篠崎の家

30代のご夫婦の住まいです。
コンクリート打放しのイメージから計画は始まりました。
ハードと思えるコンクリートやモルタルや鉄といった素材は工業製品ではありますが決して冷たい無機質な材料ではありません。作り手の手技の跡や、ムラなどが「味」となってとても親近感や愛着の持てる”暖かい”材料になります。
モダンでシンプルなデザインの中にこのように素材感のある材料を、ややアンティークな表情に仕上げると時代を経た家具や照明や小物が驚く程活き活きと輝き始めます。
「和」「洋」のスタイルの枠を超え、既に100年昔の「モダン」をレトロと感じられる今だからこそ優しく快適な空間表現と言えるのかも知れません。
所在地 :
東京都江戸川区


用途地域:
第1種住居地域


構造規模:
木造3階建て


敷地面積:
128m²/38.72坪

建築面積:
76.71m²/23.2坪


延床面積:
186.34m²/56.36坪

家族構成:
夫婦+子供二人
両親、ご主人妹

主な仕様:
床:タイル、フローリング、モルタル金鏝おさえ
壁、天井:塗装

構造設計:
構造設計工房

竣工  :
2011.12

施工  :
有限会社 大和住建