おなぎのほとり

江東区の下町水網地区、萬年橋景観重点地区に指定され、目の前には小名木川と桜並木を見下ろす絶好のロケーションです。
建物は土壁をイメージする聚落色のジョリパットの壁に、瓦をイメージする銀黒のガルバリウムの曲面屋根を掛けています。
運河や桜並木を見下ろす南の窓を出来るだけ室内に取り込み、一体感を持てるよう出窓風にフルオープンのサッシを床から天井まで大きく設けました。
2階リビングからは床座の位置からでも水の流れと木々の季節の移変りを感じ取ることが出来ます。
遊歩道を散歩する人達には、柔らかい工業デザイン的な印象から萬年橋や、仕上の色や立格子の手摺などからは歴史的な要素を感じられると思います。アルミの連続窓は夕方にもなると行灯のように暖かい明かりが灯ります。
所在地 :
東京都江東区

用途地域:
準工業地域

構造規模:
木造3階建

敷地面積:
52.96m²/16.02坪
建築面積:
38.06m²/坪
延床面積:
100.96m²/30.48坪
家族構成:
夫婦+子供一人
主な仕様:
床:無垢フローリング
壁:クロス
天井:クロス
構造設計:
構造設計工房
竣工  :
2010.10
施工  :
ヤマゼン建設