路地が巡る家

長さ19m巾2mの路地の奥にあるという超変型敷地での建て替え計画で、施主経営のワインバーと奥様のバレースタジオを併設する住宅です。
庭を囲むように2つの棟がL型に配置され、1階部分に店とスタジオ、2階部分に住宅、 屋上には施主の楽しみとしている露天の浴槽を置いています。
テーマとして、庭を中心とした各スペースの回遊性、開放感を楽しめること、 また、そのスペースに変化を持たせるということを考えています。
7mの天井高のあるコンクリート打放の玄関ホール、 13mの長さを持つ浮き上がったフラットな居間の天井、トップライトやハイサイドライトなどの光の取込み方、1階から屋上まで真っ赤な螺旋階段などよりテーマを実現しています。
所在地 :
東京都品川区
用途地域:
商業、第1種低層住居
構造規模:
RC造2階、一部鉄骨屋根
敷地面積:
251.28m²/76.14坪
建築面積:
137.67m²/41.64坪
延床面積:
257.73m²/78.1坪
家族構成:
夫婦+子供一人
主な仕様:
床:杉無垢フローリング
壁:コンクリート打放し
天井:塗装、コンクリート打放し
構造設計:
構造設計工房
竣工  :
2001.04
施工  :
白石建設株式会社

 

玄関ホールの見上げです。
杉板を型枠に使うことで、コンクリート面に転写された杉板の木目をトップライトからの光が舐めるように降り注ぎます。

玄関をまっすぐに入ったところがバレエ教室。
大きな開口の窓からの自然光とともに、奥側にもトップライトからの明かりがはいる自然光豊かな教室です。

教室の奥は、更衣室にシャワールーム

インテリア・住宅の情報サイト「homify」の特集で紹介されました。
「大開口で空間が広がる住まい〜東京・名古屋・横浜など〜」
「15 escadas modernas em betão que ficam bem em qualquer casa」
*こちらはポルトガルのサイトのようです。