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 足場がとれました


 
ようやく外観の全容が見えてきました。
完了検査、お引き渡しにむけて最後の追い込みです。
その日伺った日は、建具と壁クロス貼りと外構工事が中心作業でした。
 

 
クロスを貼る作業は、撮影してるこちらも息止めてしまいます・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
こちらはクロスの糊付け作業。現場で糊付けしますので職人さんの息のあったコンビネーションが重要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一方こちらは搬入されたばかりの特注シンクです。お施主様のご要望を取り入れ細かい寸法まで考えて発注しました。水栓金物など付いた姿が楽しみです!

 
 
 
 
 
 
 
 

 
レンジフードやキッチン家具も順次取付けられていきます。
 
 
 
 
 
 
 

中庭のウッドデッキ。右上の白いものは物干用の金物です。取付け待機中。

中庭も完成間近です。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
建具もほぼ入り・・・、

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お施主様の以前の家から持ってきた、背比べの傷跡のある思い出柱も鎮座。
新居になってご家族の暮らしの中で今後はどんな思い出を刻んでいくのでしょう・・・。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、完成目前の作業状況レポートでした。(あ)

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 オープンハウスへのご来場ありがとうございました

 
先月28日のオープンハウスでは、まだ床の養生もとれていない状態でした。おいでいただいた方々には大変申し訳ないことでした。
昨日は、28日においでいただけなかった方々や事務所のメンバーでの内覧をさせていただきました。

この日は、暗くなるまで、少しゆっくりと現場にお邪魔させていただき、照明の様子なども確認してきました。
計画地は、緑の多い閑静な住宅街ですが、それだけに建蔽率は40%と厳しく、狭小敷地であるこの計画は、地下を入れても、83m2(25.2坪)程度の延床面積を確保するのがやっとです。
2階のリビングダイニングキッチンは、敷地の長さをいかし、南の光をつかまえるように空へつながる天井から、空間の広がりを手に入れています。

家族の一員の猫ちゃんのためのキャットタワー、猫階段です。
リビングにあるキャットタワーからは、梁の上端や、飾り棚を渡って、窓辺へと遊びにいけます。ぽかぽかの暖かいハイサイドライトの窓辺は、外の景色の見おろせる冬場の特等席です。
壁の仕上げは、漆喰を塗装したもので、そのアルカリ性、静電気を帯びないこと、吸放湿せいなどは、臭いを消してくれたり、汚れ付きを防いでくれたらり、多少とはいえ貢献してくれています。


施主といっしょに使い勝手を考えて造ったロシアンバーチのキッチンです。
広いシンク。シンク上には扉をリフトアップさせて使う水切り棚。吊り戸棚はガラスの引戸で、普段使いのお気に入り食器を飾りながら収納できるようにしています。
電子レンジやトースター、炊飯器は、写真からは隠れていますが、同じくロシアンバーチで造作した家具におさまります。

2階へ上がる階段は、狭さを感じさせないための踏み板だけの階段です。光の廻り込みや風の流れをスムーズにさせます。
お父様は足下を悪くされているので、階段の造りについては 心配をしていたのですが、クライアントとの話合いを通して、このような階段にまとまりました。
今手摺のついていない壁面についても、今後手摺が付けられるように下地を埋め込んでいます。

お父さまの足腰のことを考えて、トイレの起ち座りが楽になるように、洗面との境に、収納を兼ねた小さなカウンターを、力のかけやすい高さに造り付けています。この部屋にも、将来の手摺用に、壁の中に下地を隠しています。
洗面脱衣室、トイレは狭いながらも(狭いからこそ)一室です。動作が楽になるように、また、場合によっては介助しやすいようにと考えてのことです。
お風呂にはガラス戸を使うことで、お風呂までつながる一部屋のようにみせて、窮屈感をなくしています。
お風呂にはホーローの浴槽を入れています。ホーローの浴槽は、質感もすばらしいのですが、営業の方によれば、お湯持ちもよく湯質まで違って感じられるそうです。
浴室の壁はFRP防水をそのまま見せています。
本来下地になるべきものですが、ガラス繊維が盛り上がり、少しムラのある表情が、 なかなか素敵です。

地下室は、主に収納ですが、ドライエリアを設けていて、自然光や風も入りますから、ちょっとなにかをする場所としても使えることと思います。
手前右に置いてある箱が、蓄熱暖房機です。夜間電力を使い内部に熱を溜め込み、昼の間はゆっくりとそれを放出するというもので、夜間の安価な電力を使う暖房機です。
冬の間、暖房機からの温風は、外断熱されたコンクリートの壁天井に蓄熱され、安定した熱源の場所となります。
階段スペースと通して、建物中に暖かい空気は廻っていきますが、コンクリートの天井に開いた穴からは直接1階寝室や、洗面脱衣室の床下にはいり、床を暖めてくれるものと思います。
最初の写真の天井際に写っているシルバーのダクトは、この地階とリビング天井の一番高いところとをつないでいて、換気扇(カウンターアローファン)が空気を強制循環させます。
冬に上がった熱気を、再び地下室へ。また、回転を反転させることで、夏の地下室の冷気をリビング天井から吹き下ろすということができます。
これまでの現場の様子などはこちらからご覧ください。
「猫と暮らす小さな家」 
 

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 完了検査終了

工期が延びていたこの現場も、審査機関による完了検査を迎え、無事終了しました。
検査済み証も、建物のお引渡までにはおりることと思います。

現場は、バルコニーなど外構工事を少し残し、内部ではクリーニング中でしたが、つづいて我々設計事務所による引渡し前検査です。
これまで現場に足繁く通い、間違いの無いように監理してきたので、おおきな問題はないのですが、現場がきれいに片付けられて、初めてみえるものも出てきます。
引出しのスムーズさや扉の開き具合、機器類の動作確認、仕上げに汚れやムラはないか、脚立に登って、猫タワーやキャットウォークなどにも塗装の様子や汚れなどの確認と、細かく見て回り、チェック部分には付箋を直接はっていきます。
これから、お引渡までの数日間の間に、修正工事をしていただき、工事の完了を確認後に、お引渡となります。


現場の皆さんは、皆さん一生懸命に工事をしてくださいました。
大工さんも、こちらからの要求に対して、丁寧に対応してくださいました。
それだけに、工期が延びて建主さんにご心配をおかけしてしましましたが、長い目で見ていただければ、この丁寧な仕事の良さは、伝わることと思っています。
この現場では、地階の蓄熱暖房機からの暖気は、1階の床下にたまり、床の穴から抜けたり、壁の中を通ったりしながら、2階へと登っていきます。
この写真は、そんな床の暖気を、上階へとあげるための点検口を兼ねたフローリングの 穴です。きれいに造っていただきました。
お引渡しはもうすぐです。

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 31会模型展にぎやかに終了

9月29日まで開催していた建築家31人による10回目となる建築模型展も多くの方にご来場いただき無事終了しました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回は、新年1月10日より、横浜のマークイズにて予定しています。
また、お話ができるのを楽しみにしています。

 

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 建築家31会の模型展開催中

建築家31人による模型展もこれで10回目になります。

建築家31人が3つの模型を持ち寄っての展示会ですが、住宅の相談にものっていますから、お気軽においでいただき、お声かけくだされば、いろいろお答えできると思います。
今回は、いつもの新宿パークタワーの1階ホールです。
26日から始めていて、29日(日)の明日まで。
朝10時より、19時まで の開催です。
お近くにおいでになるご予定がありましたら、お寄りください。
 
 

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26
 オープンハウスのお知らせ

急なご連絡ですが、建主さんのご厚意により、オープンハウスを開催することとなりました。
皆様のご批評を頂ければと思います。ご都合がよろしければ、ぜひお越し下さい。

杉並区の閑静な住宅街、南向きに建つ
「猫と暮らす小さな家」
9月28日(土) 14時半より17時まで
猫道、猫梯子、お昼寝用窓台など、施主と猫が
心地よく楽しく暮らす空間作りを考えました。
地階1階、地上2階。木造部構造体はSE構法。
断熱、通気に配慮し、小さいながらもおだやかで快適な住まい作りを心がけました。
建築概要
地下1階、地上2階 木造+RC造
建築面積 29.81m2
延床面積 83.63m2
担当   磯村一司+松本尚子
施工   和光建設株式会社 栗原昭
建築家との家づくりに興味のある方、家づくりを検討されている方など、ご都合の良い方はご連絡ください。
詳細な案内をお送りいたします。
これまでの様子は、こちらから
「猫と暮らす小さな家」 

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 横浜マークイズ、東京ガスショールームで展示会


新しく横浜にできたショッピングモール、マークイズの東京ガスのショールームで、31会の建築模型展に参加しています。
18日に会場の設営を済ませ、会期は19日から23日までです。
今回の展示のテーマは、傾斜地と中庭です。当社からは「季節を見おろす家」と「中庭のある小さな平屋」の2つの模型を展示しています。

マークイズ4階のレストラン街の奥にある東京ガスのショールームは、ふらふらと街路を歩いていると自然にショールームの中に入っていくようなところ。
東京ガスのショールームもそんな雰囲気が続いているような室礼になっていて、楽しい場所です。
ぜひ、新しい街を楽しみがてらおいで下さい。

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 家具がぞくぞくと!

猫と暮らす小さな家も、とうとう終盤。引き渡しにむけて、職人さん、工務店さんも気合い充分です。
製作を御願いした家具屋さんのキッチンカウンターが到着いたしました。

大工さんが製作してくださっている、玄関、パントリー棚、リネン収納も納まっています。
そして、このおうちの大切な家族の一員、猫のYくんのための猫はしご。いろいろ検討してみたものの、気に入ってくれるか非常に気になります。

 
工務店さんにぎりぎりまで変更を御願いした鉄骨階段も段板がきれいに納まっています。つきあって下さった工務店さん、鉄骨屋さん、一枚一枚段板を現場で仕上げ、階段脇の壁も丁寧にしあげてくださる大工さんに感謝。

給排水の設備屋さんがかわいいユンボで作業してくださっている右ヨコにひっそり映っているのが、お施主さんが小淵沢のアトリエまで脚を運んでお選びになった照明器具です。

浴室にもタイルが貼られ、鋳物琺瑯のバスタブにエプロンがつきました。

 
 
 

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 外壁の色決め、断熱工事も完了、床下換気

現場では、ウレタン吹付け工事が完了しました。
屋根裏を化粧としてみせるLDKの天井部分は、外断熱としていますが、その他の屋根部分には、屋根裏にはウレタンフォームを160mmの厚みで、外壁部分は80mmの厚みでの吹付けです。省エネ等級4の性能を目指しています。

室内では、断熱工事の完了を受けて、大工さんが内装の下地づくりを始めています。
先週は天井を張る野縁を吊っていましたが、断熱の吹付け完了とともに天井の石膏ボード張りは、ほぼ完了しています。
壁のボード張りの前に、床のフローリング張り、木枠や見切り材の取付け工事が始まっています。

写真は面戸、垂木と壁の見切り材のための加工作業です。
現場での打合の終了後、建主さんにおいでいただいて、製作キッチンの最終確認と外壁の色決めをおこないました。

最終的にはサンプルを外に持ち出して、外光の中での確認です。
サンプルは小さいので、一面の壁となると色の印象は変わります。
サンプルを持ちながら、ちょっとご近所を廻ってみて、色の程度具合を参考にしていただきました。
外に面する外壁と中庭廻りの外壁の2色を決めていただきました。
断熱工事、フローリングの工事の前に、床下換気扇の取付もおこなわれています。
この現場は、ベタ基礎、基礎断熱をしていますから、いわゆる床下換気の必要はないのですが、畳コーナーの床下に中間ファンを付け、床下の換気ができるようにしています。
床下を閉じてしまうことで、しばらく湿気がコンクリートから上がるのに、床下空気が動かなくなるのに問題を感じるからでもありますが、この換気は、室内空気を床下にまわして、床下を室内温度化させながら、24時間換気としても使うといういくつもの利点を合わせたものです。

畳コーナーの小上がりの段差を利用して配管された床下換気中間ファン。
基礎断熱もしっかりできています。
これまでの様子は、こちらから、「中庭のある小さな平屋」
 

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 家具がはいりました。

内部の工事が進んでいます。
家具屋さんに御願いしているキッチンの吊り戸、食器棚がはいってきました。

大工さんに製作を御願いしている家具も、パントリー棚、下駄箱、ベンチ、猫道、カウンターと次々仕上ってきています。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
給排水の設備屋さんが参上してライニングに水栓の設置準備をしてくださっていました。

家具が搬入され設備が設置されだすと、現場も終盤。最後まで気を抜かずに進めていきたいと思います。
 

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6
 足場が外れました

やはり足場が外れると、外観もずっとすっきりと確認できます。
猫と暮らす小さな家は 地下1階、地上2階のSE構法の住宅です。
間口1間半の細長い居室の部分と、間口1間の立て動線の部分の二つのブロックでできています。外壁では、その部分を色分けで表現しています。

足場が外れたことで、これから外構工事です。アプローチの舗装と手摺高さが2mになるバルコニーの骨組み工事がはじまります。

室内では、大工さんが家具工事の作成に追われています。
既に猫ちゃんの遊び場、くつろぎの場となる棚板が壁に埋められました。
今回は棚板にベニヤ(積層材)をつかっているのですが、その木口を隠すのではなく、積層の様子を化粧としてみせることにしました。以前はシナの共芯ペニヤを使っていましたが、今回はロシアンバーチの合板です。この材料もきれいにベニヤの積層を見せてくれています。


防水工事が終わっていた浴室には浴槽が設置されました。
浴槽は大和重工さんの鋳物琺瑯浴槽。やはり浴槽は鋳物琺瑯がいいですね。
それぞれの住宅でのデザインのまとめ方ということはありますが、琺瑯の質感、鋳物の重厚感、中途半端な樹脂系大理石などとはちがって、段違いな気持良さです。
浴室外壁や基礎廻りは、当然、断熱材で包まれていますが、浴槽自体にもウレタン断熱が施されていて、お湯は冷えにくくなっています。今回は、このウレタン断熱材を少し厚めにお願いしました。
浴室の壁はこれで仕上がりです。FRP防水をそのまま見せるスタイルでトップコートを白塗装しています。

 

09
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 外壁の左官下地工事が進んでいます。


お盆あけの最初の現場打合は、建主さんにも参加していただきました。
前回からは、お盆が入っているので、現場はそんなに進んでいない上、仮住まいがご近所なので、時々見に来られているようですから、現場を見ていただいて説明することはなかったのですが、製作するキッチンなど、諸々の打合を現場でおこないました。

一部の屋根の板金工事を残して、現場では外壁左官工事が進んでいます。中庭廻りはもう乾いていましたが、下塗りの最終段階でした。数日の間をあけて上塗り工事となります。
外壁の確認中、屋根と袖壁の取合い部分で雨じまいが悪く、将来雨漏りの原因になりそうなところがありました。現場監督、大工さんにも確認してもらい、取合い部分の左官下地を一部斫った上で、左官下地下で屋根小口をルーフィングで巻き込むように修正をお願いしてきました。

室内では、大工さんが、天井板を貼るための野縁を吊る工事を進めています。
野縁が吊り終わると、室内の断熱材吹付け工事へと移ります。
それまでには、吹付けにかかわる部分の設備の配線、配管工事も進めておかないといけないので、電気屋さん、水道屋さんも工事を進めています。