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 マンションリフォーム_墨出し確認

「アジアンテイストリフォーム」の現場は、解体が終わり、墨出しが始まっています。
墨出しは、新しいプランの工事の位置を墨汁や白墨で、描くことですが、マンションリフォームの場合は、既存の構造躯体の中に、新しく計画したプランの間取りが、収まるかを確認することでもあり、床や天井などのコンクリート部分に、新しい壁の位置や設備の位置を描いていくことです。

このマンションの場合は、古い建物ではないので、基本的に大きな問題はないと思われます。
ただ、詳細な寸法の入った図面が、竣工図としてまとめられていません。とりわけ、構造梁や動かすことのできないパイプショフトの位置が、明記されていない。
墨出しをして間取りの状況を確認をしておかないと、どこかで少しづつズレが生じて、入るものが入らなくなったり、後から余分な手間がかかったり、納まりが綺麗でなくなったりします。
そんなわけで、現場には、いつものことではありますが、まず、詳細な墨出しをお願いしています。
 

高さの確認も必要で、写真は浴室の高さの確認。
今回はユニットバスを使いますが、少し天井高さの高いものを使います。図面上では治まるはずなのですが、発注する前に一応の確認です。問題ありませんでした。

パイプシャフトの位置が、既存図面から測った位置とは少しずれていたようです。
シャフトの壁が、少し配水管に当っているようです。調整が必要なようです。

天井の梁と壁の位置を確認しているところ。
梁の位置と壁の位置を関係つけていたのですが、既存図面から読み出していた梁の位置と実際の梁の位置が数センチずれていました。
その数センチで、ちょっと見た目が良くないし、現場もやりにくくなるということで、計画位置を少し調整することとしました。
全体の墨出しの完了後に、クライアントにも確認をしていただく予定です。