05
31
 事務所のプチ改造とカタログの整理


事務所を長くやっていると、竣工した建物の図面や資料など、保存しなければならないもの多くなってきます。
一生懸命造った模型だってなかなか捨てがたい。
最近は建材の設備機器も多様化して多品種になり、カタログだけでも大変な量になります。電子化されているんだから、印刷されたカタログなんて要らないじゃんっていう人もいますが、まだまだ、本の方が絶対探しやすい。
ここのところ、事務所の本棚がいっぱいになってしまい、個人の机の廻りにファイルや資料があふれてきてしまいました。
そこで、本棚改造とカタログのガッツリ整理を敢行。
とはいうものの、何を捨てて、何を残すか、これは貴重な資料では?などと、とても悩ましい。

カテゴリー: 日常

2013年05月31日

05
31
 建築家31人 x 3 works 模型展が明日からです。


もう恒例になりつつある「建築家31人 x 3 works 模型展」が明日から開催です。
恒例ではありますが、今回は会場を横浜の赤レンガ倉庫に移しての開催です。
いつものように、建築家の計画した住宅模型を中心に、写真展示に建築相談にも応じています。
建築家側から一般の方々に、造ったものを見ていただく機会が、なかなかありませんので、たくさんの方々に建築家住宅をみていただき、住まいについてのお話しができる良い機会になるとおもっています。
設計事務所を訪ねるのは、なかなか敷居が高いものだと、よく聞きます。けっしてそんなことはありませんが、こういう機会なら、少しは気楽にお会いできるのではないかと思います。
たくさんの方々とお会いできるのを楽しみにしています。

05
30
 耐力壁と屋根通気層の確認

今週には瑕疵保険の野地板、構造金物取付時の検査が予定されていたこともあって、設計事務所としての構造確認に、現場打合を兼ねて行っていました。
SE工法の場合、柱や梁の骨組みの接合は全て専用金物で、工場で図面通りにできてきますが、地震力(または風の力)を受ける耐力は、現場で造っていきます。
(骨組みだけでも、かなりしっかりしているのですが。)
その地震を受ける力となる耐力壁、床の剛性は、骨組みに合板を釘止めして強度を出します。そこで、釘の種類と釘を打つピッチが、強度にとって重要なポイントとなります。
この現場では、3種類の強度の壁が、力のバランスにより配置されていて、それぞれで釘ピッチが違っています。これが構造図通りでないと、力のバランスを壊してしまいます。これは現場での工事なので、間違いがないかのチェックも重要ということです。

 
屋根には、屋根通気の胴縁が打たれていました。
土台あたりから上がってきた壁の通気は、軒先に付けた通気口から抜けることもあるでしょうが、この通気層をとおって高い方の軒先から抜けていきます。夏の熱気や、断熱材にたまりそうな湿気を抜く重要な通り道です。ちょっと修正をお願いしてきました。

05
24
 明日、家具蔵さんでセミナーします

明日、青山の家具蔵さんのショールームでセミナーをします。
テーマは、
冬でも暖かい家づくりのために、失敗のないように考えておきたいこと。」
最近は、大手住宅メーカーさんだけでなく、地方のビルダーさんの企画住宅でも、長期優良、省エネ4等級の住宅が当たり前のように多くなってきています。
住まいづくりのためには、その敷地、それぞれの家族の生活スタイル、考え方をしっかりと汲み取ったプランニングとデザインが、まず、大切です。
建物としての機能的な性能ばかりが先行しても、良い家にはならないのですが、室内環境を考えることも、永く住んでいただくためにはとても重要なことに違いありません。
高気密高断熱の家、エコな家というような言葉が浸透してきて随分たちますが、現場では、まだ時々、断熱材の入れ方に間違いがあったり、使い方、考え方がちゃんと職人さんまで伝わってないのかなと思われるようなことがあります。
断熱材の使い方、工法など、建主さんにも少し知っておいてもらいたいことなどを、当社の事例をもとに、お話したいと思っています。
家具蔵さんはこちら
http://www.kagura.co.jp
http://www.kagura.co.jp/seminar/index.html

05
23
 造作家具、面材、石、諸々施主打合でした。


ようやくですが、外壁工事で左官屋さんが入ってきました。
外壁の構造用合板の上に、防水透湿シートを貼り、通気層を作るための縦胴縁、それに直交するようにザラ板を取付けるまでが大工さんの仕事。
そこから、真っ黒な防水紙としてのアスファルトフェルトをはり、モルタルを固定させるためのラスシートを留め付けて、モルタルによる吹付けの下地づくりまでが左官屋さんの仕事(時には吹付け塗装までする左官屋さんもいますが)。
現場は、今、ラスシート取付の最中です。

内部では大工さんが奮闘中ですが、現場打合は造作家具の打合。夕方から建主さんも参加して、仕上げ材のサンプルによる確認、追加見積などの打合。
もう、盛りだくさんの一日でした。

05
18
 犬を飼いはじめました。

ゴールデンウィーク開けから、わんこを飼い始めました。
まだ5ヶ月のゴールデンレトリバーです。
建築家として、犬のためのスペースや素材、犬のために必要な設備など、取り扱ってはきたものの、我が家はまったくそういうことを考えていたわけではない住まいです。
おしっこやうんこに悩まされながらの格闘の日々が始まっています。まっ、かわいいものですが。
これまでマンション住まいだったから、今度は犬が飼いたいとわんこ部屋を計画したお宅。昨年お邪魔した時には、まだちょっとっておっしゃって、空き家でしたが、、、、、もう飼い始めたろうか?などと皆さんがどうしているか思い返したりしています。

05
18
 上棟式

 

お施主さんが立派な上棟式を催して下さいました。お施主さんご家族3人、鳶さん3人、大工さん3人、電器設備屋さん、衛生設備屋さん、工務店さんから監督とS氏、設計2人。
「猫と暮らす小さな家」の無事完成に向かって、みなさんの力を一つにしてすすんで行きます。
野地がはられた片流れの屋根。お施主さんも身軽に足場をのぼって屋根の上へ。
心地よい風をうけて気持ちよさそうでした。

 
 

05
17
 大安、快晴、上棟です!

「上棟は大安に」という工務店さんの方針に従い、土台敷きから3日開けた17日、快晴の中、上棟がとりおこなわれました。
以前、別の現場の監督さんが、「上棟の前の夜は、興奮してなかなか寝付けない。子供のころの遠足の前の晩のように」とおっしゃっていたのがいつも思い出されます。
クレーン車を横付けしての作業。みているだけしか出来ないのに、毎回身体に力が入ります。こちらの現場はSE構法を使っていて、柱は基本120角です。通し柱は幅240×120長さ約7m。SEを何度も使っている鳶さんは、「建前の段階で、筋交いや合板が入らなくても、ほとんど揺れないぐらい、がしっとくる。でも金物がなかなかシビアで…。」とのコメント。お孫さんがいるベテラン鳶さんが、身軽に登梁の上で作業をする姿に頭がさがります。
この日初めて棟梁と現場打合せ。安全でかつすっきり見える納まりを一緒に考えてくれる、頼もしい棟梁です。
地階の壁の型枠がはずれていました。降りてみたい…梯子…だれか…。本日は皆さん上棟で、ぴりっとした空気。こんな日は設計のわがままで作業を遅らせられません。上から覗き込んでの撮影のみです。

05
16
 建築家31人模型展+相談会を開催します。

建築家31人による建築模型展も次で9回目になります。
今回は、6月1日(土)から4日(火)まで の四日間。
場所が、いつもの新宿パークタワーから、横浜赤レンガ倉庫に移っての開催です。
これまで、新宿まではと、足を伸ばせなかった神奈川の皆さん、ぜひ、楽しい家づくりの話をしにいらっしゃいませんか。
模型展がメインではありますが、家づくり相談なども、気軽に声をかけていただければうれしいです。座れるコーナーも用意していますので、敷地などの図面を見ながらの具体的なお話でも、ゆっくり伺えます。
だいたい、どの時間でも建築家の誰かが詰めていますが、事前にご連絡いただければ、時間の調整をいたします。
建築家31人の会のオフィシャルサイトはこちらです。

05
9
 久しぶりの好天の現場確認

久しぶりの現場打合にいってきました。

甲府の現場へは、電車で向かう時と車の場合とあるのですが、今回は車。中央高速を勝沼でおり、20号線を甲府へ向かいます。
ここのところ何回かは、天候のすぐれない日が続いていたのですが、今回は好天に恵まれ、20号線で向かうと南アルプスの山並み、現場からは富士山がくっきりと望めました。
桜の頃、雪がかなり減ってきていたのですが、またしっかりと積もったようです。

現場は、今のところスローペースなので、とくに慌ただしく打ち合せる事項もなかったのですが、これからの仕上げ工事にむけて、工程を崩さず進めるための解決事項、多々ある変更点などの確認が主な項目でした。

外部工事は、遅れ気味ですが、今週末からは外壁の左官工事がはじまります。それに先行して、バルコニーの防水工事です。
防水下となる床部分の通気の流れが、1階壁からその床部分、さらに2階の壁へと抜けることの確認もとれました。細かいようですが、こういう部分では、大工さんがうっかりしていて、外壁通気が止まってしまったりする部分です。
この現場では、大工さんが、若いのにしっかりした方なので、話もスムーズで助かります。


天井内や床下への空調配管、循環配管も配管済みで、そろそろ仕上げ工事です。

05
7
 打設しました。

コンクリート打設。
現場に到着すると、壁の打設が残すところあと少し。最も入りにくそうなドライエリア開口廻りを職人さんがバイブ振動や木槌でたたいたりして、コンクリートの流れをよくするように作業中。
スラブにはぎりぎりになってしまい電気屋さんに迷惑をかけた開口の塩ビ管がズボっズボっとうめられています。

スラブ上端を平滑にする作業の途中まで立ち会わせていただきました。

生コン車は少量づつ8台にわけて到着し、最後の車のお見送りをして帰社しました。
 

05
2
 工事再開の準備が進んでいます。

2月の末にご報告した、工務店が倒産してしまった現場ですが、ようやくですが、再開できそうです。
まだまだ、過払い金の清算については先の話なのですが、前工務店とは和解書をとりかわし、工事契約の解除、敷地内残存物の引渡は完了しています。
新しく現場を引継いでいただく工務店さんも見つかり、引継ぎ工事の見積をいただきました。昨日、その見積調整の打合をし、金額についても概ね施主の確認がとれ、調整した見積をもって、施主との最終確認を来週する予定です。
スムーズに進めば、秋頃には竣工できそうです。