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 着工式

ほぼ築40年となる鉄骨造の住宅のリノベーションが始まります。
延床面積55坪ほどの鉄骨造のお宅です。
数年前に増築されているのですが、そのために暗くなったダイニングキッチンを明るく風通しよくしたい、中庭をつくりたい、家事動線を良くしたい、適材適所の充実した収納を考えたい、そして、お子さんとの時間を楽しみたい、などのご要望を受けて、部屋の一部を中庭にかえる減築型のリノベーションというプロジェクトです。

リノベーションなので、地鎮祭はないのですが、工務店さんの社長の音頭のもと、四方のお清めをして、着工式を執り行いました。
お引っ越しも済んで、後は細かな荷物を運ぶだけです。
そんな荷物の中に、クライアントご夫婦の結納飾りのセットがあったものですから、みせていただきました。
最近は結納をされている方は、どのくらいいらっしゃるんでしょうか。
着工式もそうですが、節目節目を大切にするというのも良いものですよね。気持が新たになります。結納飾りをみせていただきながらそんなことを改めて思いました。

解体前に、リノベーション後にも使うために取り外しておいてもらう物の確認をしました。
再利用する物もあるのですが、使うわけではないのですが、これはとりわけ大切に残したいもの。
3人のお子さんの成長の記録(柱の傷)です。新しくなったキッチン近くに、また取付けます。

着工式、工務店さんとの打合の後、クライアントとの打合。工事金額を押えるために施主施工の工事がいくつかあるのですが、そのための打合でした。
本体工事の工程にあわせて、施主施工工事が入ってきますので、 時間の調整に気を配らなければなりません。