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 オープンハウスのお知らせ

「アジアンテイストリフォーム」の現場が、そろそろ竣工引渡しを迎えます。
クライアントのご好意により、オープンハウスの機会をいただきました。
ご希望の方には、後日案内図をお送りさせていただきますので、ご住所、お名前、人数を明記の上、メールかファックスでご連絡ください。

 
「アジアンテイストリフォーム」は、現在東南アジアにお住いのクライアントが帰国された時の住まいとして、下町にある既存マンションをスケルトンリフォームした計画です。
キッチンを生活の中心に据えた、ワンルームのような住まいです。
クライアントがミャンマーで購入した長さ1.8mあるチーク板の透し彫や、日本の桐たんす、アジアの小物やお気に入りの絵画を、楽しむためのプランニングを提案しています。
マンションとはいえ、下町コミュニティのために、広い玄関土間と小上がりできる「飾りの間」が、来客をお迎えします。
 
日時:2017年6月10日(土) 13時〜17時
場所:東京都台東区
アクセス:千代田線千駄木駅より徒歩5分
*駐車場のご用意はありません。
申込:見学をご希望の方は、ギルド・デザインまでご連絡ください。
後日、詳しい案内をお送りします。
メール:iso@guild-design.com
電話:03-3375-3745  FAX:03-3375-3746
これまでの現場の様子は、こちらからご覧になれます。
「アジアンテイストリフォーム」
 


 

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 壁の塗装/玄関と飾りの間

「アジアンテイストリフォーム」の玄関は、ちょっと広くて、腰掛けられる畳に小上がりのスペース「飾りの間」が付いてます。
ご近所さんとのコミュニケーションスペースでもあることは、以前のブログ「畳打合せ」でお伝えしましたが、ここの仕上は少し特殊です。

「アジアンテイストリフォーム」の壁天井は、基本的には漆喰で仕上げますが、この玄関+飾りの間は、青と黄色の壁塗装仕上げ、天井は黒く塗られてチークのルーバーを吊り下げます。
お客さんが、ちょっとワクワクドキドキしてくれそうな場所になりそうです。
天井ルーバーを下げると、ルーバーより上の部分は、仕上げができなくなってしまうので、他の仕上に先駆けての塗装です。
漆喰仕上の部分についても前回お話しましたが、紙クロス貼りの上に塗装屋さんが塗って仕上げる漆喰です。
内装屋さんによるクロス下地を平滑にする調整が始まっています。

塗装屋さんが先行させた工事のもうひとつは、造作材の塗装に加えて、透し彫と縦格子部分の塗装です。
チーク材の汚れ止めと耐久性を高めるために、自然塗料であるオスモで、吹き付け仕上をしてもらいました。
クリア塗装ですが、オイル分が染み込むことで、ぐっとチークの高級感が増してきました。

これまでの現場の様子はこちらからどうぞ
「アジアンテイストリフォーム」
 
 

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15
 透し彫が納まりました。

「アジアンテイストリフォーム」の見どころのひとつになる透し彫が、間仕切りに取り付きました。

この透し彫は、クライアントがミャンマーから送ってくださったもので、どのように見せるかが、この計画のひとつのテーマです。
我々からの提案は、リビングと小さな寝室との間仕切りに使いましょうというものでした。
普段の生活をゆったりとくつろいでいただくために、リビングダイニングをできるだけ広くとり、寝室は、むしろ籠るような狭さの場所にしています。
狭さもいいのですが、少し抜け感がほしい、また、透し彫をみせるのに、裏からの明かりはあったほうがよく見える、透し彫の奥に人の動きが見えるのも面白いなどと考えて、寝室を壁で仕切るのではなくて、透し彫と縦格子で仕切ることを提案しました。
リビングからは、チラチラと寝室が見えることになり、嫌う方もいらっしゃると思いますが、クライアントからは、了解が得られました。

この日は、塗装屋さん、建具屋さんとの打合せでした。
壁と天井は、ほとんどの部分で漆喰をぬります。
漆喰というと左官屋さんが、鏝で塗り込んでいくように思いますが、この現場では、塗装屋さんが塗っていきます。
その漆喰は、(株)プラネットジャパンが販売しているプラネットウォールというドイツ本漆喰で、コバウという専用の紙を貼った上に、塗装屋さんがローラーを使って塗装するという工法の材料です。
塗るという程度ですから、厚みはたいしてないのですが、その分施工性が良く(コストが抑えられ)、下地の紙や漆喰の調湿性能や、防臭・防カビ性能を持っている優れものです。
そんなわけで塗装屋さんとは、壁天井の塗り分け位置や色の確認、建具や造作材へ塗装についての打合せでした。

建具屋さんには、デザイン的な説明をして、建具の寸法取りをしてもらいました。そして、こちらが気にしていたチークで作る縦格子戸の作り方の確認。建具として狂いなく作るためには、どうしておくか。
想定していたことではあるけれど、やはり横桟は必要なようです。

玄関周りも造作が進んでいます。建具屋さんは、鴨居がつかないことには寸法取りはできませんからね。