今日と明日、東京ビッグサイトで「リフォーム産業フェア2018」が開催されています。
新築着工数が減る中、リフォーム業界がだんだん賑やかになってきています。
ギルド・デザインでも、戸建て住宅やマンションのスケルトンリフォームの依頼が多くなってきています。
リフォームの為の建材や工法を探すことができるイベントなので、情報を求めて出向くこともありますが、どれも興味深いものではありながら、なかなかドンピチャでこれを使いたいというものとは、出会えないものです。
今回は、少し前から気になっていたサッシ窓の取り替え工法「発砲工法」の会社、BACさんが、樹脂サッシメーカー「栗原」さんと組んで、「RAKUE」というブランドを展示しているというので、覗いてきました。
高気密高断熱の住宅を作ろうすると、問題点は、「窓」の性能だといわれるようになりました。
壁や屋根の断熱性能を高めることは、もう当たり前で、窓が良くなければ、これからの住宅では、断熱性が高い家とはいえないほどになってきました。
ペアガラスだから大丈夫という段階はもう終わりです。
そんな窓のリフォームのブランドが「RAKUE」です。
*まだ出来たてのHPで、書き込みが始まったばかりのようです。
ギルド・デザインでは、これまでプラスチックイメージの樹脂窓を使うことがなく、金属でスッキリ見えるスチールやスレンレス、アルミ製品や、肌ざわり良く優しさのある木製窓を使うことがほとんどでしたが、断熱性やコストを考えれば、樹脂窓もこれからの選択肢の一つになると思っています。
最近のリノベーション依頼の多さを考えると、この窓取り替え工法は、知っておきたい工法です。
これまでも、カバー工法という工法で、外壁を傷めずに性能の高い窓に取り替えることができましたが、この発砲工法では、特別な金物を使うことなく、短時間に取り替えができるそうです。既存との接続には断熱材である発砲ウレタンを使います。
断熱性能をあげて、コストも抑えられる工法になりそうです。
写真は、既存サッシの枠を残して、発砲ウレタンの接着性を使って、樹脂窓を新設してる窓枠部分の断面です。