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 解体開始

国道沿いの家、 先週足場が組まれ解体が始まりました。

ここまでたどり着くのにかなりの時間がかかってしまい、お施主様にもご心配をお掛けしました。
12月2日、お引っ越しがおわった現場で解体の契約がおこなわれたのですが、本当にすべての荷物がきれいに運び出され、驚き。何度も実測をさせていただき、打合せにもお邪魔していた空間からイッキに生活の匂いが全てがなくなると、より新しい空間のイメージがくっきりしてきます。
3階4階は一部屋づつ内部の解体がされています。

1階2階は解体する場所と既存を利用する場所があるため、解体屋さんもなかなか大変なところ。壁には監督さんの「解体」「残し」の指示が。

監督さんが一言「壊すのってちょっとさびしいですよね。」
うーん。そうですね。つくるのが仕事だからこそ、人のつくったものを壊すのは心苦しいところですよね。
壁のプラスターボードをはがすと、当時建てた人が記入した墨出しの文字。
「この字を書いた職人さんは、今どこでなにしてるのかな…現役でがんばってるかな…」などなど考えたりもします。

そんなことも考えつつ、国道沿いの家、6人家族と従業員さんのあたらしい空間、すてきに生まれ変わるように、お施主さん、監督さん、職人さん、皆様と協力して、丁寧に進めていきたいです。