10
2
 完了検査終了

工期が延びていたこの現場も、審査機関による完了検査を迎え、無事終了しました。
検査済み証も、建物のお引渡までにはおりることと思います。

現場は、バルコニーなど外構工事を少し残し、内部ではクリーニング中でしたが、つづいて我々設計事務所による引渡し前検査です。
これまで現場に足繁く通い、間違いの無いように監理してきたので、おおきな問題はないのですが、現場がきれいに片付けられて、初めてみえるものも出てきます。
引出しのスムーズさや扉の開き具合、機器類の動作確認、仕上げに汚れやムラはないか、脚立に登って、猫タワーやキャットウォークなどにも塗装の様子や汚れなどの確認と、細かく見て回り、チェック部分には付箋を直接はっていきます。
これから、お引渡までの数日間の間に、修正工事をしていただき、工事の完了を確認後に、お引渡となります。


現場の皆さんは、皆さん一生懸命に工事をしてくださいました。
大工さんも、こちらからの要求に対して、丁寧に対応してくださいました。
それだけに、工期が延びて建主さんにご心配をおかけしてしましましたが、長い目で見ていただければ、この丁寧な仕事の良さは、伝わることと思っています。
この現場では、地階の蓄熱暖房機からの暖気は、1階の床下にたまり、床の穴から抜けたり、壁の中を通ったりしながら、2階へと登っていきます。
この写真は、そんな床の暖気を、上階へとあげるための点検口を兼ねたフローリングの 穴です。きれいに造っていただきました。
お引渡しはもうすぐです。

09
26
 オープンハウスのお知らせ

急なご連絡ですが、建主さんのご厚意により、オープンハウスを開催することとなりました。
皆様のご批評を頂ければと思います。ご都合がよろしければ、ぜひお越し下さい。

杉並区の閑静な住宅街、南向きに建つ
「猫と暮らす小さな家」
9月28日(土) 14時半より17時まで
猫道、猫梯子、お昼寝用窓台など、施主と猫が
心地よく楽しく暮らす空間作りを考えました。
地階1階、地上2階。木造部構造体はSE構法。
断熱、通気に配慮し、小さいながらもおだやかで快適な住まい作りを心がけました。
建築概要
地下1階、地上2階 木造+RC造
建築面積 29.81m2
延床面積 83.63m2
担当   磯村一司+松本尚子
施工   和光建設株式会社 栗原昭
建築家との家づくりに興味のある方、家づくりを検討されている方など、ご都合の良い方はご連絡ください。
詳細な案内をお送りいたします。
これまでの様子は、こちらから
「猫と暮らす小さな家」 

09
13
 家具がぞくぞくと!

猫と暮らす小さな家も、とうとう終盤。引き渡しにむけて、職人さん、工務店さんも気合い充分です。
製作を御願いした家具屋さんのキッチンカウンターが到着いたしました。

大工さんが製作してくださっている、玄関、パントリー棚、リネン収納も納まっています。
そして、このおうちの大切な家族の一員、猫のYくんのための猫はしご。いろいろ検討してみたものの、気に入ってくれるか非常に気になります。

 
工務店さんにぎりぎりまで変更を御願いした鉄骨階段も段板がきれいに納まっています。つきあって下さった工務店さん、鉄骨屋さん、一枚一枚段板を現場で仕上げ、階段脇の壁も丁寧にしあげてくださる大工さんに感謝。

給排水の設備屋さんがかわいいユンボで作業してくださっている右ヨコにひっそり映っているのが、お施主さんが小淵沢のアトリエまで脚を運んでお選びになった照明器具です。

浴室にもタイルが貼られ、鋳物琺瑯のバスタブにエプロンがつきました。

 
 
 

09
6
 家具がはいりました。

内部の工事が進んでいます。
家具屋さんに御願いしているキッチンの吊り戸、食器棚がはいってきました。

大工さんに製作を御願いしている家具も、パントリー棚、下駄箱、ベンチ、猫道、カウンターと次々仕上ってきています。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
給排水の設備屋さんが参上してライニングに水栓の設置準備をしてくださっていました。

家具が搬入され設備が設置されだすと、現場も終盤。最後まで気を抜かずに進めていきたいと思います。
 

09
6
 足場が外れました

やはり足場が外れると、外観もずっとすっきりと確認できます。
猫と暮らす小さな家は 地下1階、地上2階のSE構法の住宅です。
間口1間半の細長い居室の部分と、間口1間の立て動線の部分の二つのブロックでできています。外壁では、その部分を色分けで表現しています。

足場が外れたことで、これから外構工事です。アプローチの舗装と手摺高さが2mになるバルコニーの骨組み工事がはじまります。

室内では、大工さんが家具工事の作成に追われています。
既に猫ちゃんの遊び場、くつろぎの場となる棚板が壁に埋められました。
今回は棚板にベニヤ(積層材)をつかっているのですが、その木口を隠すのではなく、積層の様子を化粧としてみせることにしました。以前はシナの共芯ペニヤを使っていましたが、今回はロシアンバーチの合板です。この材料もきれいにベニヤの積層を見せてくれています。


防水工事が終わっていた浴室には浴槽が設置されました。
浴槽は大和重工さんの鋳物琺瑯浴槽。やはり浴槽は鋳物琺瑯がいいですね。
それぞれの住宅でのデザインのまとめ方ということはありますが、琺瑯の質感、鋳物の重厚感、中途半端な樹脂系大理石などとはちがって、段違いな気持良さです。
浴室外壁や基礎廻りは、当然、断熱材で包まれていますが、浴槽自体にもウレタン断熱が施されていて、お湯は冷えにくくなっています。今回は、このウレタン断熱材を少し厚めにお願いしました。
浴室の壁はこれで仕上がりです。FRP防水をそのまま見せるスタイルでトップコートを白塗装しています。

 

08
28
 シートが外れて外観がみえてきました。

お盆休み前には吹付けが完了していた外壁ですが、シートがはずされて外観が確認できるようになってきました。

ようやくシートが外れた段階です。これから外壁への取付けるもの(照明器具や樋、屋上へのタラップなども)を取付けたら足場の解体です。足場が解体された後にバルコニーの工事、外構工事へと進みます。

南面には木製のバルコニーが取り付きます。
内部の工事は、大工さんが暑い中、格闘中です。
以前、お風呂の防水下地、FRP防水の写真をアップしていますが、FRP面への塗装仕上げが済んだのをうけて、大工さんが天井の取付を終えたところです。
FRP面の仕上げ処理に、まだ荒い部分が残されており、こちらは修正と補修を頼んできました。

鉄骨階段も既に取り付いていて、仮の段板での上り下りが可能になっています。 仮の段とはいえ、上り下りが楽になりました。
壁廻りのささら桁は 、これからの大工さんの工事で、壁の中へ隠れてしまいます。
段板とイナズマ型のササラのみがみえる軽やかな階段になります。
天井板も、もう貼られていましたが、外部のシートがはずれたので、内部の天井がす〜っと空へ延びていく感じがでてきました。

リビングの壁には猫ちゃんのための柱と棚板が取り付きます。玄関のシューズクロゼット、リビングの飾り棚、猫ちゃんのトイレ置き場、洗面脱衣室の収納など、これからも大工さんの工事がしばらく続きます。
大工さんのが終わって、内装屋さん、設備屋さんへと工事が引継がれていきます。
工期は遅れてしまっています。建主さんには申し訳ない限りです。
あと一月とちょっと、お引渡しまでの時間がみえてきています。がんばっていきましょう。
 

08
11
 外壁の吹付け完了


「猫と暮らす小さな家」での外壁の吹付け工事が昨日完了しました。
エントランス部分と居室のある部分でツートンになるので、2回に分けての吹付け工事でした。今日は休日ですが、吹付けの養生はがしをしてくれているはずです。

吹付け工事の間、窓ガラスや外壁についているものは、全てシートで包まれ、吹付け材がかからないように養生されています。
そんな窓も開かない風通しのない現場の中で、しかもこの蒸し暑さがピークの時期に、大工さんは黙々と内部工事を進めてくれていました。

「猫と暮らす小さな家」は建築面積9坪弱、延床面積も地下を除くと18坪程度の小さな家ですが、2階のリビングの天井は、高いところで4mを超える天井高さのある勾配天井です。そらに向かって、天井が延びてゆく感覚でつくっています。

 
昨日の蒸し暑い中でしたが、地下は気温の低さが実感出来る場所でしたが、気温が低くても、このムシムシ感はいやなものです。ただ、気温が低く湿気が多ければ結露が起きてそうなものですが、それがないのは外断熱のおかげでしょうか。コンクリート躯体が、地面よりも冷えていないというのは一つの要因でしょうね。

08
3
 外壁工事・防水・そして勾配天井!

現場に到着すると、
ラスがはられていた外壁にラスモルⅡが施工されておりました。
左官下地の状況もぐっとワイルドな感じでいつも見とれてしまいます。

そして単管足場にひらひらしている白いもの。浴室のFRP防水です。
浴室壁は白いトップコートのFRP仕上げになります。

そして2階へあがると、前回リビング天井に目地底のシナテープが貼られていましたが、

とってもきれいにシナベニヤが貼られておりました。
写真はペンダントをつり下げる部分だけ、天井をフラットにしあげてくださっている棟梁です。うつくしい!
 

08
1
 ウレタン吹付けから壁下地へ

ちょっと報告がご無沙汰していた猫と暮らす家も、工程は遅れ気味ですが、ペースは上がってきています。
ちょっと前になりますが、省エネ4等級を目指すこの現場では、外壁、屋根裏に現場発泡のウレタンの吹付け工事が完了しました。



天井には160mm、壁には80mmの吹付け厚さになります。
2階リビングの天井高さが、MAXで4mを超えるこの小さな家でも、まずは断熱性能気密性能を高めることが大切です。現場吹付けのウレタンフォームは隙間なく外周部を埋めてくれます。
しかし、それだけでは天井の高い家では足下が冷えそうですから、夜間電力利用の蓄熱暖房機を地下に設置して、足下から暖気がゆっくりと上がってくるようにしています。
そして、上がってしまった熱気を地下へ循環させるカウンターアローファンも設置されます。(本体はもう付いてるんですが)

吹付けの完了した現場では、大工さんが壁をふさぎ、仕上げのための下地づくりを進めています。

リビング天井が高いために、こんな足場を作っています。
下地のボードを貼るのも、こんな場所では大変ですが、ここの天井は目透かしの板張りなので、下地のボードを貼って、目透かしの目地底に仕上げテープを貼っています。写真の天井はその状態です。
外壁工事も進んでいます。
今回始めて使う富士川建材の「ラスモル Ⅱ ノンクラック通気工法」。外壁が軽く、薄く、クラックが少なく出来る工法です。いつもと違う見慣れぬ下地の状態ができています。外壁もモルタル塗りの左官工事が始まります。

現場のこれまでの経緯はこちらから  猫と暮らす小さな家
 

07
26
 照明器具の到着

かれこれ1年ほど前、お施主様が実際にアトリエを訪問して購入なさっていた照明が、弊社事務所に到着いたしました。
やっぱり既製品とは全く違います。
設置される日が本当待ち遠しいです。

07
16
 水栓探しとタイル選びでショールーム廻り

先週になりますが、探していた水栓金物を確認するために、施主と待ち合わせしてショールームへ。
ショールームといっても、大手さんのような広々とした場所ではなくて、事務所のコーナーを使って展示しているようなところでしたが、スタッフの方は皆さん熱心で、とても気持のいい印象、これかなってのを決めてきました。
FONTE TRADING さんという愛媛県にある水廻り建材を扱ってる会社さんで、先日、たまたま営業に来てくださって、デザインがすっきりしているのに、コストも抑えられてて、一度見てみたいということで東京のオフィス兼ショールームを訪ねてみました。
水栓探しでしたが、FONTE TRADINGさんでは、ただいまモザイクタイルがアウトレット中ということで、半額セール。実はこの日はもう一つの目的がタイル探し。それはそれはということで、サンプルをおくっていただくことに。

タイル探しでは代々木の名古屋モザイクさんへ。
サンプルはよく送ってもらっていますが、同じ代々木なのに、名古屋モザイクさんを訪ねるのはとても久しぶり。
こんなにモザイクタイルがそろってたっけと驚く程の種類と展示があって、かえって迷う程です。圧倒されながらも、いろいろ確認できたことで、方向性はだいたいまとまり、FONTE TRADINGさんからのサンプルを確認できたら、決定できそうです。
 

07
10
 やっとのことで。

2階リビングの大きな開口。
先週運びきれずにお持ち帰りとなったFIXが無事に設置されています。

そして窓の枠廻りも準備完了。着実にウレタン吹付け準備が進行中。

地下には床用に断熱スタイロ50ミリが届いていました。施工に備え、電気屋さんが照明をたくさんつけてくれました。