２１日、遅れていた２階部分の基礎配筋検査を、構造設計の北島さんとおこなってきました。
普通の木造基礎であれば、構造設計者の立会がなくとも検査してくるのですが、この住宅は、２階が道路面となる敷地のため、車庫のためのコンクリート基礎が 控え壁とともに跳ね出す構造になっています。そのあたりのちょっと複雑な配筋のポイントの確認をお願いしています。
そのポイント部分の確認、指示をしてもらって、検査終了。
今年の現場は、基礎の立上がりまでコンクリート打をして終了。
新年はいよいよ建て方です。
地鎮祭を終え、スウェーデン式サウンディング試験による地盤調査をおこなったところ、杭基礎の必要があるという判定がでました。３０年近く住んでいた２階建ての旧家では、特に傾いたところもなかった上、今回は平屋の計画ということで判定を依頼していたのに。
よくあることなのですが、 スウェーデン式サウンディング試験の結果は、どうも安全側に触れすぎているように思えてなりません。以前もボーリング調査で再検査をしたら、まったく違う判定になったこともありました。小さな住宅にとっては、ボーリングによる調査は、小さな木造住宅にとっては負担割合が高く、簡易調査に頼ることになるのですが、この結果にはよく悩まされます。
打合せのあと、知人の事務所、アーキプレイスさんが近くでオープンハウスをされていたので、そちらによってみたら、検討中の材料や、仕上げに共通しているところが多く、建主さんに急遽電話して、参加してもらいました。
おかげで、やりたいことも理解してもらえ、とても参考にさせてもらうことができました。アーキプレイスさん、お世話様でした。
築３０年の木造２階建て住宅の全面改修です。
以前は布基礎の床下から、冷気と湿気が室内に上がりクライアントは辛い思いをされていたとの事です。
今回のリニューアルで、水廻りはもちろん、変化した家族構成に対応した間取り、
構造補強、断熱工事と質を高める仕様に変えていきます。
すでに内部の解体は終わり、補強、梁の掛け変え、バルコニー防水を終え、今週からはサッシの交換となります。
断熱は現場発泡ウレタンで建物を包み込みます。
8/5
お施主様のご好意でオープンハウスのお時間を頂きました。しかしながら引き渡しを４日後に控えたかなり厳しいスケジュールだったので、あくまで事務所関係者のみで見学させていただきました。
8/9
お引き渡し当日。ご入居者様の家具も運び込まれだしていて慌ただしい現場。工期が短い上に、材料、建具、設備機器など国内在庫が希少なデザインだったりで、なかなか苦戦し、お施主様にもご迷惑をおかけしました。
工務店さんがしっかり工程を組んで下さったおかげでなんとか間に合わせることができました。
