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 外壁のムラの補修確認とお住いの様子伺いにいってきました。

10月にお引渡ししていた「中庭のある小さな平屋」でしたが、外壁の吹付けの仕上がり具合がどうも気になっていて、吹付け直しをしてもらっていました。
うちの事務所でよくお願いしている外壁の吹付けは、アイカのジョリパット「ゆず肌」というものです。
材料自体は高価なものではないのですが、骨材をほとんど入れない仕上げ方で、すっきりと上品な仕上がり具合になるのですが、下地の作り方や塗料の吹き方に手をかけないと、ムラの出やすい仕上げです。

修正も難しいのですが、今回はこれで2回目の吹付け直しでした。
写真ではあまり目立って見えないかもしれませんが、残念ながら少しムラが残り、修正はこれ以上無理だと判断し、建主さんにも立ち会ってもらい、ご了解をいただきました。
外壁の確認がてらに、住まわれてからの様子をうかがいました。
ここのところ急に寒くなってきましたが、とても暖かく過ごされているようで、基礎断熱、床下室内空気循環排気、高断熱の仕様はかなり有効に働いているようです。
これからますます寒くなる季節ですが、この感じなら今年の冬からは、とても暖かく過ごしていただけそうです。リビングからのお日様の陽射しも十分です。伺った日は、もうこれだけで暖かかったのですから。

息子さんの部屋には、予定どおりビンテージバイクが納まりました。カリモクのソファーとともに素敵に納まっています。息子さんのセンスに感服です。こんな風に使っていただけると、とてもうれしいです。

生活便利品も通販で購入されたものが、納まっていました。
冷蔵庫とキッチンの間の隙間には細長いワゴン式の収納が、洗面所には洗濯機の隙間に折りたたみ式の物干が、ピッタリ入っています。
ネットで探すと、便利なものがけっこうあるのに驚かされました。


 

10
7
 足場がとれました


 
ようやく外観の全容が見えてきました。
完了検査、お引き渡しにむけて最後の追い込みです。
その日伺った日は、建具と壁クロス貼りと外構工事が中心作業でした。
 

 
クロスを貼る作業は、撮影してるこちらも息止めてしまいます・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
こちらはクロスの糊付け作業。現場で糊付けしますので職人さんの息のあったコンビネーションが重要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一方こちらは搬入されたばかりの特注シンクです。お施主様のご要望を取り入れ細かい寸法まで考えて発注しました。水栓金物など付いた姿が楽しみです!

 
 
 
 
 
 
 
 

 
レンジフードやキッチン家具も順次取付けられていきます。
 
 
 
 
 
 
 

中庭のウッドデッキ。右上の白いものは物干用の金物です。取付け待機中。

中庭も完成間近です。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
建具もほぼ入り・・・、

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お施主様の以前の家から持ってきた、背比べの傷跡のある思い出柱も鎮座。
新居になってご家族の暮らしの中で今後はどんな思い出を刻んでいくのでしょう・・・。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、完成目前の作業状況レポートでした。(あ)

02
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 床下、基礎の断熱

季節を見おろす家では、基礎の部分を断熱気密化して、床下環境を外部ではなく、室内側に取込もうとしています。
2階リビングにある薪ストーブの熱エネルギーはとても大きいので、2階のLDKだけでは、まだエネルギーがもったいないくらいです。
とくに、リビングの高い勾配天井には、どうしても暖気がたまってしまうので、その暖気を、送風機によって1階の床下に廻すことで、効率よく、住宅全体を暖めるのに使おうと計画しています。
そのためには屋根や壁に十分な断熱性能と気密性能を与えるころが大切ですが、床下に廻すためにも、基礎廻りの気密化断熱化が必要になります。
今回は現場でその確認をしてきました。
基礎のコンクリート部分へ、外気に接する部分にはウレタンフォーム A-1種を60mm、その他外周部で外気の影響を受ける部分に、20mmの厚みで吹付けてもらっています。中心部分は夏涼しく冬暖かい地熱を活用した断熱化で、冬期の薪ストーブの熱がコンクリートに蓄熱されることを期待しています。

下の写真は浴室廻りの基礎断熱です。
一般の木造住宅で、床下換気をしている場合、お風呂廻りの断熱工事がしっかりできていないことが多く、寒いお風呂になりがちですが、こういうところもしっかりと断熱することで、お風呂が冷える場所でなくなるような環境づくりをしています。