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 木造・S造・RC造 現場リアルイラスト帖

10年ほど前になるでしょうか、出版社 X-Knowlege さんのお手伝いをして、まだ現場経験の浅い若い建築士さん向けに、建築現場の様子、現場を監理するポイントを、解説する「建築知識」の特集を作っていました。
木造、鉄鋼造、コンクリート造、それぞれの構造について、工事現場、加工所などに取材に行い、記事だけでなくDVDにまとめ映像を通して、現場の生の様子を知ってもらおうという企画でした。
当時は木造、鉄骨造、コンクリート造は、それぞれ別々の月間誌の特集記事でしたが、人気があったようで、DVD付きの一冊の書籍になり、何度か加筆、変更が加えられ、出版されていました。
今回は、装いも新たに新しいメンバーで作り変えたそうですが、鉄骨造だけが、10年前の再録というかたちで出版されたので、そこにだけ、ギルドデザインのクレジットが入っています。
以前ものより、ずっと詳細な解説が増えて、より理解を助けてくれるように出来上がっているので、若い人たちには良い書籍だと思います。
ギルドデザイン磯村が出ているのは、DVDの映像部分ですが、とても恥ずかしくて、最後までみられませんでした。

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 仕上げ工事

「茶の間のある家」のそろそろ竣工です。
引き渡しに向けて仕上げ工事が順調に進んでいます。

写真は、少し前の工事となりますが、床の仕上げ、フローリング張りです。
無垢フローリングを使うと、気にかけなければならないことがいくつかあります。
写真のように紙一枚ですが、少しだけフローリング1枚づつに隙間を作りながら貼らなければなりません。
無垢の木は、空気中水分の吸放湿をおこないます。その時の伸び縮みを考えておかないと、激しい場合は、床全体がむくりあがったりします。ノリがよくなったから大丈夫などと侮ってはいけません。木の力はとても強いです。その力を逃す紙1枚です。
壁際にも細工がしてあります。少し壁の中にフローリングが伸びてもいいように、少しだけ隙間を作っています。

今回の工事では、大工さんに、とてもお世話になっています。
キッチンの吊り戸棚や釣り棚板もとても大変でしたが、子供室の机と収納がセットされた2段ベッドも大工さんの手作りです。
しかもクライアントからは、子供が大きくなったらバラせるようにしたいという要望も叶えてくれました。
この写真を取った後、塗装屋さんが仕事をしやすいようにと、2段ベッドをバラしいました。
小さなお家ですが、家族が楽しく住めるようにと、クライアントと綿密な打合せをしながら進めてきたリフォームです。
12月18日には、オープンハウスも予定しています。
実物を是非ご覧ください。
これまでの「茶の間のある家」の現場の様子はこちらから。
「茶の間のある家_リフォーム」