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 竣工写真アップしました_「中庭のある小さな平屋」

「中庭のある小さな平屋」は、35坪程度の敷地の中に、4畳半程度の中庭を建物が囲む小さな平屋住宅です。

計画のお話しをいただいた時、お母様は、今後、階段の上り下りが辛くなってくるだろうから、寝室は1階にしたいとおっしゃっていて、部屋数や日当たりを考えると、2階建になると思っておられたようです。
我々からの提案は、南側の隣家の高さと冬の太陽高度、角度などを計算しながら、リビングダイニングには、暖かな陽射しが入るような、屋根勾配とボリュームを考えたロの字型の中庭のある住宅でした。
コンパクトな生活提案を、気持ちよく了解いただいて実現した住宅です。
竣工写真をぜひご覧ください。
「中庭のある小さな平屋」竣工写真
工事中の様子がこちらからご覧になれます。
「中庭のある小さな平屋」ブログ

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 竣工写真撮影


「中庭のある小さな平屋」は昨年秋に竣工した住宅ですが、家具蔵さんに注文したダイニングテーブルとダイニングチェアの納品を待っていたので、ほぼ半年遅れとなりましたが、竣工写真の撮影に伺ってきました。
建主さんが、吉祥寺のショールームで座ってみて気に入った椅子がきっかけで、家具蔵さんの青山のショールームを訪ね、家具蔵さんこだわりのテーブル天板で、出来上がりを楽しみにしていたダイニングテーブルとダイニングチェアーがこちらです。

ソファーは娘さんが一人暮らしだった時に使っていたというものだそうですが、なかなか素敵です。この場にぴったりとあっています。


今年の大雪のとき、埼玉は30センチ程度の積雪だったそうです。直接被害はなかったそうですが、中庭に積もった雪は簡単に処理できず、困ったそうです。
近年、毎年ある集中豪雨に対しては、対策は考えていたのですが、大雪のことも、これからは考えておかないといけないかもしれません。
まだ、緑が育っていない中庭でしたが、ハンモックがピッタリでした。
ご家族の個室は、決して広くないのに、どなたもすっきりと使いこなされていましたが、息子さんお部屋は、相変わらずバイク映え、カメラ写りのする部屋で、男子とは思えない素敵な使い方をされていました。

 

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 足場がとれました


 
ようやく外観の全容が見えてきました。
完了検査、お引き渡しにむけて最後の追い込みです。
その日伺った日は、建具と壁クロス貼りと外構工事が中心作業でした。
 

 
クロスを貼る作業は、撮影してるこちらも息止めてしまいます・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
こちらはクロスの糊付け作業。現場で糊付けしますので職人さんの息のあったコンビネーションが重要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一方こちらは搬入されたばかりの特注シンクです。お施主様のご要望を取り入れ細かい寸法まで考えて発注しました。水栓金物など付いた姿が楽しみです!

 
 
 
 
 
 
 
 

 
レンジフードやキッチン家具も順次取付けられていきます。
 
 
 
 
 
 
 

中庭のウッドデッキ。右上の白いものは物干用の金物です。取付け待機中。

中庭も完成間近です。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
建具もほぼ入り・・・、

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お施主様の以前の家から持ってきた、背比べの傷跡のある思い出柱も鎮座。
新居になってご家族の暮らしの中で今後はどんな思い出を刻んでいくのでしょう・・・。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、完成目前の作業状況レポートでした。(あ)

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 大工さんとの打合に行ってきました。

現場は順調に進んでいます。
前回の打合の時から、サッシの取付が始まっていましたが、既に玄関ドアを除いて、全て取り付いてます。ただ、中庭に面したガラスが、一部、型板ガラスではいったのは間違っています。これは取替を依頼しました。

屋根工事もトップライトがついて、防水のためのルーフィングまで進んでいます。
棟が重なったり、屋根が折れたりする部分があるので、監督さんには、ルーフィングの処理の仕方には、十分注意するようにお願いしてきました。

この現場では、リビング前の軒を半間の長さで出しています。軒裏は垂木をそのまま現します。雨が激しく吹き上がると、垂木が室内へ入るところが心配です。垂木を伝って、雨水が入ってくる場所になりかねないからです。
そんなところには、下地の段階から雨水が浸入しないようにしっかりとシーリング処理がしてあります。大工さんが対応してくださいました。感謝です。

サッシと土台水切りも付き、外壁工事も進んでいます。
最近の木造住宅では、外壁の通気工事がとても大切ですが、通気胴縁がサッシにあたっていると、通気層をのぼる通気をとめてしまいます。サッシの下では、数センチ離して通気胴縁をとめて、空気の流れが横へ動くようにしておく必要があります。

写真の窓は巾がないので特に問題ではないのですが、引違い窓など巾の広い窓では必ずこんな感じで、通気胴縁をとめておきます。
今の下地の段階で確認しておくことは、建物の性能のために、とても大切な部分なんです。
 

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 屋根には断熱材が貼られました。

上棟以後、順調に現場は進んでいます。
現場が動き始めたことで、大工さんはじめ、各業者さんからも現場を進めるにあたっての質疑が出てきました。図面だけでは伝えきれない部分や、性能に対しての現場の考えと設計者の考えとの擦り合わせなど、どうしても現場での打合が必要になります。

外壁の構造用合板が貼られ、屋根の構造用の合板の上には、すでに断熱材が貼られています。この断熱材の上には、夏の太陽熱から室内をまもるために、熱気や湿気を逃がすための通気層が作られます。通気層の上にはもう一度、野地板が貼られ、防水、屋根の仕上げへと続きます。


屋根の断熱材と通気層を作るための通気胴縁の様子です。断熱材の下から出ている白いシートは、湿気は通すが水は通さないというシートです。
室内で上昇した湿気は通すが、万が一雨漏りしてもこのシートが二重の防水の安全を担っているということですね。
この外断熱の屋根はLDKの屋根で使います。リビングダイニングキッチンでは、屋根を支える垂木と野地板を見せる、いわゆる屋根裏をみせちゃうデザインを採用しているからです。
向かいの寝室棟の側は内断熱のため、まだブルーシートで覆われています。

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 上棟しました

 

工務店の倒産により、大変遅れていた現場ですが、先週の土曜日、新たな工務店とともに、ようやく上棟を迎えることができました。

午後5時より、施主、現場責任者、設計者の3者による四方清めのあと、薄暗くなるまで、現場の責任者、大工さん、各設備業者さんに、施主にご用意いただいたごちそうをいただきながら、くつろいだ時間を過ごしていただきました。


上棟式は、建物の構造体を完成する工事まできたことへの感謝と、これからの工事の安全を祈願しての儀式ですが、これから工事を進める職方さんに建主さんを知ってもらい、この工事への意義を感じてもらうためにも大切な行事です。
顔も知らない施主の住まいを造るより、どんな建主なのかを知ってもらった方が、作る側にも意欲が湧くというものです。
式自体は、短い時間かもしれませんが、 ちょっとしたこの交流会は、意外と大切な時間なのだと思います。
直会の間に、実際の位置から周辺を見てもらいながらのガラスの種類の確認をしていただきました。
また、トップライトの位置確認では、 化粧梁の上にまでのっていただき、ありがとうございました。