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 大工さんとの打合に行ってきました。

現場は順調に進んでいます。
前回の打合の時から、サッシの取付が始まっていましたが、既に玄関ドアを除いて、全て取り付いてます。ただ、中庭に面したガラスが、一部、型板ガラスではいったのは間違っています。これは取替を依頼しました。

屋根工事もトップライトがついて、防水のためのルーフィングまで進んでいます。
棟が重なったり、屋根が折れたりする部分があるので、監督さんには、ルーフィングの処理の仕方には、十分注意するようにお願いしてきました。

この現場では、リビング前の軒を半間の長さで出しています。軒裏は垂木をそのまま現します。雨が激しく吹き上がると、垂木が室内へ入るところが心配です。垂木を伝って、雨水が入ってくる場所になりかねないからです。
そんなところには、下地の段階から雨水が浸入しないようにしっかりとシーリング処理がしてあります。大工さんが対応してくださいました。感謝です。

サッシと土台水切りも付き、外壁工事も進んでいます。
最近の木造住宅では、外壁の通気工事がとても大切ですが、通気胴縁がサッシにあたっていると、通気層をのぼる通気をとめてしまいます。サッシの下では、数センチ離して通気胴縁をとめて、空気の流れが横へ動くようにしておく必要があります。

写真の窓は巾がないので特に問題ではないのですが、引違い窓など巾の広い窓では必ずこんな感じで、通気胴縁をとめておきます。
今の下地の段階で確認しておくことは、建物の性能のために、とても大切な部分なんです。
 

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 外壁工事では通気層の確認をしてきました

ここのところ雪騒ぎやらで、天候が良くなかった甲府現場ですが、今日は快晴!屋根工事の確認に登ってみると、いい富士です。

変更などのために現場納品が遅れているサッシもあり、一気に外壁工事は進んでいませんが、構造用合板の上に透湿防水シート、通気胴縁、左官下地となるザラ板の様子を確認することができました。

一部通気胴縁では、サッシ下などで、通気の流れが止まってしまう部分が見られたので、その部分お是正などを指摘してきました。
外壁の通気層は、外壁材が受けた熱を逃がすだけでなく、構造部材の乾燥を促し、耐久性を高める効果てくれるので、しっかりと造っておきたい部分です。
基礎の立上がり付近の空気取り入れ口には、虫や雨水の跳ね返りなどが入らないように、通気用の部材を取付けています。

また、この現場では、サッシを構造用合板に止めるのではなく、通気胴縁に止めているので、サッシ回りの透湿防水シートの巻き込みと防水テープの付方も確認してきました。サッシ回りは雨漏りのおきやすいところです。現場では気を配ってくれていたようです。