カテゴリー:インフォメーション, 展示会、セミナー, 建築家31会

今週末の7日(金)より「vol.15 建築家31人 x 3works展」を開催します。
今回は、ホームグラウンドである新宿パークタワーの1階ホールでの開催です。
いつものように、たくさんの皆さんのご来場と、建築話ができることを楽しみにしています。
ご都合が良いようでしたら、ぜひおいでください。


 

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2014年11月4日

カテゴリー:仕事, 建築家31会

建築家31会の秋の遠足、というわけでもないのですが、先日、成田でおこなわれた紀州材の競り場を訪ね、和歌山から来られている材木商の方々にお話を伺い勉強させていただく機会がありました。

国産材木の普及が課題となって随分となるのですが、紀州では、利用可能な人工植林が県土の30%強程にもなり、その利用を待っているような状態のようです。
国産材利用と森の保護については、温暖化の問題、自然災害保護、サステイナブルな循環型エネルギーへの対策など、我々建築家としては、小さいながらも力になれるはずです。
今回の見学では、特別そういった話があったわけではなく、紀州材の美しさや強さをみせていただきました。
和歌山県という気候と土質からということですが、紀州材は構造材としての強度が強く、杉材でヤング率は国基準の2割増、剪断強度では2〜3倍もあるのだそうです。
市場に並ぶ木材の目の美しさも、紀州材ならではということです。温暖なイメージの紀州ですが、木目の巾が詰んでいて美しく、強度も出るということです。

市場の見学の後、2010年の日本建築家協会賞を受賞した新木場の材木会館を訪ねることができました。
館内を案内いただき、すばらしい木材利用の建築を堪能させていただきました。


最後は一日を締めくくる集合写真。

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2014年11月4日

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 解体中

カテゴリー:中庭を造る減築リフォーム, 仕事

「中庭を造る減築リフォーム」の現場では、雨漏りが激しく傷みのひどい西壁の解体が一段落し、ようやく屋根が解体され中庭になるエリアが見えてきました 。

この住宅は、15年程前に増築改装することで、1階の床面積はとても広がったのですが、建物の中心にあるキッチンやダイニングが暗く、風の流れも良くないようになっていました。
少し広すぎる1階の床面積を見直して、屋根を壊して中庭を造ることで、ダイニングキッチンに自然光やさわやかな通風を届けようという計画です。

この日は、クライアントにも来てもらい遅れている工事に対して、改めて組み直した工程を説明したあと、造園屋さんに現地確認をしてもらい、この中庭に適した樹種や中庭デッキ下の土場についての助言をもらいました。

既存外壁での雨漏り箇所が、外壁のひび割れた部分だけでなく、サッシ廻りの収まりの悪さにもあるということが見つかりました。
雨仕舞が悪く、ほとんど外部にさらされていたような鉄骨柱の足下は、錆のために グズグズになっていました。
外壁解体し復旧したの後、柱の入れ替えをするのですが、外壁ができ上がるまで、垂直荷重を受けるように、かなりな仮止め鋼ですが、とりあえず2階床を支えています。

 

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2014年11月3日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー

建築家31会の分科会による建築展が、新たに湘南でも開催中です。

10月10日から、江ノ島の「ギャラリーT」にて建築家12名が集まり、建築模型展&相談会を開催しています。
今回は、12名が前後半にわかれて6名ずつの入れ替わりです。
ギルドデザインは、後半の17日からの参加です。
前半の1週間では、台風がきたにもかかわらず、450名を超す方のご来場がありました。
明日からの展示もたくさんの方においでいただけそうで、楽しみです。
湘南展の詳しいご案内は、ホームページを用意していますので、こちらから。
建築家との家づくり in 湘南 

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2014年10月16日

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 雨漏り

カテゴリー:中庭を造る減築リフォーム, 仕事

「中庭を造る減築リフォーム」の現場はしばらく工事が止まっていて、ようやく再開され始めました。
少し前になるのですが、内部の解体が進み内側の壁の下地の全体が現れたところで、雨漏りが確認されました。

とはいっても、雨漏りの跡はいろんなところに残っていたので、当初から予定の外壁のクラック部の補修によって、納まることと考えていたのですが、一部床がはがされて現れた外壁の足下は、基礎天端より地面の方が少し高いのではという状況が確認されました。そこは隣地との離れがなく、ブロック塀まで数センチというところ。外部から確認できなかったところです。
もともとの施工の仕方がかなりひどく、雨漏りしてもしょうがない納まりでした。一部ですが、構造の柱も仕上もされず露出されてるようで、錆がかなり進行しています。
床下のことで気がつかなかったかもしれませんが、雨が強い時には床下に流れていたことと思われます。


また、今回の雨漏りで特にひどかったのが、以前増築リフォームした時に作り替えていた外壁で、鉄骨造に木造の下地で組んだ外壁部分です。
外壁側からの補修である程度は納まるのでしょうが、鉄骨と木下地の無理矢理のような組み合わせは、将来的に問題を起こしそうな部分だけに、今回の工事でやり直すこととなりました。
そんなわけで、外壁一部解体のため、外部足場をかけるにあたって、市や警察への道路使用が必要だったために許可待ちで工事が止まっていたのですが、ようやく再開です。

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2014年10月14日

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 植栽

カテゴリー:仕事, 父娘(おやこ)で暮らす大屋根の家


「父娘で暮らす大屋根の家」もお引っ越しを終えて1ヶ月が経ちました。
先日、残されていた工務店による外構工事の完了確認を、造園デザインをお願いした「TOKUZOU」さんの植栽工事のタイミングでしてきました。
LDKとつながるデッキバルコニーと、道路からの視線を隠す塀の間に、50〜70センチ程の植栽エリアを計画しており、その部分を「TOKUZOU」の徳光さんに植栽計画をしてもらいました。

塀は、室内からは1m20cmくらいの高さで低く穏やかな高さに押えてありますが、道路側からは、1m70〜80cmあり、人影が見えないレベルに設定されています。
緑が植わることで、リビングに潤いを与えてくれるとともに、道路向うの駐車場も隠してくれました。
樹種は、落葉のアオダモを中心にソロ(あかしで)と常緑のソヨゴの株立ちです。
現場では、徳光さんが、植栽の向きの調整、枝振りの剪定を指示して、まとめてくださいました。

リビング前の塀は道路いっぱいに建っているのですが、外壁と道路に少しスペースのある部分にもアオダモと花の咲く草木を考えてもらいました。
こちらは道路側の植栽中の写真ですが、女性の植木屋さんがなかなか粋です。
夕方には植え込みが完成。素敵なデッキスペースができあがりました。
ちなみに、ここのデッキはヴェルダデッキを使っています。
素足で歩いても安全で、足触りが柔らかく、25年の保証付きです。

これまでの「父娘で暮らす大屋根の家」の現場の様子はこちらから
 

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2014年10月9日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー

今年の8月までリビングデザインセンターで開催していた「What’s 家?-教えてください、理想のすまい-」展では、展示されていた62の住宅事例のなかから、会期中の来場者による投票がおこなわれました。
その投票で選ばれた10点と、リビングデザインセンターショールームスタッフに選ばれた5つを加えた住宅事例が、現在、リビングデザインセンターで、
「What’s 家? 理想の住宅10+5選」として模型とパネル展示がされています。
ギルドからは、「猫と暮らす小さな家」が選ばれて、展示されています。
会期は10月14日まで。あと半分になりました。
OZONEのお近くにおいでの折には、 ぜひお寄りください。

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2014年09月25日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー

ギルドが建築家仲間とともに、自由が丘で開催している建築模型展+建築相談会、「建築家サロン in 自由が丘」も今回で5回目になります。
毎回、熱心な方々においでいただき、 楽しい建築の話をさせていただいています。
この会をきっかけに始まった計画も、何件かスタートしました。
住宅をご検討中の方々だけでなく、建築に興味がある皆さん、秋の行楽シーズンではありますが、ご都合がよろしければぜひおいでください。
どんな建築相談にも対応していますので、難しい話もおおいのですが、住まいについての楽しいお話ができればうれしいです。
会場には、メンバーの誰かは必ずおりますが、2日間ずっといるとも限りませんので、事前にご連絡いただければ、時間調整をいたします。

2014年09月25日

カテゴリー:マンションの茶席, 仕事

「マンションの茶席」のクライアントと、床柱、畳、唐紙の確認に、工事をお願いする木村良三工務店さんの案内のもと、新木場、両国、上野と、半日がかりで廻って参りました。
最初に、新木場駅前の集合して銘木店の「カネジュウ」さんへ床柱選び。
事前に木村工務店さんからの連絡をしていただいていたので、良さそうな材を選んでくださっていました。
柱は面皮柱、床柱には磨き丸太の目通り120φ程度のものをお願いしてありましたが、落とし掛けについては、木村さんお薦めで、平が中杢できれいなものが見つかりました。

せっかくですから、他の材もみせていただこうということで、2階の置き場をみせていただいところ、床柱は絞りの浅めの天然絞り丸太に良いものがあり、少し値はあがってしまいますが、お見積をお願いすることとなりました。

お茶席と言えば、京間が基本ですが、8畳間ともなると東京の8畳からすると2割近く広い感じです。今回のマンションの広さの中でのリフォームでは、これはかなり厳しい条件となります。
今回、炉には電気炉を使うのですが、 京間用のものしか市販されていません。
いくつかのお道具にも、そんな制限はあるものの、台子には田舎間用があるので、今回は、田舎間サイズで考えていくことなりました。
ただし、お稽古のためにも、畳の目数はしっかり押えておきたいということで、「小宮畳店」さんを尋ねて、畳表の目のことや畳寸法のことをおしえていただきました。
この日の最後は、襖に使う唐紙選びに上野の「東京松屋」さんへ。
最初から選ぶのは、たいへんな数の組み合わせになるのですが、クライアントから、桐紋で雲母刷りとの希望があったこともあり、比較的すんなりと候補があがりました。
今回の計画では、間取りの使い勝手から下座床になってしまうのですが、造作は基本に忠実なお席です。面皮丸太をつかうことで、大工さんの技量がないときれいに納まらない席です。
襖には雲母がはいり、ほのかに艶があるとても楽しみにな広間の席になりそうです。

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2014年09月24日

カテゴリー:仕事, 父娘(おやこ)で暮らす大屋根の家

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場では、お引っ越し後、外構工事の進む中、電柱の移設工事がNTTの手で始まり、移設位置の確認立会のため現場へ行ってきました。
リビングから中庭をながめると、ちょうど気になるあたりに既存電柱があるため、設計段階から、なんとかしたいと考えていたのですが、電柱の移設には、かなり費用がかかり、しかも移動位置にも制限があるのが常なので、どうなることかと思いながらの確認でした。
今回は、NTTがクライアントの私有地(いわゆる私道になるので)を借りて建てていることと、敷地の奥行はないものの間口が広かったので、無料で、しかもお願いしたい位置そのままに移設をしてもらうことができました。
やはり、話しはしてみるものです。

電柱の穴掘りは、こんな感じです。
道具の名前は聞き忘れましたが、ときどき水道屋さんも使っていますね。
地面に突き刺して、土を掘り出す作業の繰り返しですが、意外と早く掘れる優れものだそうです。
中庭の前から写真の奥の壁面側に持っていきます。
電柱は1日で建つそうですが、NTTと東電それぞれが電話線、電線の移設をおこなってからの既存撤去となります。
しばらくは2本電柱があることになります。

 

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2014年09月15日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー, 建築家31会

開催間近のお知らせとなりましたが、9月12日より横浜の「みなとみらいマークイズ」で建築家31会の模型展が開催されます。
ギルドデザインも31会メンバーとして、参加します。
会場がマークイズの東京ガスさんのショールーム内ということもあって、東京ガスさんから、横浜らしい敷地条件での展示が良いのではとのアドバイスを受け、 傾斜地、崖、都市型、狭小敷地などのカテゴリーで模型をまとめて展示しています。
家づくりのセミナーや相談会もしておりますので、多くの方に足を運んでいただけますとたいへんうれしいです。
9月12日(金)〜15日(月・祝)
10時〜20時(最終日は17時)
MARK IS みなとみらい4F 東京ガス横浜ショールームにて

2014年09月10日

カテゴリー:マンションの茶席, 仕事

高層マンションのリノベーション工事として、リビング、書斎、納戸、個室の一部をリノベーションして、8帖の茶席と小さな水屋にというこの計画では、工務店さんも特命にしていただき、見積をつくってもらうために現調をおこないました。

大工棟梁、電気屋さん、空調、設備、家具屋さん、それぞれの職方さんに、現場の状況とリノベーション図面との照らし合わせをしていただき、設計サイドで考えていることに対しての問題点、解決法などの確認もしてもらっています。
大きなマンションですが、こちらにいただいている図面情報は少なく、新築マンションのリノベーションとはいえ、やはり工事を始めて、床下や天井裏を開けてみないとわからないところはあるのです。
皆さんの現調が終わる頃、陽射しが傾きはじめ、外の景色も夕方前の微妙の光に包まれていました。

2014年09月10日