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 「建築家と建てる!展」に参加しています。


新宿パークタワー、リビングデザインセンターOZONEでは、住まいやインテリアに関する様々なイベントを、定期的に開催していますが、5月12日〜31日まで、6階のパークサイドスクエアーにて、「建築家と建てる!展」を開催中です。
ギルド・デザインでは、この「建築家と建てる!展」に、築年数の古い重量鉄骨住宅のリフォーム事例となる、「中庭を造る減築リフォーム」を展示しています。
さらに、28日(土)29日(日)には、
「OZONE新築&リフォーム相談会2016」 を同時開催していて、29日には、磯村が、会場に伺う予定です。
この時期、リビングデザインセンターOZONEでは、「ペットと暮らす快適な住まい」展など、建材、家具の特別展も開催中ですので、住まいをお考えの皆さんには、良いタイミングかと思います。
ギルドデザインの 展示する「中庭を造る減築リフォーム」は、昨年お引渡しをした築40年以上の重量鉄骨の戸建住宅の全面リフォーム計画で、
写真のハンモックの床が印象的ですが、生活のためのたくさんのことを考えて造った住宅です。
・屋根の一部を壊して、1階の部屋をなくすこと(減築)で、中庭を造り、
広く暗かった1階の奥まで陽射しを届けるように、風が抜けるように、
・断熱性気密性を高めて、寒かったトイレやお風呂、キッチンが、快適な場所となるように、
・吹き抜けとシーリングファンで、暖かい空気の循環ができるように、
・生活動線に無駄がないよう、収納を無駄なく適材適所に、
・お子さん達の様子がキッチンに居ても伝わるように、
・一番家にいる時間の長いお母さんの居場所が、一番良くなるように、
・環境にやさしい暖房エネルギーのために、薪ストーブを、
などなど、いろんなアイディアを、リノベーションという制限のある中で、クライアントと一緒になって作っていった住宅です。
たくさんの方と住まい造りについて、楽しいお話ができれば嬉しいです。
ご来場をお待ちしています。

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12
 1年検査

最近、ますます一年が早くなってる気がしますが、「中庭を造る減築リフォーム」もお引渡しが昨年の春先でしたから、1年検査の時期がやってきました。
ギルドデザインでは、設立当時から竣工お引渡しの後1年目には、住まいの不具合などの確認に、1年検査を実施しています。
先日、そんなこと考えたこともなかったという建築家の方がいっらしゃいました。
基本的に、そういう検査って、工務店さん主催ですし、建築家の設計契約にも入っていないものですから、されていない方も多いのかもしれませんね。
ギルドでは、直接クライアントから、1年暮らしてみた住まいの様子や使い勝手について、とても良かったことや、こうであればもっと良かったと思うことなどを伺っています。
どのお住まいでも、それぞれの家族にとっての住まい方やデザインを、いわば一品生産品を、熟考し提案していますから、そのフィードバックは、住宅設計の重要な糧となるはずだからです。
1年過ごし、四季を一回りすると、建物も、空調や湿気、高温、低温、一通りの環境を経験するので、おかしなところも出てきます。
その手直し箇所をはっきりさせるための1年検査です。
今回も多くはないのですが、いくつかが。
メインの中庭では、やはり木材の収縮や収縮によるひび割れなどが、見えてきました。自然の木を使う限りある程度は、経年変化を楽しんでいただけるものだと思いますが、1年目でもうひと塗り木部塗装をしておくと持ちが良いようです。

中庭の壁に貼った羽目板は、収縮によってサネの無塗装部分が見えてきてしましました。
クライアントは、気にされてなかったようですが、塗料をのせておきたいところです。
 
 
 

 
中庭デッキ材にもヒビが入っていました。
デッキ材には、そういつも入るものではにないので、今回の材料の性によるものだと思います。
これもある程度は自然の木である以上は、しょうがないものですね。
そこが良いのですから。
 

屋根を壊して作った中庭に現れた既存の梁からのよどれがかなり目立ちます。特にこの場所が目立ちます。
汚れはある程度、高圧洗浄で取れるでしょうが、梁の上についた汚れがどしても流れてきます。
光触媒などの塗装をして、汚れが残りにくくする対策をするかどうかです。
この写真は、お分かりになりますか?
4月になって直ってきたそうですが、冬の間は開きにくくなっていた引き戸で、建具が反っていて、壁と擦りそうになっています。
上下で隙間が違いますよね。
今はもう擦っていないので、これは少し様子を見ることとしました。自然に納まってくることもあるものなので。

 
これは、シューズクロゼットの土間モルタルの様子です。
モルタル押さえの仕上げでは、やはり細かいモルタルの粉がでます。
これを押さえるにはクリアの塗装をすることです。しばらくすれば立たなくなるのですが。
 
薪ストーブは、今年の冬から本格稼働しているそうで、ご主人は2台目が欲しいとまでおっしゃるくらい気に入られたようです。
いつの間にかこの家にしっかり馴染んでいるようです。

 
冬期は毎日お使いのようで、とても楽しんでいてくださり、散歩でみつけた木材が、みんな薪にみえるほどだそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
これは、軒先に用意された薪置き場。
なかなか良いものができていました。
工具もお買いになって、薪割りもご主人の楽しみのようでした。
 
 
 
 
 
 
1年検査で、一番の問題は、床暖房の位置のズレでした。
キッチンでの作業の時、カウンターに立って暖房エリアがずれていることに気がつかれたそうです。
何か対策を考えねばなりません。
検査の後は、奥様のご出身である青森でも地元食「せんべい汁」をご馳走になりました。

南部煎餅の味のついて何ものを入れる、本当にせんべいの入っている鍋料理なのだそうです。

青森では、せんべい汁専用のせんべいがちゃんと売られていて、お汁の素もちゃんと入っているのだそうです。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

大きなお鍋で、ざっくりと大胆に。鍋の中のせんべいがわかりますか?割ったせんべいを最後に入れてちょっと煮込んで出来上がりでした。
 
床暖房の位置はとても気になりますが、ご家族皆さんに、とても気に入っていただいているようです。
高性能な断熱を施したことで、述べ50坪ほどあるワンルームの大きなお住まいで、以前のような部分暖房ではなく、全体暖房で、光熱費が半分くらいになったそうです。

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 「中庭を造る減築リフォーム」が「住まいの設計 3、4月号」に掲載されています。

昨年竣工した住宅「中庭を造る減築リフォーム」が先日発売された「住まいの設計 3・4月号」(扶桑社)に掲載されました。

 
「中庭を造る減築リフォーム」は、住宅の一部を撤去して、6畳ほどの広さの中庭を造ることで、プライバシーを守りながら、住まいの中心にあるキッチンに陽射しと風を届けるリフォーム住宅です。
築40年のご主人の実家を、高気密高断熱化して大きなワンルームのような住まいにリノベーションしています。

こんな漫画付きで、家づくりのストーリーを紹介されています。
1月20日より書店に並んでいますので、ぜひお手にとってご覧ください。

現場監理の様子を伝えたブログがあります。こちらからどうぞ。
「中庭を造る減築リフォーム」 
 

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 ちょっと早めの1年検査

昨年竣工した「国道沿いの家」は、半年検査が遅れてしまったので、ちょっと早めの1年検査という時期になってしまいましたが、工務店さんと、確認におじゃましてきました。

「国道沿いの家」は、鉄骨造の住宅のリノベーションですが、幹線道路からの騒音は厳しいものがあります。
ご主人は、実家であるこの建物には慣れていらっしゃいましたが、これまで住宅街に住まわれていた奥様は、騒音を心配されていました。
国道側に造った、お子さんたちの遊び場になるようなインナーバルコニーは、騒音対策でもあったのですが、奥様も、どうも音には慣れてこられたようです。

外壁側にサッシを取付けた室内バルコニーですが、防水もしていて、お子さんたちが水遊びを楽しむ場所です。ご主人のウェットスーツの干場でもあります。
少し前からということですが、ここのサッシの横引き網戸の調子が悪くなっていて、 修理をお願いしています。

  
枠のつなぎ部分の割れや、タイルと目地埋め残し、タイル壁際の目地のひび割れなど、気になるところが見つかっていますので、補修改善を工務店さんに確認してもらいました。
住まわれている様子をうかがうと、とても喜んでいただいていて、こちらとしてはうれしい限りです。
 
リビング天井に吹抜を造ることで現れた鉄骨梁には、吊り輪が下げられて、お子さんたちの遊び道具にもなっているとのことです。

  
玄関ホールに開けたガラス窓には、かわいい小物が並んで、階段から下げられたチランジアがアクセントになっています。
米びつも大きなガラス瓶、なかの虫除け唐辛子のケースが目立ってます。
洗面上もきれいに使っていただいています。
手直しの終わった頃に確認にお邪魔して、その頃には、竣工写真の撮影をお願いしてきました。
 「国道沿いの家」の現場の様子は、こちらからどうぞ。
http://www.guild-design.com/category/仕事/big-balcony-house/ 

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 中庭の様子が届きました。


「中庭と造る減築リフォーム」のクライアントから、春らしい中庭のアオダモの写真が届きました。
こんなコメントが添えられていました。

おかげ様で毎日明るい中庭を眺めていい気分です。
雨の日も、晴れの日も、夜も、朝もそれぞれにいいですが、
虫も出ますね。(笑)

手直しの最後の確認がまだだったので、お邪魔しないといけないなと思っていたところでした。
とてもうれしいご連絡です。

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 引渡と竣工写真撮影+吹抜けハンモック

遅れたご報告となりましたが、「中庭を造る減築リフォーム」の住宅が完成し、お引渡となりました。

工期が、予定以上かかってしまった上に、一部、お引渡後の手直し工事なども残ってしまいましたが、まずは無事にお引渡しでき、ほっとしています。
お住い自体は、とても気に入っていただけたようで、うれしい限りです。
仕上の遅れていた、階段横の壁の厚い部分を利用したCD&文庫本棚も、完成しました。
クライアントのアイデアから生まれたグラデーションです。 とてもかわいくでき上がってるように思います。クライアント共につくってきた家づくりの良い思い出です。

 
お引渡しに前後して、竣工写真の撮影もさせていただきました。


中庭や玄関アプローチ廻りの一部の植栽工事が間に合わず、ちょっと残念な部分も残ってしまいましたが、概ね気持良い感じで撮影してもらえたと思います。

1階は、中庭をぐるりとリビングダイニングキッチンが取り囲む大きなワンルームです。
奥様のキッチンからは中庭の緑。中庭からはキッチンへ明るい陽射しが入ります。リフォーム前の暗く寒いキッチンとは大きく様変わりしました。
ダイニングとリビングの境には、カロリーの大きめな薪ストーブを用意しています。
お子さん3人と炎を楽しむ生活が目に浮かびます。
撮影途中、奥様とお子さん3人がおいでになりました。


2階は寝室フロアーで、真ん中の吹抜には、ハンモックが張られています。
ハンモックと物干パイプは、もくろみ通りの遊び場です。

吹抜けハンモックの下は、キッチンと宿題コーナーですが、子供たちはどんな風につかいこなすのでしょうか、我々の想像以上の使い方をしてくれればうれしいですね。

 
 
 
 

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 施主検査

「中庭を造る減築リフォーム」の現場が、施主検査を迎えました。
設計事務所としては、2日ほど前に、事務所検査をおこなっています。
その段階で、仕上がり具合の確認や訂正個所の指摘をしてあり、施主検査時点までに修正できるところは直しておいてもらっていますが、修正の間に合わない個所などは残っています。
そんな部分を含め、仕上がり具合や扉の開閉具合、機器類の可動状況を、簡単に使い勝手などをお話ししながら、施主による完了検査を進めました。

中庭にはアオダモも植えられました。奥様の念願だった明るいキッチンになりました。夏には、アオダモの葉が茂り、強う陽射しを遮ってくれることと思います。

中庭には、小さなベンチもつけました。
気持のよい風の中で、読書でもしてくださるでしょうか。

2階は大きなワンルームで、寝室エリアです。カーテンで簡単に部屋を仕切ります。
これでお引渡の状態です。
本来なら下地のプラスターボードのままです。
予算のこともあったのですが、男の子3人のお子さんが、壁に落書きをいっぱいしたら、クロスかペンキで仕上げましょうという話になっています。

2階の床のない吹抜部分には、ネットも張られました。「吹抜けハンモック」と呼んでいます。このハンモックの下は、ダイニングキッチンです。
ごろんとしているお子さんたちとキッチンのお母さんが、どんな風に話をするのか、どんな使い方になるのか、とても楽しみです。
吹抜ハンモックの廻りのスチールは、働いている奥様が、天気が悪そうな時にささっと干す物干しですが、もはや、鉄棒と呼ばれています。
施主が直にお願いした薪ストーブ工事もはじまりました。
前日に、薪ストーブ下の鉄板や裏の遮熱板の塗装が完了して、この日から、薪ストーブ屋さんの乗込みです。

 
 

検査の後は、工務店さんと残工事や指摘事項の確認をしました。
今回の工事では、残念ながら、お引渡しまでに間に合わない工事が残ってしまいました。施主にも了解をいただき、お引渡後しばらくしてからの工事を予定しています。
 

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 キッチン搬入

天気は快晴ですが、まだまだ山の村々には雪の残る中「中庭を造る減築リフォーム」の現場に、向いました。
初狩PAからの富士さんは、山中を走る中央高速では、数少ないビューポイントです。
富士には近づいていくのに、手前の山で隠されちゃうんですね。

現場もそろそろ大詰めです。
プラスターボードが貼り終わり、クロス張りの後の工事が絡む部分から、内装屋さんの下地処理が始まっています。

ここは勝手口やキッチン裏の収納エリア。クロス張りの後には大工さんの棚付けが始まります。

2階は、ほぼ仕上がりです。後は電気屋さんの器具付け。
壁はプラスーボードのまま仕上。床は構造用合板として普段は隠れてしまうラーチ合板を、丁寧にサンディングしてもらってケバなどがないようにしてもらい、ウレタン塗装をしています。

壁のプラスターボードは、大工さんがかなり気を使ってビス止めしてくれました。
ローコストではありますが、大工さんの手間は余分にかかってしまいますね。
まだ、わんぱく盛りのお子さんたちが、何をしてもいいように、スキに汚した後に、クロスか塗装で仕上げる予定です。

キッチン家具も搬入されました。耐水性の高いロシアンバーチをカウンターに使い2mmのステンレス板をのせています。ロシアンバーチの積層の木口をみせるカウンターデザインにしています。
キッチン工事として、アイランドのカウンターとバックの収納家具を造っています。食洗器をあけると、ちょうどバックには食器収納の引出しが向かい合うようになっていて、さっさっと食器が収納できます。
クライアントとの打合の中で、大皿収納は重ねておくのではなくて、竪仕切り板を入れ、立てて収納するようにしてみました。
仕切りの中に1枚づつか2枚、お皿が納まる予定です。

 
現場での打合の後、クライアントとともにおいしい昼食へ。
この日は、市役所の近くにある「FourHeartsCafe」
山梨県産の野菜やたくさんのワインのあるお店で、車で来ていたのでワインが飲めずに残念でしたが、有機野菜のパスタをおいしくいただきました。


 

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 内装下地工事のようで実は仕上げです。

先週の山梨の現場確認は、また寒さの厳しいなか。前日には雪が降って、途中の山越えでは、すばらしい雪景色でした。

現場は、内装工事が今月後半のお引渡しに向けて進んでいます。
大工さんが、1階の床フローリングを終わらせて、間仕切りや造作家具との取合い部分の下地組に追われていました。
現場での追加変更でお願いしたリビングのニッチも下地が終わり、既存窓下にベンチ収納も取り付いています。


リビングと中庭の間に出てくる3本の既存鉄骨柱は、茶系のグラデーションで変化を付けました。
クライアントからのグラデーション提案で、とてもかわいらしい色合いになっています。
さらにこの3本の柱は、2.4mの長さのテレビカウンターを取付ける柱にもなっていて、 6cm厚になるロシアンバーチのカウンターを取付けるためのスチールプレートも既についてます。

減築して生まれた中庭のサッシを受ける軽量鉄骨の柱組部分は、ウレタン吹付けによる断熱に頼ると、仕上までに大きなボリュームになってしまい、せっかくの中庭と室内との一体感を損ねかねないので、できるだけ細めにするために、断熱材裏打ちのプラスターボードを使って断熱しています。
断熱材は薄く、一般外壁部分と比べると断熱性能がおちますが、中庭廻りはもともと天井までのガラス(ペア)開口部で、開放感優先の場所と考えています。

ハンモック(ネット)を張る吹抜け部分も、仕上ってきています。

2階は、大きなワンルームで、カーテンで仕切る寝室エリアです。
プラスターボードが貼られ、器具付けも始まりました。

まだ階段手摺家具がついてなく、床も貼られていませんが、壁天井はこれで完成です。今回は、プラスターボード張りのまま仕上です。
大工さんもかなり気を使って、ボードを貼ってくださいました。
床の仕上材はラーチ合板です。こちらもかなりラディカル。
一見すると、今の状態で仕上がりかと思っちゃいますが、これは、既存の床レベルがかなり色々だったのを調整している下地合板です。
2階の間仕切りに使うカーテンレールは、配管用鋼管の直径27.2を使ってつくります。
パイプ用のカーテンリングをカーテン屋さんに用意してもらいました。
一般的に使っているものということですが、アルミの具合がなかなかしっかりして、いい感じのものです。木製のリングも柔らかい感じでいいですが、このアルミリングは、シャープですっきりした優れものです。

 
現場打合が終われば、お待ちかねの山梨のおいしいもの巡りのランチタイム。
ところがこの日は、現場打合がついつい伸びてしまい、お薦めのお店は、ランチタイム終了で間に合いませんでした。
近所で探していると、面白そうなお店があったので、今回はそちらで。


ラーメンのつけ麺のようですが、蕎麦のつけ麺。
「麺は組」という店で、ラー油入りの太めのもちもち蕎麦麺で、なかなかおいしくいただきました。
 
 
 
 
 
 
 

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 外壁の吹付け完了、仕上材の打合完了

甲府の鉄骨造住宅のリノベーション「中庭を造る減築リフォーム」の現場打合は、久々の快晴となりました。
快晴の日は、初狩PAから富士山を見て現場に向かいます。

この現場では、外壁のクラックが大きくて雨漏りの原因になっていた一部の壁は作り替えていますが、基本的にはクラックや窓廻り、既存シーリングの補修の上、吹付け直しまでが外壁工事です。
外壁の吹付け直しが完了したので、吹付けの具合、見落としなどの確認をしてまわったところ、既存の小屋裏換気パイプがそのままついていました。今回の断熱では、屋根スラブの室内側にウレタンを吹付けることで断熱していますから、この換気口は室内に冷気を入れるのと同じことになってしまいます。
既存状態での小屋裏換気にしては、それほど有効なサイズではなさそうな換気口でしたが、塞いでもらうようにお願いしてあったものが、未処理だったようです。
足場解体までに塞ぐ処理をお願いしました。

既存についていた小屋裏換気口。
小さなパイプで防虫網付ですが、これまでの外壁の塗替えなどで目がかなり詰まった状態でした。
外壁吹付けは、きれいに仕上がっています。

既存外壁廻りは、もともとが弾性吹付けタイルでしたので、今回も同じく弾性吹付けタイルの中からクライアントと色の相談をしていきましたが、新設した中庭廻りの外壁は、リビングやダイニングからよく見えるので、少し吹付け状態が穏やかなジョリパットのゆず肌仕上をお願いしています。
仕上の違う中庭の外壁は、左官屋さんが、既存梁との取合い部分をクラック防止のグラスファイバーシートを埋め込みながなの下地づくりの最中でした。

この日もクライアントにきていただいて、残っていた水廻りの仕上材の確認。
水廻りの床には塩ビ系のタイルと長尺シート。クロスも少し変化を付けることでまとまりました。

1階の床仕上は、ナラの無垢フローリングです。低温床暖房対応のものを選んでいます。現場では、大工さんが、床暖房の上に目地巾の調整をしながら、無垢フローリングを貼り始めています。

今回初めて使うのですが、トイレ便器に壁掛け型を使います。
いろいろ各社のコストなども見比べてみて、カタラーノ社の「VELIS」をTOTOのウォシュレットとともに使います。
壁掛け用のフレームが取り付いていました。

室内スチール部分には塗装の下塗りが進んでいます。
2階物干フレームは塗装下塗りが終わり、ハンモックがつく吹抜廻りのスチール部分の塗装も始まったので、この日は吹抜け部分がオープンになっていて、クライアントにも抜けた様子を確認してもらいました。

打合の後は、クライアントからのお薦めのお店「ナチュラリア」で遅めのランチ。
このお店はちょっとかわっていて、いただいたのはワンプレートランチでしたが、ワインもあれば、コスメもあるらしく、実は現場に入れる薪ストーブはこのお店にお願いしています。

お店にはかわいいペレットストーブ「CONCORD」があって、とてもあたたか。

 

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 カーテン打合

「中庭を造る減築リフォーム」の現場へ向かう途中、大月辺りでは雪模様です。天気がよければ、中央に富士山がくっきりと見えているんですが、二週続いてのお隠れです。

現場には、ここのところ毎週のように施主奥様にきていただいての現場打合です。
変更などもありますが、仕上の確認に来ていただいているので、現場で直に確認していただけるので、スムーズに進んでいます。
2階の寝室フロア(ワンルーム)には、お子さんたちの鉄棒遊びの場所になる室内用物干ができました。
物干に2方から囲まれた床は、吹抜けになり、大きなハンモックを取付けます。
ベニヤで養生されていて、まだちょっとイメージしにくいですね。

この日は、カーテン屋さんにも来てもらい、カーテンの相談、下地の確認もしてもらいました。ブラインドかカーテンか、カーテンの生地のグレードのこともありますから、まず寸法取りしてもらい、見積してもらうところからお願いしています。
2階の寝室フロアーは、お子さんたちの勉強の場にもなります。
今はまだ、お母さんの近くですることが多いそうですが、2階には 3人のお子さんのために6mの長さのまっすぐな机が壁から跳ね出しで付きます。
写真は、机の奥にある受け金物の具合です。

1階も工事が進んできました。
トイレや洗面所、パントリーなど水廻りや裏廻り収納の壁下地が組まれてきました。

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 仕上材の確認、色打合

「中庭を造る減築リフォーム」の現場に、先週に続いて施主に来ていただき、仕上材の確認をしてきました。

実施設計の時点で、一度は仕上材の確認をしていただいていますが、現場が進んで空間の広がりや雰囲気が、少しつかめるようになったところで最終確認をしていただくようにしています。
空間の雰囲気というのは、一般の方には、模型やパースをみただけでは、なかなかわからないものですから。
中庭にできる外壁のジョリパットの吹付け色、デッキや羽目板のキシラデコール塗装色、玄関土間タイル、トイレと洗面所のシート、壁天井のクロスなどなど。

リフォームでは、解体してみてわかることも多く、追加工事が必要なことがあります。この現場でも、雨漏りや外壁の傷みから、かなり追加の工事が必要になりました。
その都度、見積を工務店にお願いして、施主にも確認してきましたが、この日は細かな変更も含めて、現時点でのトータルな追加見積金額も確認していただきました。

 
前回の施主との現場打合で、スイッチの位置やつながり、コンセントの位置などの最終確認をすませたので、現場では、天井下地のプラスターボードが貼られる前に、電気の配線が無事完了していました。

床暖房の配線も完了済み
昼過ぎには打合は終わって、甲府市内で遅い昼食をとっているうちに、突然の大雪。
坂道ではノーマルタイヤの車が立ち往生、高速でも降り積もる雪に渋滞。
ヒヤヒヤの帰り道でした。