工事を進められるのでしょうね。