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 「猫と暮らす小さな家」が狭小敷地のテーマでピックアップされています。

「猫と暮らす小さな家」は、猫ちゃん関連の特集では、キャットウォークや猫階段、猫ハシゴ、猫窓の話題などで、ときどき取り上げていただいていますが、今回は狭小住宅の事例としてwebsiteにピックアップされていました。

「猫と暮らす小さな家」は、都内の良好な住宅地を敷地とした以前からの住まいを建て替えた住宅です。
もともとお住まいだったので、敷地条件などはよくご存知だったのですが、都内の良好な住宅地ではよくある建蔽率の小さいエリアでした。
都内の普通の住宅地・敷地では、建蔽率は60 %とされていることが多いのですが、ここは40%と決められていて、敷地の空きをたくさん確保しすることで、住宅街としての環境を良いものにしようというエリアです。
60%に対して40%ですから30%も建てられる面積が抑えられていることになります。
そのために、建築面積が、29.8平米(9坪)ほどの狭小住宅という部類に入っています。

紹介されている website はこちら
homify >狭小敷地で立地を味方にする〜東京でも開放的な暮らし〜
このテーマにあるように、東京は敷地条件の厳しいところばかりですが、その敷地の良さを生かすように計画できるのは、建築家の設計ならではですね。

 

「猫と暮らす小さな家」は、狭小ではありますが、近隣とのプライバシーを意識しての目隠しや猫ちゃんの見晴らし窓など、敷地条件の中で、クライアントと生活の仕方をじっくり相談しながら計画していった高気密高断熱の省エネ住宅です。
小さな住宅であるために、できるだけ大きな空間や広がりを確保するプランニングと、それでも足元が冷えないような室内の温熱環境を考えています。
地下室の蓄熱暖房機の熱は、コンクリートの壁にも蓄えられ、その熱のゆっくりした上昇で建物全体をあたため、上がった暖気を再び地下室に戻す循環ダクトを備えています。
「猫と暮らす小さな家」の解説や竣工写真はこちらからご覧になれます。
works > 猫と暮らす小さな家 
また、現場工事や最近の様子はこちらから
blog > 猫と暮らすし小さな家 
ギルド・デザインは、都内での仕事が多く、狭小敷地・狭小住宅といわれる計画をたくさんしています。
10〜15坪くらいの敷地が多いですが、
なかには、建築面積8坪ちょっとの「ろじのさき」 
敷地面積が9坪の店舗併用住宅「てんぷら天富士 7坪の家」などがあります。

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 東急電鉄「住まいと暮らしのコンシェルジュ」にて展示中


ギルド・デザインが参加している建築家によるグループ「建築家31会」は、東急電鉄「住まいと暮らしのコンシェルジュ」とのコラボ企画で、二子玉川ライズSC店や目黒店で、メンバーの紹介資料や模型などを置かせてもらっています。
二子玉川ライズS.C.店では、専用スペースを用意していただき、31会メンバーを交代でピックアップしています。
先週末より、ギルド・デザインの担当で、「猫と暮らす小さな家」の模型展示をしています。
今回は、ゴールデンウィークが絡むので、少し長めで、5月17日(木)までの展示です。

週末には、無料相談も予定していて、お店にお声掛けいただければ対応する事となっています。

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 「猫と暮らす小さな家」が「homify」にピックアップされています。

homifyは、住宅デザインやインテリア、収納雑貨などをワールドワイドで紹介するWEB SITEです。
ギルドデザインが設計監理した杉並区の小さな住宅「猫と暮らす小さな家」が、homifyの特集
「キャットウォークのある家 best5 – 愛猫とともに楽しく暮らす住まい」に、取り上げていただいています。
今は、まさに猫ブームですね。「猫と暮らす小さな家」は、「建築知識」という、どちらかというと建築専門書に近い月刊誌の2月号の特集「20歳まで猫が元気に長生きできる住まい」にもキャットウォークや室内温熱環境のことで、取り上げてもらっています。

 
「キャットウォークのある家 best5 – 愛猫とともに楽しく暮らす住まい」では、5つの住宅が取り上げられています。
「猫と暮らす小さな家」は都市型のいわゆる狭小住宅ですが、 他には、地方の景色の良い郊外型や、中庭型、マンションリフォームなどが紹介されています。

「猫と暮らす小さな家」の
竣工写真は、こちらから works>猫と暮らす小さな家
工事中の様子や最近の様子は、こちらから blog>猫と暮らす小さな家
 
 

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 「猫と暮らす小さな家」が雑誌掲載されています。


「猫と暮らす小さな家」が、現在発売中の建築知識2月号の特集「20歳までネコが元気に長生きできる住まい」に掲載されています。
「建築知識」は、普段は建築に携わる専門家が読む情報・技術の月刊誌ですが、今回はネコが長生きできるための住まいがテーマで、ネコを愛する一般の方、ネコとの住まいを計画中の方々が、見ていただいてもとても参考になる内容になっていると思います。
「猫と暮らす小さな家」は、ご夫婦お二人が愛猫と暮らす狭小敷地に建つ小さな住宅ですが、高気密高断熱で、地下室の蓄熱暖房機と、2階の天井と地下室とを循環させるファンによって、省エネで住まいのどこにいても暖かい環境を実現しています。

特集では、P29で温熱環境のこと、P45でハイサイト窓や猫階段などのことが紹介されています。

「猫と暮らす小さな家」の竣工写真はこちらから
工事中の現場と引き渡し後の様子は、ブログサイトのこちらから
 
 

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 「住まいと暮らしのコンシェルジュ」で模型展示


東急電鉄さんには、不動産、マンション、住宅についての相談、紹介をする「住まいと暮らしのコンシェルジュ」というお店があります。
東急沿線の駅前にあって、不動産屋やハウスメーカー、工務店とクライアントとの中間に立って、相談に乗ってくれる窓口です。
「コンシェルジュ」さんの相談、仲介窓口として、建築家というルートが抜けていました。
建築家31会の一部の有志は、建築家との家づくりの良さを、より広く知ってもらう機会になると考え、コンシュルジュさんとしては、デザイン住宅志向のクライアントさんにも、住まいの情報を提供できるということで、共同を検討しています。
その検討の中で、現在3つの店舗に、参加建築家の作品集を置いてもらっています。
特に二子玉川ライズ S.C店では、模型展示のコーナーも用意してくださり、建築家が2週おきに担当展示をしています。
本日から2週間は、ギルド・デザインの担当で、昨日展示をしてきました。
今回は、「猫と暮らす小さな家」の模型を持って行きました。
小さなコーナーですが、二子玉川に行かれるようなことがありましたら、覗いてみてください。
 
 

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 1年検査

1年とちょっと経ってしまいましたが「猫と暮らす小さな家」の1年検査にお邪魔してきました。

猫のゆうた君は、キャットタワーやキャットウォークの梁をよく使ってくれて、高窓の猫窓からは、外を覗いたりしてのんびりしているのだそうですが、この日は、みんなのいるところでまったりしたい気分だったようです。

 
ロシアンバーチを使ったキャットタワーがこの家の中心です。積層されたベニヤの目がアクセントです。

お邪魔したのは、小雨の降るような冬の寒い日ですが、中はとても暖かい。
空気がどことなく清々しい。
高気密高断熱の仕様と漆喰の壁天井、無垢のフローリングの賜物です。そして、地下室に置いた蓄熱暖房機と外断熱された地下コンクリートの蓄熱性によるものでしょう。
1階の玄関床は、とても暖かい。
洗面所やお風呂の床タイルも冷たくない。2階のフローリング床も、ほんのりしている。住宅内のどこに行っても寒いと思うところがない。
サッシの結露も見たことがないそうです 。
この家の室内温熱環境はとてもうまくいったようです。
喜んでいただいているようで、われわれも大変うれしく思っています。

地下に設置されたこの暖房機1台で、この住宅の暖房はまかなわれています。
夜間電力を使って貯めた熱を、昼の間に少しづつ放出して、1日を暖房するという機器です。
ここから出る熱量が外断熱されたコンクリートの地下壁、1階床スラブによって蓄えられます。輻射熱となる熱量が、うまく熱源となっているように思われます。
「猫と暮らす小さな家」の現場の様子は、こちらから
http://www.guild-design.com/category/仕事/猫と暮らす小さな家/ 
 

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 「What's 家―教えてください 理想の住まい―」展

現在、新宿パークタワーのリビングデザインセンターOZONEでは、
「What’s 家―教えてください 理想の住まい―」展を開催中です。
現在の家づくりでは、とても多くのことが求められるようになってきました。
耐震性や断熱性、省エネ、耐久性、もちろんデザイン、そして、生活の仕方については、多様性が求められています。
このイベントの一つの展示に、「カタチになった理想の家ー建築家60選」という会場が用意されていて、ギルドデザインは、模型とパネル展示で参加しています。
展示しているのは、昨年竣工した「猫と暮らす小さな家」です。
会場では、
1、ペットと楽しく暮らす家
2、子供の成長を考えた家
3、趣味やこだわりを楽しむ家
4、自然(緑や花)を感じる家
5、人が集まる家
の5つのカテゴリーにわけられて、それぞれのクライアントにとっての理想の家が、パネルと模型でわかりやすく解説されています。
家づくりを考えていらっしゃるみなさんにとって、とても参考になる展示会だと思います。ぜひおいでください。
会期は8月5日までです。
展示会の詳細はこちら
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/1679.html 
ギルドデザインからの展示は、下の写真のような感じです。
模型を覗いてもらうと、猫タワーや猫の階段がご覧になれます。
パネルでは、 夏期は地階の涼しい空気を2階の上げ、冬期は2階の吹抜けにあがった暖かい空気を地階にまわす空気の循環システムや、安価な夜間電力を使った蓄熱暖房機の説明がしてあります。
会場にお出での節は、ぜひギルドのパネルもご覧下さい。
「猫と暮らす小さな家」の現場の様子はこちらからご覧下さい。
 http://www.guild-design.com/category/仕事/猫と暮らす小さな家/

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 お住いの様子を伺ってきました。


年の瀬のお忙しい頃ですが、お引渡後3ヶ月お住まいいただいた様子をうかがってきました。
地下に置いた蓄熱暖房機、地下と2階の熱と循環させるカウンターアローファンの働き具合、床暖房を設置しなかった寝室や2階リビングの部屋や床の暖かさ具合を確認させていただきました。
省エネ4等級レベルまであげてある断熱性、気密性のおかげで、室内はどこに行っても暖かい。温度差のない全館暖房はうまくいっているようです。 地下に設置してある蓄熱暖房機のおかげです。1階の寝室も地下の天井に開けた穴から熱が廻っているようで、いつも暖かいそうです。
2階への熱の上がり具合が十分かと、気になっていたのですが、お邪魔した日は2階のフローリング床に座っていても、冷たいとは思わない、ちょうど良い具合でした。
ただ、カウンターアローファンをまわしてないと地階に熱がかなりこもっているそうで、今回はファンをまわしていただいたので、地階に変な熱のこもり感はありませんでした。
カウンターアローファンを普段はあまりまわしていないそうで、音の問題だそうです。 昼間テレビをつけていたり、お客さんがきていて話をしていればそれほど気にならないようですが、夜などは音の問題はありそうです。
ダクトが室内に長く露出してしまったこと、スパイラルダクトのままだったことが原因に思われます。今後の課題です。

お引っ越しの後、ちょっと時間がかかっていた建具の猫穴も確認してきました。
室内のどこも暖かいので、猫穴には扉がなくても平気なんですね。

先日ヒビの入った食器棚のガラスのお話も聞いてきました。
強化ガラスにすべきか悩んだところですが、ご近所のガラス屋さんで難なく取替できるということで、その気軽さは普通ガラスの良さのようです。
暖房が入ると、木材が乾燥し、収縮する部分がでてきます。暖房が入り始めて2ヶ月くらい経つのでしょうか 。すこし隙間が出始めて、気になるところが出ています。1年検査の時までは広がったりしながら、少しづつ落ち着いてくることでしょうが、要経過監察ですね。
一応、気のついた部分などを工務店さんに連絡して、課題としてもらいました。


 

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 お引渡し

「猫と暮らす小さな家」も10月5日にお引渡となりました。

手直しの必要なところを確認していただき、建築、電気、蓄熱暖房機、ガスなど、それぞれの工事担当者から、使い勝手やメンテナンスの説明の後、玄関キー、機器類の保証書、審査機関による検査済み証などをお渡しして(今回、工務店さんが引渡証を用意しておらず、ちょっと問題なお引渡となりましたが)、お引渡です。
建主さんにはご迷惑をおかけしますが、追加工事や、一部の手直しの未施工部分については、お引っ越しが一段落した頃に、ということになりました。


建築面積9坪の小さなお住いですが、2階のリビングダイニングキッチンは、天井の高く、南のバルコニーは基準いっぱいの2m奥行を確保しているので、長く広く感じていただけます。
キッチン裏には、2帖程のパントリーとその外にはサービスバルコニーもあって、収納も十分にとってあります。
部屋の中央のキャットタワーからは、梁の上や、ハイサイドライトの猫の見晴らし場まで渡っていけるような、猫ちゃんたちの遊び場やくつろぎの場を用意しました。
リビングでくつろぎながら猫ちゃんたちのかわいい姿を眺めていられます。
トイレの横には、ちょっと隠れるような換気扇付きのスペースがあって、そこには猫ちゃんたちのトイレ 置き場です。

 

早速、ゆうたくんとさつきちゃんが遊んでくれました。ふたりをみているひとの方が、もう楽しくて、撮影大会になっちゃいました。
床の無垢フローリングには、とても自然で、木質感の感じらせる塗装ですが、猫などの爪にも強さのある塗装を建主さんが見つけられて、それを塗装してもらっています。

 

お引渡の後、建主さんの工事として、洗面脱衣室や浴室には防カビ性のコーティングをしてもらいました。
 
 

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 オープンハウスへのご来場ありがとうございました

 
先月28日のオープンハウスでは、まだ床の養生もとれていない状態でした。おいでいただいた方々には大変申し訳ないことでした。
昨日は、28日においでいただけなかった方々や事務所のメンバーでの内覧をさせていただきました。

この日は、暗くなるまで、少しゆっくりと現場にお邪魔させていただき、照明の様子なども確認してきました。
計画地は、緑の多い閑静な住宅街ですが、それだけに建蔽率は40%と厳しく、狭小敷地であるこの計画は、地下を入れても、83m2(25.2坪)程度の延床面積を確保するのがやっとです。
2階のリビングダイニングキッチンは、敷地の長さをいかし、南の光をつかまえるように空へつながる天井から、空間の広がりを手に入れています。

家族の一員の猫ちゃんのためのキャットタワー、猫階段です。
リビングにあるキャットタワーからは、梁の上端や、飾り棚を渡って、窓辺へと遊びにいけます。ぽかぽかの暖かいハイサイドライトの窓辺は、外の景色の見おろせる冬場の特等席です。
壁の仕上げは、漆喰を塗装したもので、そのアルカリ性、静電気を帯びないこと、吸放湿せいなどは、臭いを消してくれたり、汚れ付きを防いでくれたらり、多少とはいえ貢献してくれています。


施主といっしょに使い勝手を考えて造ったロシアンバーチのキッチンです。
広いシンク。シンク上には扉をリフトアップさせて使う水切り棚。吊り戸棚はガラスの引戸で、普段使いのお気に入り食器を飾りながら収納できるようにしています。
電子レンジやトースター、炊飯器は、写真からは隠れていますが、同じくロシアンバーチで造作した家具におさまります。

2階へ上がる階段は、狭さを感じさせないための踏み板だけの階段です。光の廻り込みや風の流れをスムーズにさせます。
お父様は足下を悪くされているので、階段の造りについては 心配をしていたのですが、クライアントとの話合いを通して、このような階段にまとまりました。
今手摺のついていない壁面についても、今後手摺が付けられるように下地を埋め込んでいます。

お父さまの足腰のことを考えて、トイレの起ち座りが楽になるように、洗面との境に、収納を兼ねた小さなカウンターを、力のかけやすい高さに造り付けています。この部屋にも、将来の手摺用に、壁の中に下地を隠しています。
洗面脱衣室、トイレは狭いながらも(狭いからこそ)一室です。動作が楽になるように、また、場合によっては介助しやすいようにと考えてのことです。
お風呂にはガラス戸を使うことで、お風呂までつながる一部屋のようにみせて、窮屈感をなくしています。
お風呂にはホーローの浴槽を入れています。ホーローの浴槽は、質感もすばらしいのですが、営業の方によれば、お湯持ちもよく湯質まで違って感じられるそうです。
浴室の壁はFRP防水をそのまま見せています。
本来下地になるべきものですが、ガラス繊維が盛り上がり、少しムラのある表情が、 なかなか素敵です。

地下室は、主に収納ですが、ドライエリアを設けていて、自然光や風も入りますから、ちょっとなにかをする場所としても使えることと思います。
手前右に置いてある箱が、蓄熱暖房機です。夜間電力を使い内部に熱を溜め込み、昼の間はゆっくりとそれを放出するというもので、夜間の安価な電力を使う暖房機です。
冬の間、暖房機からの温風は、外断熱されたコンクリートの壁天井に蓄熱され、安定した熱源の場所となります。
階段スペースと通して、建物中に暖かい空気は廻っていきますが、コンクリートの天井に開いた穴からは直接1階寝室や、洗面脱衣室の床下にはいり、床を暖めてくれるものと思います。
最初の写真の天井際に写っているシルバーのダクトは、この地階とリビング天井の一番高いところとをつないでいて、換気扇(カウンターアローファン)が空気を強制循環させます。
冬に上がった熱気を、再び地下室へ。また、回転を反転させることで、夏の地下室の冷気をリビング天井から吹き下ろすということができます。
これまでの現場の様子などはこちらからご覧ください。
「猫と暮らす小さな家」 
 

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 オープンハウスのお知らせ

急なご連絡ですが、建主さんのご厚意により、オープンハウスを開催することとなりました。
皆様のご批評を頂ければと思います。ご都合がよろしければ、ぜひお越し下さい。

杉並区の閑静な住宅街、南向きに建つ
「猫と暮らす小さな家」
9月28日(土) 14時半より17時まで
猫道、猫梯子、お昼寝用窓台など、施主と猫が
心地よく楽しく暮らす空間作りを考えました。
地階1階、地上2階。木造部構造体はSE構法。
断熱、通気に配慮し、小さいながらもおだやかで快適な住まい作りを心がけました。
建築概要
地下1階、地上2階 木造+RC造
建築面積 29.81m2
延床面積 83.63m2
担当   磯村一司+松本尚子
施工   和光建設株式会社 栗原昭
建築家との家づくりに興味のある方、家づくりを検討されている方など、ご都合の良い方はご連絡ください。
詳細な案内をお送りいたします。
これまでの様子は、こちらから
「猫と暮らす小さな家」 

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 足場が外れました

やはり足場が外れると、外観もずっとすっきりと確認できます。
猫と暮らす小さな家は 地下1階、地上2階のSE構法の住宅です。
間口1間半の細長い居室の部分と、間口1間の立て動線の部分の二つのブロックでできています。外壁では、その部分を色分けで表現しています。

足場が外れたことで、これから外構工事です。アプローチの舗装と手摺高さが2mになるバルコニーの骨組み工事がはじまります。

室内では、大工さんが家具工事の作成に追われています。
既に猫ちゃんの遊び場、くつろぎの場となる棚板が壁に埋められました。
今回は棚板にベニヤ(積層材)をつかっているのですが、その木口を隠すのではなく、積層の様子を化粧としてみせることにしました。以前はシナの共芯ペニヤを使っていましたが、今回はロシアンバーチの合板です。この材料もきれいにベニヤの積層を見せてくれています。


防水工事が終わっていた浴室には浴槽が設置されました。
浴槽は大和重工さんの鋳物琺瑯浴槽。やはり浴槽は鋳物琺瑯がいいですね。
それぞれの住宅でのデザインのまとめ方ということはありますが、琺瑯の質感、鋳物の重厚感、中途半端な樹脂系大理石などとはちがって、段違いな気持良さです。
浴室外壁や基礎廻りは、当然、断熱材で包まれていますが、浴槽自体にもウレタン断熱が施されていて、お湯は冷えにくくなっています。今回は、このウレタン断熱材を少し厚めにお願いしました。
浴室の壁はこれで仕上がりです。FRP防水をそのまま見せるスタイルでトップコートを白塗装しています。