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 内装下地工事すすむ

「茶の間のある家_リフォーム」の現場の報告が遅れました。
現在は仕上げ工事に入っていますが、大工さん工事になった少し前のご報告です。
小上がりの茶の間とキッチンを、床にレベル差を作ってつなぐキッチンカウンター部分は、キッチン倶楽部さんによるオーダー製作品で、先日の鉄骨階段に続き、このキッチンが取り付くことで、 他業種さんとの取り合い部分が収まって、大工さんがトントンと作業を進められるようになりました。

天井の野縁が組まれ、間仕切り壁や大工さん手作り家具や、家具と絡んだ建具溝なども掘られています。


大工さん造作家具の良いところは、下地と一体になる造り方によって、家具が建物と一体のように見える点。家具工事の家具だと、置き家具とは違っても、建物に埋まるようには作れません。

上の写真はキッチン倶楽部の作ったキッチンカウンター上に、大工さん造作の吊り戸棚を吊ってもらっているところ。単純な吊り戸棚だけど、棚板を4段ほど入れ違いに吊ってもらいます。一段づつボルトでレベル調整しながらの作業は、面倒見の良い大工さんならではのこと。感謝です。
照明器具のためのライティングダクトは、本来電気工事ですが、壁から出っ張るのは嫌だから、壁に埋めてもらいます。
これも大工さんが、下地を作る時に一緒に入れてくれます。

いろいろと、大工さんに面倒見ていただいています。

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 大工さんの家具製作

梅雨にはいり、どこの現場も、なかなか外工事が進められないでいることと、おもいますが、「父娘で暮らす大屋根の家」の現場でも、外壁工事が進まない分、大工さんは、室内工事をどんどん進めています。
家具は、一般的には家具屋さんがつくるものと思われるかもしれませんが、比較的シンプルな家具なら大工さんにもつくれますし、大工さんにお願いすれば、家具屋さんよりはコストを押えてつくることができます。
そこで、この現場でも大工さんにできるだけ、家具工事をお願いしてます。
クローゼットやパントリーだけでなく、手洗いカウンターなどもです。
現場打合の当日、施主スペースに取付ける5m程度の長さになるカウンター材が搬入されました。
僕もお手伝いして、4人掛かりでの荷揚げでした。


江中建設さんでは、大工さんとの打合がしっかりしていて、仕口や金物も手慣れたものです。


 
 
 
 
 
内部工事も進んで、室内のイメージもつかみやすくなってきたので、夕刻より久しぶりに、建主さんとの打合を、現場でおこないました。
仕上材料や色などの最終確認です。

5mのカウンターの端部には専用の洗面コーナーが用意されます。写真は洗面器廻りの部分に張られるタイルです。実施図面をまとめる段階で、一度確認していましたが、その時とは、少し違ったものも用意させていただき、そのなかから選んでいただきました。
リビングの吹抜けに面する施主スペースも、家具が作り込まれてきたことで、ずいぶんを雰囲気がわかるようになりました。
もう室内は、暗くなってきた時間でしたから、 トップライトからの明かりが効果的であることが確認できました。

05
23
 造作家具、面材、石、諸々施主打合でした。


ようやくですが、外壁工事で左官屋さんが入ってきました。
外壁の構造用合板の上に、防水透湿シートを貼り、通気層を作るための縦胴縁、それに直交するようにザラ板を取付けるまでが大工さんの仕事。
そこから、真っ黒な防水紙としてのアスファルトフェルトをはり、モルタルを固定させるためのラスシートを留め付けて、モルタルによる吹付けの下地づくりまでが左官屋さんの仕事(時には吹付け塗装までする左官屋さんもいますが)。
現場は、今、ラスシート取付の最中です。

内部では大工さんが奮闘中ですが、現場打合は造作家具の打合。夕方から建主さんも参加して、仕上げ材のサンプルによる確認、追加見積などの打合。
もう、盛りだくさんの一日でした。