08
17
 塗装の試し塗り

お盆休みの直前、「父娘で暮らす大屋根の家」の現場では、室内のおおよその工事が一段落して、塗装屋さんが入っています。
この日は、クライアントの使い勝手に倣って造ってもらったオーダーキッチンの塗装について、塗装屋さんにサンプルを造ってもらっての色決めです。
アイランドのカウンターキッチンとバックのカウンターと吊り戸棚をシナベニヤで造っています。今回はシナベニヤの生地にムラはないようですから、色違いを押える必要はなさそうです。
ウレタンのクリアで塗装すれば、塗れ色になり少し色味があがります。 ここの出入り口の扉はシナベニヤです。出入り口の扉はクリアで仕上げるつもりなので、キッチンはそことは少しだけ違った印象になるように、白で少し色味を押えるようにしようとかんがえて、どの程度に抑えるかの確認のために、塗装屋さんにサンプルをお願いしました。


建具工事も一段落して、リビング吹抜と2階のフリースペースとを仕切る障子窓にもシートが入りました。

外部では、仮囲いもとれて、いよいよ外構工事が始まります。

 
 

08
7
 外壁吹付け完了

「父娘で暮らす大屋根の家」の外壁が吹付け完了しました。
まだ外部足場があって外壁を見通すことができないのですが、この段階での外壁仕上材の吹きムラ、吹き残しなどがないかを確認して廻りました。
アイカのジョリパットを使うことが多いのですが、今回は工務店さんお薦めで ブライトンのスタッコラーストEで吹いてみました。ジョリパットゆず肌よりは粒が大きくムラがありますが、なかなか良好な仕上がり具合です。
室内ではキッチンのボックス取付が完了していました。後はステンレスカウンターが届けば、取付けるだけです。

現場監督さんとの打合と時間をずらして、クライアントさんとも打合。
カーテン、ロールスクリーンのイメージ確認でした。
事前にカーテン屋さんとは打合せをして、だいたいのラインをお願いしてあったので、カーテン屋さんにはそれにそった見本帳を持ってきていただき、クライアントに気になる生地を何種類か選んでもらいまいました。
選んでいただいた生地の少し大きなサイズのサンプルを送ってもらって、次回決めていただくこととなりました。

08
2
 外壁の左官工事、オーダーキッチンの取付

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場では、内部仕上がほぼまとまってきました。

室内の水廻りや収納以外の壁と天井は、フェザーフィールというドイツ本漆喰塗りです。今回は簡易な薄塗りですが、漆喰の持つ調湿性能や、防臭防カビ効果は期待できます。天然素材で造られた材料ですから、化学物質への心配もない建材です。
まだまだ、室内足場の残る段階ですが、トップライトからの光が壁のテクスチャーを楽しませてくれていました。
壁天井が仕上がってきたことで、器具付けも始まりました。
スイッチ類もお願いしたようにきれいにそろえてつけられています。

アイランドタイプになるオーダーキッチンも、ボックス部分が運び込まれました。

外部では外壁の軽量モルタルの上塗りがほぼ完了しています。
上塗りの乾く前に、ひび割れ防止のグラスファイバーネットを伏せ込みするのですが、そこまでがほぼ完了していました。今回は仕上が薄めの吹付けとなりますから、ネットの目が仕上に出てしまうといけないので、編み目が隠れるてまでもう一度上塗りをしてもらいます。

この日は、NTTさんとも電柱の移設についての打合もありました。
電柱というと東京電力と思ってしまいますが、この現場の電柱はNTTさんの持ち物のようで、東京電力が借りているのだそうです。
既存の位置のままだと、リビングからの眺めに邪魔になりそうでしたから、計画の早い段階から移設のお願いをしていました。
この日は、移設位置などの現場確認でした。
移設までには、まだ少しかかりそうですが、南側に邪魔になっていた電柱がなくなれば、室内からの眺めは、とてもすっきりします。
庭を見るたびに後ろに電柱があるのは、ちょっとがっかりですからね。動かせる物は動いていただけるとうれしいです。

これまでの「父娘で暮らす大屋根の家」の現場の様子は、こちらからご覧下さい。
http://www.guild-design.com/category/仕事/musume_to_chichi-no-ie/ 
 

06
6
 外壁の左官下地がそろそろ完了します。


現場の工事の進み具合は、天候に左右されるものなので、現場の監督さんは、工程を守って建主さんに予定どおりに引渡すために、よく天気を気にしています。
ちょうど外壁の左官工事が始まったところで、梅雨に入ってしまった「季節を見おろす家」の現場では、引渡の予定を守るために、天気をとても心配していたのですが、とてもありがたいことに、今年の梅雨は、今のところ、あまり雨が多くないみたいです。
おかげで、この一週間でだいたい左官の下地造りは終わってきました。
空梅雨とはいえ、さすがに梅雨ですね。
冬の間はくっきり見えていた富士ですが、かなりかすんでしまっています。

キッチンには、建主が悩み抜いた面材で造ったオーダーキッチンも取り付いていました。ゆっくりだったこの現場も着実に進んでいます。
ちょっと困ったことに、キッチンの一部で、こちらからの指示どおりにできていない部分や、まだ未調整なのか、きれいにまとまっていない部分が見受けられました。
そのあたりの修正点もちゃんと修正をお願いしていかなければなりません。