02
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 基礎の配筋検査終了


基礎配筋の検査にいってきました。
「中庭のある小さな平屋」は地盤補強のために鋼管杭を打ち込んでいますが、もともとベタ基礎です。
ベタ基礎としているのは、基礎強度を高めるためでもありますが、
床下の地面からの湿気を押えること、地熱を少し有効に使わせてもらうなど、
建物を長持ちさせ、室内の温熱環境をより安定させようという試みです。
配筋検査は基礎コンクリート内に隠れてしまう鉄筋が、計画通りに入っているか、太さに問題はないか、
鉄筋のつなぎ方に間違いはないか、コンクリートの厚みが十分にあるかなどの確認です。
我々の検査のあと、瑕疵保険の検査も続いておこなわれました。
どちらも問題なく完了。午後からは、1回目のコンクリート打です。

02
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 薪ストーブの煙突がつきました


今週月曜日に、薪ストーブの会社が煙突の取付け工事に入ったことで、
先週まで屋根防水であるアスファルトルーフィングで止まっていた屋根工事が、
板金屋さんが入り、ガルバリウム鋼板の屋根葺き工事がすすんでいます。
軒先やケラバの捨て水切りを廻しながら、屋根葺き材を順次止め始めたところです。
最近多い、安価で施工しやすいキャップ式の立て平葺きではないので、
軒先もかしめて、曲げ返し、シャープにまとめてもらいます。
煙突廻りもまだ仮にかぶせてあるだけですが、来週の現場が楽しみです。
この日は、関東に大雪の予報の出た日。
甲府市はみぞれまじりの雨でした。
滑りそうな屋根板金の上ですが、この勾配くらいなら大丈夫と板金屋さん。
雪こそふってないけれど、寒い中大変です。
ありがとうございます。

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 工事契約しました

2月4日に、新しい現場「猫と暮らす小さな家」の工事契約が結ばれました。
杉並区に立つ木造2階建ての住宅です。
最初に声をかけていただいてから、既に1年が経ってしまいましたが、計画中地下室が加わったり、木造は変わらないものの、構造体としてより耐震性の高いSE構法に組み替えたりと建物自体は耐久性、断熱性の高い、随分と良いものになってきたと思っています。
これからますます建主さんにも楽しんでいただきながら、工務店さんといっしょによいよい住宅を目指していきます。
現場はこれから、既存建物の解体、地鎮祭へと続いていきます。
契約時に建主さんからお菓子をいただきました。甘い物好きの僕としては、ほくほくです。

02
6
 「住まいの環境デザイン・アワード2013」に入賞しました


当社設計の「ろじのさき」という住宅が、東京ガス主宰の「住まいの環境デザイン・アワード2013」で東京ガス賞を受賞しました。
敷地は、新宿区四谷の住宅密集地で、敷地面積13.6坪(建蔽率60%、建築面積8.1坪)という狭小で、南側には3階建ての既存住宅が建ち、前面道路は現状では1.8m巾でクランクしながら50m程つづく車の入れない場所でした。
そういう敷地で、家族3人(または4人)、明るく風通しがよく、十分な収納を確保しながらも、広さを感じられる住宅をつくりたいというご希望でした。
東京ガス賞は「都市部の住環境に適応した住宅」という選考基準だったようで、施主へのご要望もかなったのかと喜んでします。
住まいの環境デザインアワード2013のサイトはこちら
http://www.gas-efhome.jp/


02
5
 リノベーション完成

南千住にあるRC3階建ての1階の事務所部分を母と娘2人、それぞれが新しく営む、ギャラリー、クリスタルアートショップ、エステサロンにリノベーションしました。
赤、青、白の別々の入り口からアクセスし、それぞれの空間があり内部では共有の事務所を設けています。
工事は10月から2ヶ月間で、1月中旬にお店がオープンしました。
内部写真をアップします。

02
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 地盤改良鋼管杭の施工状況と根伐確認にいってきました。


地盤改良のための鋼管杭の施工状況確認と根伐の確認にいってきました。
35本杭が、基礎の主要部分に計画通りに配置され、杭の高さを、基礎の深さに応じた高さに打ち込まれているかの確認です。
根伐底が現れてくることで、杭の高さに間違いがないかが確認できます。
この現場では、外周部と内部の他にも基礎底の深さに違いがあるため、4種類の高さの違いが設定されていて、基礎コンクリートのなかに50mmだけ埋め込まれるようになっています。
このあと、敷き砂利、転圧(地盤の締め固め)をして、防湿シート(地盤からの湿気を押えます)、捨てコンクリートと、工事は続きます。

02
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 床下、基礎の断熱

季節を見おろす家では、基礎の部分を断熱気密化して、床下環境を外部ではなく、室内側に取込もうとしています。
2階リビングにある薪ストーブの熱エネルギーはとても大きいので、2階のLDKだけでは、まだエネルギーがもったいないくらいです。
とくに、リビングの高い勾配天井には、どうしても暖気がたまってしまうので、その暖気を、送風機によって1階の床下に廻すことで、効率よく、住宅全体を暖めるのに使おうと計画しています。
そのためには屋根や壁に十分な断熱性能と気密性能を与えるころが大切ですが、床下に廻すためにも、基礎廻りの気密化断熱化が必要になります。
今回は現場でその確認をしてきました。
基礎のコンクリート部分へ、外気に接する部分にはウレタンフォーム A-1種を60mm、その他外周部で外気の影響を受ける部分に、20mmの厚みで吹付けてもらっています。中心部分は夏涼しく冬暖かい地熱を活用した断熱化で、冬期の薪ストーブの熱がコンクリートに蓄熱されることを期待しています。

下の写真は浴室廻りの基礎断熱です。
一般の木造住宅で、床下換気をしている場合、お風呂廻りの断熱工事がしっかりできていないことが多く、寒いお風呂になりがちですが、こういうところもしっかりと断熱することで、お風呂が冷える場所でなくなるような環境づくりをしています。

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24
 中間検査の立会

甲府市には木造2階建ての住宅にも、中間検査の義務づけがあるということで、昨日検査の立会にいってきました、同時に、瑕疵保険の構造金物取付時の検査立会もおこなってきました。確認審査機関からは、地盤調査のデータの提出を求められたので、検査完了証の受取時にお渡しすることで了解いただき、どちらも問題なく終了しました。
そのあと、現場での定例打合せ。
これまでは、現場確認のあと、工務店での打合せでしたが、ここのところ、現場での打合せです。確かに大工さんのいる現場での打合せが必要ですが、日が落ちる頃にはかなり冷え込んできて、こちらはなかなか大変でした。

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24
 地盤改良工事

悩ましかったスウェーデン式サウンディング試験による地盤調査報告書でしたが、このくらいの負担なら大丈夫ですとの施主の一声で、
段取りなどのためにちょっと時間がかかりましたが、鋼管杭による地盤改良工事がおこなわれました。
2階建ての既存建物に、傾きや壁の割れもみられなかった場所での平屋住宅の新築に、はたして杭までの地盤改良が必要なのかはいまだに疑問です。ただ、工務店からの報告によると、解体工事での基礎の撤去時に、かなり大きなコンクリートの塊が出てきたり、もともとの地盤がかなり荒れていることもあるので、付き合いのある構造設計からも、安全を考えた方がいいとアドバイスを受けました。
ま、ここまでやれば心配はないのですが。

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22
 上棟式を迎えました。

1月20日、快晴のなか、木造としては長かった基礎工事を終え、やっと上棟を迎えました。
甲府での上棟式ははじめての経験です。
地鎮祭も、東京での仕事が多かった僕としては、とても立派な神事でしたが、
上棟式も同様に神主さんはいらしゃらないのですが、棟梁を中心にした、しっかりとした神事でした。
一番の驚きは、女性が式に参加できないこと。
奥様もお母様も娘さんも来客の方々も、ともかく女性はすべて式の間は、
皆さん駐車場に控えていただいていいました。
中学のお姉ちゃんの見守る中、幼い長男が施主とともに神事に参加します。
嫡男としての意識が芽生えるような場面でした。

柱を叩き締める儀式や、家長を清める儀式など、東京ではみたことのないものでしたが、
ちょっと楽しかったのは、下の写真。
参列者への引き出物が、バケツに入れられるのです。
バケツの中のものは、東京と同じように、赤飯やお酒などなのですが、
上棟式の帰りの皆さんは、このバケツを持っているのが普通の風景だそうです。
なぜバケツかというと、火事の時にはこのバケツを持って消火の手伝いにこいよってことだとか。

最後に、はじめての体験。餅投げ。
子供の頃、近所に上棟式があると丸餅やお金を拾いに出かけたものでしたが、
この仕事を始めてからは屋根に登って餅を投げたのはじめての体験でした。

上棟式はまだ中間点です。プレカットの技術が進んだ今の工事では、ここまでがやっと半分というよりは
さあこれからっていうくらいのタイミングですが、これだけに式をしていただけると、
我々も、そして工事に関わる職方さんも、気持よく工事を進められるのでしょうね。

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 垂木がのり、筋違を固めています。

16日に現場確認してきました。
前回の現場確認からあまり日が経っていませんが、屋根には垂木がのり、壁には筋違が入り、建物がしっかりと固まってきました。
足場がかかっていて、壁がつくられているわけではないので、わかりにくのですが、建物のシルエットがすこしわかるでしょうか。
写真は敷地下側の緑道から見上げたところです。リビングの窓の様子が分かります。
こちらは前面道路側。駐車場と玄関ポーチの側です。緩勾配の屋根シルエットが見えてきました。
雪残る冷え込む日でした。大工さんご苦労様です。
もうすぐ上棟式です。

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 建て方が進んでいます。

基礎のコンクリート打ち込みを、年末のとても寒いときにしていたで、養生の具合を心配していましたが、シートとジェットバーナーのおかげで、コンクリートが凍結で荒らさせることなく、きれいに打上っていました。
左官屋さんも5回程押えたそうです。冬場のコンクリートは水の引きが遅いので、左官屋さんには遅くまでの大変な作業だったと思います。
新年からは、型枠のばらしに続いて8日より土台敷き、10日の現場では、建て方の2日目でようやく桁廻りまで組み上がってきていました。

天気はよかった中で、見え隠れしていた富士も夕方にははっきりと姿を現し、2階リビングからはこんな感じで。

まだまだ日照時間の短いこの時期、とりわけ南東斜面の現場では日の落ちるも早く、早々にライトを付けての作業でしたが、もう終了という時間でした。