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 上棟式を迎えました。

1月20日、快晴のなか、木造としては長かった基礎工事を終え、やっと上棟を迎えました。
甲府での上棟式ははじめての経験です。
地鎮祭も、東京での仕事が多かった僕としては、とても立派な神事でしたが、
上棟式も同様に神主さんはいらしゃらないのですが、棟梁を中心にした、しっかりとした神事でした。
一番の驚きは、女性が式に参加できないこと。
奥様もお母様も娘さんも来客の方々も、ともかく女性はすべて式の間は、
皆さん駐車場に控えていただいていいました。
中学のお姉ちゃんの見守る中、幼い長男が施主とともに神事に参加します。
嫡男としての意識が芽生えるような場面でした。

柱を叩き締める儀式や、家長を清める儀式など、東京ではみたことのないものでしたが、
ちょっと楽しかったのは、下の写真。
参列者への引き出物が、バケツに入れられるのです。
バケツの中のものは、東京と同じように、赤飯やお酒などなのですが、
上棟式の帰りの皆さんは、このバケツを持っているのが普通の風景だそうです。
なぜバケツかというと、火事の時にはこのバケツを持って消火の手伝いにこいよってことだとか。

最後に、はじめての体験。餅投げ。
子供の頃、近所に上棟式があると丸餅やお金を拾いに出かけたものでしたが、
この仕事を始めてからは屋根に登って餅を投げたのはじめての体験でした。

上棟式はまだ中間点です。プレカットの技術が進んだ今の工事では、ここまでがやっと半分というよりは
さあこれからっていうくらいのタイミングですが、これだけに式をしていただけると、
我々も、そして工事に関わる職方さんも、気持よく工事を進められるのでしょうね。

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 垂木がのり、筋違を固めています。

16日に現場確認してきました。
前回の現場確認からあまり日が経っていませんが、屋根には垂木がのり、壁には筋違が入り、建物がしっかりと固まってきました。
足場がかかっていて、壁がつくられているわけではないので、わかりにくのですが、建物のシルエットがすこしわかるでしょうか。
写真は敷地下側の緑道から見上げたところです。リビングの窓の様子が分かります。
こちらは前面道路側。駐車場と玄関ポーチの側です。緩勾配の屋根シルエットが見えてきました。
雪残る冷え込む日でした。大工さんご苦労様です。
もうすぐ上棟式です。

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 建て方が進んでいます。

基礎のコンクリート打ち込みを、年末のとても寒いときにしていたで、養生の具合を心配していましたが、シートとジェットバーナーのおかげで、コンクリートが凍結で荒らさせることなく、きれいに打上っていました。
左官屋さんも5回程押えたそうです。冬場のコンクリートは水の引きが遅いので、左官屋さんには遅くまでの大変な作業だったと思います。
新年からは、型枠のばらしに続いて8日より土台敷き、10日の現場では、建て方の2日目でようやく桁廻りまで組み上がってきていました。

天気はよかった中で、見え隠れしていた富士も夕方にははっきりと姿を現し、2階リビングからはこんな感じで。

まだまだ日照時間の短いこの時期、とりわけ南東斜面の現場では日の落ちるも早く、早々にライトを付けての作業でしたが、もう終了という時間でした。

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 2階部分基礎配筋検査

21日、遅れていた2階部分の基礎配筋検査を、構造設計の北島さんとおこなってきました。

普通の木造基礎であれば、構造設計者の立会がなくとも検査してくるのですが、この住宅は、2階が道路面となる敷地のため、車庫のためのコンクリート基礎が 控え壁とともに跳ね出す構造になっています。そのあたりのちょっと複雑な配筋のポイントの確認をお願いしています。

そのポイント部分の確認、指示をしてもらって、検査終了。
今年の現場は、基礎の立上がりまでコンクリート打をして終了。
新年はいよいよ建て方です。