大谷場の家

ひな壇状の造成敷地に安定感のあるコンクリートの曲面壁が自立し、この壁に包まれるように木造の2階建てが組み込まれています。
わずかにスキップする床と階段上部のトップライトが、空間に変化を与えています。
RC打放しの力強さと木造の柱・塗壁などの自然素材の優しさを合わせ持つ、混構造独自の雰囲気を持っています。
南に開く各室に深い軒下が陰影を作り、夏の日射を遮り、冬の陽射しを取り込みます。

庭に緑が根付き、環境に同化してゆく姿を見るのが楽しみです。
所在地 :
埼玉県さいたま市
構造規模:
木造+RC造
建築面積:
84.4m²/25.5坪
延床面積:
136m²/41坪
家族構成:
夫婦+こども2人
主な仕様:
床:無垢フローリング
壁;MDF、中霧島壁
天井;MDF、クロス
竣工  :
2003.10