03
12
 断熱改修についてのセミナーをします

今週末の17日(土)、ハウスクエア横浜の住まいづくりセミナーで、お話をします。
先月から週末に続けて、それぞれのテーマでおこなっていたセミナーですが、磯村が担当するのは、「断熱」についてのセミナーです。
テーマは、「来年の冬こそ暖かな家で!予算別・断熱性の高い家のつくり方」です。

断熱材の種類や選ば方、それぞれの良いところ悪いところ、気にしていなくていけないことなどをお話する予定です。
リフォームが良いか建て替えるかなど予算的なことも含めて考えると、個別に対応した方が良いテーマでもありますので、ご来場の皆さんからの相談を受けるような形で、ご説明するセミナーになれば良いと考えています。
会場;ハウスクエア横浜 横浜市都筑区中川1-4-1
電話;045-912-7473
時間;3月17日  11時〜12時
予約制 予約はこちらから
*当日のお電話でも予約可能
 

03
5
 「収納いっぱい子育ての家」が特集記事に紹介されています。

建築・インテリアの情報サイト「Houzz」では、47都道府県の美しい家を紹介している好評シリーズがあります。
2月は、東京の事例が紹介されていて、ギルド・デザインが設計監理をした住宅「収納いっぱい子育ての家」が、
「都市部らしい住まいの快適性を追求。東京23区内の美しい家12選」
に選ばれて、紹介されています。

「収納いっぱい子育ての家」は、お子さん3人とご夫婦の5人家族の住まいで、お子さんが遊んでいる様子が、キッチンにいるおかあさんにもなんとなく伝わるようにと、リビングに大きな吹き抜けのある住宅です。
大きな吹き抜けを中心とした間取りということもあって、足元が冷えないようにと、北海道レベルの断熱気密性能を付加することで、どこにいても暖かな住まいを実現しています。

間取りも少し独特で、スキップフロアーの床構成になっています。
リビングの下は全面床下収納のなのですが、リビングからは、ダイニングキッチン、主寝室、ウォークインクロゼット、リビング床下収納へと、らせん状に降りていきます。
壁には珪藻土、床はパインの無垢フローリングなど、自然素材をたくさん使った家でもあります。
竣工写真はこちらからご覧になれます。
「収納いっぱい子育ての家」 

02
26
 「茶の間のある家」1年検査

文京区でリノベーションした住宅「茶の間のある家」の1年検査にお邪魔してきました。
「茶の間のある家_リフォーム」は、築40年を超える木造住宅の耐震補強、断熱気密改修を中心に、いまお住いのクライアントのための生活に間取り変更などをしたリノベーション住宅です。

検査にお邪魔すると、片づけをされてはいるんだろうと思いますが、それでも、どこのお宅もきれいに使っていただいています。
それは、十二分な打ち合わせをさせていただいているからこそ、愛着ある住まいであり、使い勝手も良い証であるのだと思います。
「茶の間のある家」も、とてもきれいに使っていただいていました。
遊び盛りのお子さんが二人いるので、散らかりがちだと思いますが、お子さん達も自分達のスペースを上手に使っているようで、楽しそうです。

検査では、漆喰塗装の入り隅に一部ヒビが入っている部分が見つかったり、西日を直接受けるスチール製の玄関ドアに、若干の歪みが出るなどの指摘を受けて、修正・手直し工事の予定を立てました。
全体としては、大きな問題点はなく、検査は無事終了しました。
クライアントからは、暖かくて快適、使いやすいキッチンや洗面所など、嬉しい言葉をもらいました。

「茶の間」は、リビングであり、ダイニング、お客さんをお迎えする場でもある部屋です。小さな住まいならではかもしれませんが、多機能な部屋ながら、気持ちいい使い方をしてくださっています。
茶の間に用意しておいた棚や出窓は、子供達のおもちゃの収納場所というだけではなくて、作品やら小物たちで、可愛らしく飾ってありました。


 
畳とフローリングの取り合いもすっきり納まっています。


お子さん達の部屋は、家具を大工さんに造作してもらっていて、引き出し収納付きのベッドの下には勉強と本棚、洋服掛けのハンガースペースがあります。
お引き渡しの時には、穴だけ開けていたベッドのサイドボードと天井からの幕板には、ロープが張られて、落下防止のロープ柵が出来上がっていました。
2階のファミリールームは、お子さんの鉄棒練習場になっていました。
いまは、こういうものが購入できるんですね。
うちの中にこんな練習場所があれば、ちょっと嬉しくないですか?

 
「茶の間のある家」の現場や最近の様子は、ブログからご覧になれます。
こちらからどうぞ blog>茶の間のある家 
 
 

02
15
 「終のすみか」のテーマでセミナーします。

今週末になりますが、 アーキテクトスタジオジャパンの水戸スタジオ主催の建築展「未来をのぞく住宅展」に参加します。
「未来をのぞく住宅展」は、建築家による住宅事例写真や模型などの展示のほかに、住まいづくりについての疑問などを相談していただける会です。

 
10名の建築家が集まってのイベントで、
茨城県土浦市亀城プラザ 17日(土)、18日(日)の二日間です。
二日間で4回のセミナーを行いますが、17日の15時からは、
磯村が担当して、「終のすみか」のテーマで予定しています。
港南台の家(地熱利用の省エネ住宅)や、「猫と暮らす小さな家」は どちらのご夫婦だけの「終のすみか」計画でした。
最近では、「アジアンテイストリフォーム」もそうと言えます。
データによると、80%近くの方が、介護を受けながらも、自宅での生活を望んでいらっしゃるようです。
住まい方はいろいろだと思います。
高齢者ご夫婦のための住まいもあれば、二世帯、三世帯、ということもあるでしょう。
「終のすみか」とは、まだ元気なうちに、20〜30年を健やかに過ごしていくための計画です。
健康とバリアフリーについて、断熱性や趣味を大切にした住まい方を、事例を通して話しします。

02
13
 homifyの中国語のサイトにピックアップされています。

homifyは、住宅デザインやインテリア、収納雑貨などをワールドワイドで紹介するWEB SITEです。
以前、「路地が巡る家」の階段ホールや、「ろじのさき」が住宅密集地でも快適なスタイリッシュな狭小住宅として紹介されていましたが、今回は、中国語(北京語)のサイトで、「夾層設計: 22 個寬敞又明亮的美麗範例」として、ピックアップされました。

ピックアップされたのは「ろじのさき」の書斎コーナーとロフトの写った写真で、中国語は読めませんが、デザインされたロフトの紹介のようです。

「ろじのさき」の竣工写真は こちらから works>ろじのさき
「ろじのさき」の工事中の様子から最近のことなどは、こちらから blog>ろじのさき

02
7
 蓄熱型床暖房を体験してきました

水を使った蓄熱型の床暖房<アクアレイヤー>の体験で、イゼナHOUSEにお邪魔して、代表の前田さんから、興味深いお話を伺ってきました。

お邪魔した日は、寒波が来ていて、関東エリアは降雪・積雪で、寒々として日のお昼頃でしたが、イゼナHOUSEは、玄関に入るとすぐにわかるくらいのホカホカでした。
床暖房には、温水を循環させるタイプや、電気による発熱を使うものが一般的なイメージですね。
熱源としは電気、ガス、灯油などがあり、工事としては、パネル状になったものや薄い発熱帯シートを床材の下に敷き詰めていくとか、コンクリートや土間の中に埋めるものなど、細かくみていくと種類は多様で、使い方や使い場所を考えながら適材適所で検討する必要があります。
アクアレイヤーは、株式会社イゼナが提供している水を使った蓄熱型の床暖房システムです。水を温めて蓄熱し、輻射熱と床材を温めることによる熱伝導を使った床暖房になります。
この日も、電気代の安い深夜電力を使って水を温めているので、深夜電力の終わる時間、朝7時には温めおわっていて、お邪魔したのは5時間後くらいなのですが、蓄熱性の高さなのでしょう、玄関を入ってすぐにわかるくらい建物の中は暖かい状態を保っています。

住宅で蓄熱型の暖房を計画する時、蓄熱させる材として、よく使われるのはコンクリートであったり、土間であったりしますが、実は水は、コンクリートの2倍の蓄熱量があるのだそうです。蓄熱材としては、極めて優秀なのです。

水(湯)を使っているメリットのもう一つは、対流をするということ。
床暖房で、時々問題とされることの一つに、低温火傷があります。
一般的な床暖房では、温度は常に一定に供給されるために、人の座っているところは熱の逃げ場がなくて、どんどんと温まるため、長時間動かないでいる赤ちゃんやお年寄りは、気がつかず、低温で火傷を起こしてしまうというものです。
アクアレイヤーは、床の下に水の入った袋が敷き広げられているのですが、部分的に熱が溜まってくると、水の対流により、熱は他の部分へと拡散し、均一になっていきます。
それで、低温火傷は起きにくいのだそうです。
イゼナさんとしては、水の蓄熱性の高さをもっと積極的に使う「ヒートバッテリー」というシステムを展開し始めています。
アクアレイヤーよりもっとたくさんの水を使い、「熱の電池」 のようなものを作り、床暖房だけでなく、室内全体の温熱環境を調整していこうというものです。
第1号が完成して、これからデータを取っていかれるようです。
この「ヒートバッテリー」計画は、とてもシンプルなのに、可能性が広がるように思っていて、 展開が楽しみです。

イゼナHOUSEの床には部分的にアルミ製のフローリングが使われていました。
熱伝導性の良いアルミは、普通は冷たい床になりそうですが、暖房時はむしろ暖かく、夏場では体の熱を逃がしてくれるので、寝転がっているとひんやりと気持ち良いのだそうです。
これは、ワンコにはありがたい床かもしれません。

これは、災害時のセット。
アクアレイヤーにはたっぷりと水が蓄えられているので、災害時に断水した時に、その水を飲み水などに使うためにキットです。

アクアレイヤーは、とても快適な環境を提供してくれそうですが、まずは、建物の断熱気密性を高めておかないと熱は逃げるばかりです。
ようやく、関東エリアでも断熱気密への意識が高くなってきました。
ここのところ、ギルド・デザインとしては、省エネ4等級の住宅をお勧めしてきていますが、住宅メーカーではZEH仕様が基本となってきています。
ZEHのために、太陽光発電をするかどうかはともかくして、一次エネルギー消費量を押さえ、窓周りの断熱性の向上は、これからの住宅の大きな課題なように思っています。

 

02
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 「Love! Bathroom vol.3」終了

世界中から集めた水回り機器の逸品を取り扱うセラトレーディングと建築家31会とのコラボレーション企画展「Love! Bathroom vol.3」が終了しました。
1月19日から30日までに、セラトレーディングの乃木坂ショールームにおいでの方には、見ていただけたことと思いますが、「Love Bathroom」という言葉でイメージされる浴室空間を、31会メンバーの6人が、思いのままに模型展示していました。

最終日は、それぞれのコンセプトを発表して、31会メンバーに講評してもらう時間を設けました。
今回で3回目となる展示ですが、前回までとも違う、新しいアイデアに満ちた浴室空間の提案内容だったと思います。
建築家31会に参加する建築家の能力の高さを感じる、とても興味深い会となりました。





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 Best of Houzz 2018 を受賞しました

建築やインテリアの情報サイトHouzzでは、毎年4000万人以上のユーザーの間で、最も人気のあった住宅写真事例にたいして、「Best of Houzz(ベスト・オブ・ハウズ)」 を発表しています。
今年もギルド・デザインは、「Best of Houzz(ベスト・オブ・ハウズ)2018」を受賞いたしました。

選ばれた写真は、「Best of Houzz(ベスト・オブ・ハウズ)2018」のデザイン部門の「デッキ」で、「ろじのさき」の2階にあるデッキバルコニー部分です。
選ばれた写真は昨年と同じものでしたが、多くの方に支持されていると思うと励みになります。
Houzzサイトのプレスリリースはこちら
「ろじのさき」の竣工写真はこちらから works_「ろじのさき」
「ろじのさき」現場の様子はこちらから blog_「ろじのさき」

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29
 照明器具選びにショールームに


最近は住宅でも間接照明がよく使われていて、器具を見せない照明計画が多くなってきています。
ダウンライトの穴もないフラットな天井は、とてもすっきりしていて綺麗なものです。
間接照明では、ランプが見えないので、ギラッとした眩しさが目を刺激することもないのですが、ランプが隠れているだけに、取替えやメンテナンスに手間がかかるものでした。
器具がLEDとなり、メンテナンスが楽になったこともありますが、多くの人にとって、「明かり」が、明るさを求めるものから、住まいとの調和を求めるもの、調和を作り出すものへと、イメージが広がってきているのだと思います。

器具を見せない間接照明が使われるようになるとともに、照明器具自体もデザイン的に洗練されたものが欲しくなってきます。
部屋の性格付けには、ぜひこんな器具を使ってみたい、というものがあります。
そういう照明を確認していただきたくて、FLOSとlouis poulsenのショールームにクライアントをお連れしました。
最近は、日本の照明メーカーからも、デザイン的に良いものが出てきていますが、今回は、海外ブランドのお店でした。


 
 

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 「ろじのさき」がhomifyにピックアップされています。

「ろじのさき」が、住まいの写真情報サイト「homify」の特集記事にピックアップされました。

homify(ホーミファイ)は、世界の住宅デザイン・北欧インテリア・収納雑貨・DIYアイデアなど、最新の情報を得られる「住まい」総合ポータルサイトです。
homifyでは、たくさんの住宅に関わる特集記事が用意されていますが、「ろじのさき」は、「住宅地でも快適に過ごせるスタイリッシュな狭小住宅」として、紹介されています。
「ろじのさき」は、8坪ちょっとの建築面積の小さな木造3階建て住宅です。
南側に3階建て住宅が建ち、道路幅は1.8mという古くからの住宅密集地にあります。採光や通風、プライバシー、高さ制限などを考えると、住宅地としては厳しい条件の場所ですが、都心というメリットを活かして生活するご夫婦とお子さん二人のためのコンパクト住宅です。
竣工写真はこちら works_ろじのさき
工事中やその後の様子はこちら blog_ろじのさき

01
23
 「中庭を造る減築リフォーム」のクライアントからお便りいただきました。

いつもお料理を楽しんでいらっしゃる「中庭を造る減築リフォーム」の奥さんから、薪ストーブで焼き芋を作っている様子が、送られてきました。

小さなストーブではないですが、特別大きなタイプでもなく、オーブン付きでもありません(オーブン付きを選ぼうかという話も少し出ましたが)が、お料理に使ってますよと伺っていました。
本体トップの上に鍋でも置いてシチューでも煮込むのかと思っていましたが、中に入れて、焼き芋もできちゃうんですね。

焼き芋なら熾火状態の時に中に入れて上手にできるんですね。
楽しそうに使っていただいていて、こちらも嬉しくなります。
そんなやり取りの中で、足をつけた鉄板おけば、ピザも作れるんじゃないですか?みたいな話も出て、どうもチャレンジするみたいです。
楽しい薪ストーブライフです。
ちなみに薪ストーブは、DLDさんに相談しながら決めた「ドロレ デコ」。デザインもハードな感じが良いと思っています。

「中庭を造る減築リフォーム」は、鉄骨造住宅のスケルトンリフォームの計画です。
6畳ほどの部屋を潰して、中庭を造り、陽射しが入り、暖かく風通しのよいリノベーションをした子育て真っ最中のご夫婦の住まいです。
竣工写真はまだアップされていないのですが、ブログから、工事の様子や竣工後の様子を少しご覧いただけます。
「中庭を造る減築リフォーム」

01
22
 「猫と暮らす小さな家」が雑誌掲載されています。


「猫と暮らす小さな家」が、現在発売中の建築知識2月号の特集「20歳までネコが元気に長生きできる住まい」に掲載されています。
「建築知識」は、普段は建築に携わる専門家が読む情報・技術の月刊誌ですが、今回はネコが長生きできるための住まいがテーマで、ネコを愛する一般の方、ネコとの住まいを計画中の方々が、見ていただいてもとても参考になる内容になっていると思います。
「猫と暮らす小さな家」は、ご夫婦お二人が愛猫と暮らす狭小敷地に建つ小さな住宅ですが、高気密高断熱で、地下室の蓄熱暖房機と、2階の天井と地下室とを循環させるファンによって、省エネで住まいのどこにいても暖かい環境を実現しています。

特集では、P29で温熱環境のこと、P45でハイサイト窓や猫階段などのことが紹介されています。

「猫と暮らす小さな家」の竣工写真はこちらから
工事中の現場と引き渡し後の様子は、ブログサイトのこちらから