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 今朝の東京新聞「暮らし」欄に取り上げられています。

昨年暮れにお引き渡しした「茶の間のある家_リフォーム」が、今朝の東京新聞「暮らし」欄の「住まい インテリア 彩り」のコーナーで、取り上げられています。

「茶の間のある家_リフォーム」は、都心住宅密集地の築年数が45年を超える狭小住宅のリフォーム計画です。
新築の検討もしたのですが、建て替えのできない敷地条件でした。
住宅密集地であっても、利便性の高いこの土地で子供達との生活を続けるために、クライアントはリフォームを選択して、耐震性、断熱気密性を高め、室内の温熱通風採光環境をできるだけよくすることとなりました。
その計画の内容を記事にしていただいています。
まさに、今朝の東京新聞20面です。110円です。コンビニでも購入できるので、 よろしければ是非ご購入ください。
「茶の間のある家_リフォーム」の現場の様子、現在の様子は、こちらから

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 断熱材吹付け完了

新年あけの仕事始めの週に山梨県のリノベーション現場「中庭を造る減築リフォーム」へ、工程確認、施主打合で出かけてきました。
山が大好きだからというわけではないですが、冬の山梨はすばらしい。
甲府市内を走っただけで、冠雪した南アルプスがとっても雄壮です。

現場の予定では、なんとか年末中に断熱工事を終わらせたかったようですが、新年早々の吹付け工事となってしまい、工期は遅れているようです。
工期についてのクライアントへの説明を、工務店よりしてもらいました。
リフォーム工事は、計算通りに進むことの難しい工事ですが、この現場では、少し遅れ方に問題がないわけではありません。ただ工期だけを無理に詰めて、工事の質が雑になってもらっては困ります。
特に最近は職人さんが足りない状況です。現場のわかっていない職人さんを無理に入れてもらっても、うまくいかないことも多いです。そのあたりの読みで、どこまでを工務店さんにお願いできるのかが難しいところです。

この現場は現場発泡の硬質ウレタンフォームB種でお願いしています。
A 種でも、もちろん良かったのですが、既存改修で、外壁を残してのリフォームですから、外壁通気をとることができない今回のリフォームでは、断熱材での内部結露を押えるために、吸湿性の少ない断熱材を選択しています。
中庭のサッシも取り付いていて、ようやく空間ボリュームが見えてきました。
断熱は外壁だけでなく、外壁区画から1m室内側までウレタンフォームを吹いてもらっています 。これは鉄骨が熱橋により、外部の熱環境が室内に入ってくるのを押えるために必要な措置です。
この日は、造園屋さんとの外構打合もお願いしました。
玄関前や、駐車場と南窓との間の既存植込みをどう調整していくのかを、植木屋さんに相談しながら、 残すべき木とあきらめる木を決めながら、クライアントにも植栽のイメージをまとめてもらいました。


初めて聞いたことですが、棕櫚には唐棕櫚と和棕櫚があるのだそうです。
このお宅にある棕櫚は和棕櫚で 、和棕櫚は葉の開き具合、付き具合の姿がよいのだそうです。
意図して植えていないとあるものではないということで、これは残すこととなりました。
最近の植栽の傾向として、松や梅など、和っぽいものを避けることが多く、だんだん使われなくなってきているので、そういう今でこそ、この和棕櫚もうまくいかせないかと思うのです。

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 断熱工事完了、ボード張りが始まりました。


断熱工事が完了しました。
もう暖かい季節になってきていますが、断熱材で覆われただけで、暖かくなったように思います。
建主さんが、朝のまだ寒い時に現場に入ると、やっぱり暖かく感じるそうです。
理屈としてはそうなるはずですが、実感していただいているというのは、提案を理解していただいているということで、嬉しいことです。

断熱材の吹付けが終わったのを受けて、軽鉄下地へのプラスターボードの取付が始まりました。


屋根の直し工事も進んでいます。
屋上の陸屋根部分のシート防水は、何度かの補修工事をされているということで、平場の傷みはないようなので、問題はないかと思っていましたが、パラペットの笠木をはずしてみると、防水端部の処理に問題が見つかりました。
この笠木は内部に水が廻ることを認めているつくりのものなのですが、この防水の止め方では、強風の時などに、雨漏りしかねません。

実際に、雨漏りしていたかもしれません。漏っていた量がすくなかったり、耐火被覆に吸われて、気がつかなかっただけかもしれません。
建主さんにも、現状を確認していただき、まず見積は取りますが、パラペットの天端を、防水材で包込むように補修してもらう方向で、工事の段取りを進めてもらうこととなりました。
リフォーム工事は、思わぬところから問題点が発見されるものです。せっかくのリフォームのタイミングです。しっかりした調査と補修をしておきたいものです。
 

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 外壁のムラの補修確認とお住いの様子伺いにいってきました。

10月にお引渡ししていた「中庭のある小さな平屋」でしたが、外壁の吹付けの仕上がり具合がどうも気になっていて、吹付け直しをしてもらっていました。
うちの事務所でよくお願いしている外壁の吹付けは、アイカのジョリパット「ゆず肌」というものです。
材料自体は高価なものではないのですが、骨材をほとんど入れない仕上げ方で、すっきりと上品な仕上がり具合になるのですが、下地の作り方や塗料の吹き方に手をかけないと、ムラの出やすい仕上げです。

修正も難しいのですが、今回はこれで2回目の吹付け直しでした。
写真ではあまり目立って見えないかもしれませんが、残念ながら少しムラが残り、修正はこれ以上無理だと判断し、建主さんにも立ち会ってもらい、ご了解をいただきました。
外壁の確認がてらに、住まわれてからの様子をうかがいました。
ここのところ急に寒くなってきましたが、とても暖かく過ごされているようで、基礎断熱、床下室内空気循環排気、高断熱の仕様はかなり有効に働いているようです。
これからますます寒くなる季節ですが、この感じなら今年の冬からは、とても暖かく過ごしていただけそうです。リビングからのお日様の陽射しも十分です。伺った日は、もうこれだけで暖かかったのですから。

息子さんの部屋には、予定どおりビンテージバイクが納まりました。カリモクのソファーとともに素敵に納まっています。息子さんのセンスに感服です。こんな風に使っていただけると、とてもうれしいです。

生活便利品も通販で購入されたものが、納まっていました。
冷蔵庫とキッチンの間の隙間には細長いワゴン式の収納が、洗面所には洗濯機の隙間に折りたたみ式の物干が、ピッタリ入っています。
ネットで探すと、便利なものがけっこうあるのに驚かされました。