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4
 1年検査

「父娘で暮らす大屋根の家」の1年検査に伺ってきました。
季節を一回りすることで、乾燥や湿気、冷暖房などの負荷が建物にかかり、住まいに歪みが出るものです。その一巡の後で不具合が見つかれば、その部分の手直しをするための検査です。

このお宅は、お引き渡しから半年くらいの時に、階段踊り場の板が割れたり、ウッドデッキに染みが付いたりして、一度、メンテナンス工事に入ってもらっています。
その時に、ドア閉まりの不具合などの調整をしてもらっていたので、今回の1年検査では、新たな問題などは見つからず、検査を終えました。

 

ウッドデッキのシミは、デッキ材自体の退色や全体的な汚れなどで、目立たなくなってきていました。
 
 
 
 
半年目の時から、様子を見て1年検査の後に手直しを行うことにしていたドイツ漆喰の入り隅部分のひび割れへの補修工事をさせていただくこととなりました。
もう一つは、重すぎる木製サッシの調整が残りました。窓ガラスが大きいということもありますが、気密パッキンがしっかり効いてるためでもあります。
木製サッシ屋さんの都合が、検査日程に合わせられなかったため、後日伺って確認してもらうこととなりました。
設計者としたは、工事の不具合もさることながら、1年生活をされた上での居心地や住まい方の具合が気になるところです。

「父娘で暮らす大屋根の家」は、高齢のお父様のことを考えた動線や断熱性の高さ、父娘の間での、プライバシーやべったりとならない適度な距離感のある生活空間を考えた家です。
他にも、こんなものがあったほうが便利じゃないですか、という提案をいくつもしています。そんな物事の確認のためにも、1年検査をさせていただいています。
酷暑の日の仕事から戻った時の室内の涼しさ、リビングの開放感、フローリングの木の感覚、個室につけた洗面コーナー、収納の量、キッチンの使い勝手、脱衣室のタオルウォーマー、ルンバくんの様子、室内干し用ワイヤー、来客の反応まで、どれも良い評価をいただけました。

 
クライアントの部屋につけた洗面コーナーは、お友達からも羨ましいと言われているほど、作ってよかったコーナーで、とても便利に使っているそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
雨が降りそうな日、仕事に出かける前には、室内干し用のワイヤーを使っているそうです。
なくては困るものになっているとか 。
 

06
16
 写真撮影

「父娘で暮らす大屋根の家」の庭の緑がひろがってきた頃合いを見計らって、竣工写真の撮影にお邪魔してきました。
お引越しの前に、一度撮影させていただいたのですが、外構工事の遅れから、お引越の時までに、植栽工事が間に合わなかったため、その時に撮影できなかった外部やデッキテラス周りの撮影です。

生活も落ち着かれてきたと思いますが、とてもスッキリと生活されていて、設計時に生活の仕方や収納方法など、何度も打合せをし、介護とお仕事をこなすクライアントにとって、無理や負担のない設計プランにまとめていった成果が出ているように思われます。
クライアントからは、とても快適な生活の様子や、お友達から羨ましいなどと言われているというお話もありました。
竣工写真は、順次アップしていきますので、お楽しみにしていただければ、幸いです。


「父娘で暮らす大屋根の家」の現場の様子はこちらからご覧になれます。
 

06
12
 踊り場板の補修

ちょっと前のことですが、「父娘で暮らす大屋根の家」の階段踊り場の板がふたつに割れるということが起こりました。
踊り場の板は、無垢の木を集成した幅広の材です。

僕が独立する前に勤めていた事務所での仕事で、1度同じことがありましたが、ほぼ25年ほど前のことになるので、四半世紀に一度あるかないかというほど、珍しいことということでしょうか。
材木屋さん、大工さんとの相談で、無垢材の一部を削り取って、 新しい材を埋めるという方法で、補修することとなりました。
ルーターを使って、きれいに直線上に削り取るために、ルーターのガイド(定木)を造るところからはじまり、ルーターで削られた粉や木片が飛び散って、お住いを汚さないようにと、しっかりとビニール養生で包まれた中での作業となりました。

下の写真が、ルーターの定木となります。
削り取ってしまう板の上から、この定木をビス留めして固定しています。

ルーターで直線上に削り取った後は、鑿で底を平らに削って、新しい板の接着面を作っていきます。
ルーターでは、壁際まで彫り込めないので、キワは慎重に手作業でした。

新しい板をはめ込むと見事に納まりました。
後は塗装すれば、まわりとの色違いも落ち着いてきます。

ビニール養生の中は暑く、ルーターからの粉、木片が飛び散って、粉まみれになりながら、最後ぴったりと納めてくださいました。さすがでした。
「父娘で暮らす大屋根の家」の現場の様子は、こちらから。

06
4
 「父娘で暮らす大屋根の家」が取り上げられました。

昨年9月のまだ暑い頃にお引渡しした「父娘で暮らす大屋根の家」を、リビングデザインセンターOZONEのスタッフさんのブログ<OZONE DIARY>で取り上げていただきました。
この住いは、OZONE家designのプロデュースで始まった計画です。
お引越が落ち着き、新しい生活に慣れてきた頃のアフターリサーチで、訪ねてくださったようです。
我々設計者もそうですが、プロデュース側でも、こうやって訪ねていただけることは、クライアントにとって、とても安心できることなのだと思います。
訪ねてくださった様子をぜひ、「OZONE DIARY 」よりご覧下さい。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
「父娘で暮らす大屋根の家」は、高齢のお父様の介護を考えながらも、少しは介護から離れた時間も欲しいという微妙な関係を、考えた高気密高断熱の住宅です。
1階は、お父様が生活しやすいように計画されたフロアで、普段のお二人の生活のベースとなる場所です。
クライアントである娘さんは、プライベートな時間を持つために、寝室を2階としながらも、吹抜けを通して、お父様の気配が感じられるようにと考えた間取りです。
吹抜は、そんな意味合いを持ちながら、この家の個性として、気持のよいおおらかさと美しさを演出してくれるように 考えています。
大きな屋根が、父娘のスペースと吹抜を、包込んでいる住宅です。
竣工写真は近々アップ予定です。少しお待ちください。
工事途中の現場の様子などは、こちらからご覧になれます。 
http://www.guild-design.com/category/仕事/musume_to_chichi-no-ie/ 

 
 

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 植栽


「父娘で暮らす大屋根の家」もお引っ越しを終えて1ヶ月が経ちました。
先日、残されていた工務店による外構工事の完了確認を、造園デザインをお願いした「TOKUZOU」さんの植栽工事のタイミングでしてきました。
LDKとつながるデッキバルコニーと、道路からの視線を隠す塀の間に、50〜70センチ程の植栽エリアを計画しており、その部分を「TOKUZOU」の徳光さんに植栽計画をしてもらいました。

塀は、室内からは1m20cmくらいの高さで低く穏やかな高さに押えてありますが、道路側からは、1m70〜80cmあり、人影が見えないレベルに設定されています。
緑が植わることで、リビングに潤いを与えてくれるとともに、道路向うの駐車場も隠してくれました。
樹種は、落葉のアオダモを中心にソロ(あかしで)と常緑のソヨゴの株立ちです。
現場では、徳光さんが、植栽の向きの調整、枝振りの剪定を指示して、まとめてくださいました。

リビング前の塀は道路いっぱいに建っているのですが、外壁と道路に少しスペースのある部分にもアオダモと花の咲く草木を考えてもらいました。
こちらは道路側の植栽中の写真ですが、女性の植木屋さんがなかなか粋です。
夕方には植え込みが完成。素敵なデッキスペースができあがりました。
ちなみに、ここのデッキはヴェルダデッキを使っています。
素足で歩いても安全で、足触りが柔らかく、25年の保証付きです。

これまでの「父娘で暮らす大屋根の家」の現場の様子はこちらから
 

09
15
 電柱移設

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場では、お引っ越し後、外構工事の進む中、電柱の移設工事がNTTの手で始まり、移設位置の確認立会のため現場へ行ってきました。
リビングから中庭をながめると、ちょうど気になるあたりに既存電柱があるため、設計段階から、なんとかしたいと考えていたのですが、電柱の移設には、かなり費用がかかり、しかも移動位置にも制限があるのが常なので、どうなることかと思いながらの確認でした。
今回は、NTTがクライアントの私有地(いわゆる私道になるので)を借りて建てていることと、敷地の奥行はないものの間口が広かったので、無料で、しかもお願いしたい位置そのままに移設をしてもらうことができました。
やはり、話しはしてみるものです。

電柱の穴掘りは、こんな感じです。
道具の名前は聞き忘れましたが、ときどき水道屋さんも使っていますね。
地面に突き刺して、土を掘り出す作業の繰り返しですが、意外と早く掘れる優れものだそうです。
中庭の前から写真の奥の壁面側に持っていきます。
電柱は1日で建つそうですが、NTTと東電それぞれが電話線、電線の移設をおこなってからの既存撤去となります。
しばらくは2本電柱があることになります。

 

09
7
 お引渡し

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場もお引渡をむかえました。
残念ながら、お引渡前までに全ての工事を完了することができませんでした。
なんとか間に合うのではないかと思っていた外構工事は、大幅な遅れとなり、完了検査で指摘した手直し工事も一部残ってしまいました。
お引渡の前には、設計事務所による引渡前検査の指摘事項が完了しているかの確認にまわりました。
工務店さんからは、電気などの設備機器類や建築部品の使用説明があり、何かあった時のための緊急連絡先、鍵番号の確認などのあとお引渡しとなりました。

遅れている外構工事、指摘事項の未完了工事などを今後進めるための工程表の説明も受けています。
お引っ越しされてからの工事となり、クライアントにもご迷惑をおかけすることとなりました。工務店さんからクライアントにご都合の確認をしながらの工事進行となります。
お引渡のなか、前日の撮影予定であった竣工写真も撮ってもらっていました。

前日には、少なくとも内部工事は完了しているはずだったのですが、 撮影に出かけてみると工事中で撮影できず、カメラマンに出直してもらいました。
カメラマンには、申し訳ないことをしました。
撮影予定は監督に以前より了解を取っていたことですから、事前連絡くらいは欲しかったですね。
その辺の段取りの悪さが、工事の遅れにつながっているのかもしれません。工務店さんに考え直してもらいたいところです。

08
31
 オープンハウスへたくさんのご参加、ありがとうございました。

「父娘で暮らす大屋根の家」でのオープンハウスへ、とてもたくさんの方においでいただき、たいへんありがとうございました。
せっかくおいでいただきましたのに、皆さんにちゃんとご説明もできずに申し訳ありませんでした。
皆さまからいただいたお褒めの言葉、厳しい指摘、さまざまなアイデア、こらからの励みとなる多くのことを伺うことができました。

 
室内はともかく、玄関土間、ポーチ、バルコニー手摺、塀、植栽と、まだまだ姿も見えないような状態でのオープンハウスでした。もうしわけありませんでした。まだまだ、職人さん手配は大変なようです。
しかも、この日が前面道路のセットバックの工事と重なるとは。
玄関から入るにも入れないような時間帯もあって、ご迷惑をおかけしました。

ありがとうございました。
 

08
24
 完了検査終了

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場も終盤です。
まだ、門扉や中庭のデッキテラスなどの外構工事が終わらなかったのですが、指定確認検査機関による完了検査を受けました。
東京では、木造の2階建ての住宅は中間検査がありませんので、建物の位置の確認から始めました。
中間検査があると、基礎の配筋写真やコンクリートの配合計画書などの提示とともに、敷地内での建物の位置の確認をしているのですが、中間検査のないこの建物では敷地境界から建物までの距離に間違いがないかのチェックからでした。

父娘2人の生活に必要なスペースの建物ですから、そんなに大きくありません。
敷地の一部が防火地域にかかっているために、木造2階建てとしては、準耐火構造が求められている他は、特別むずかしいところがある建物でもありません。
確認申請時点での図面からの軽微な変更点や、提出されている図面との整合を確認して、無事検査は終了しました。

外構工事に少し心配が残りますが、来月の引渡に向けて現場は進んでいます。
これまでの現場の様子はこちらからごらんください。
「父娘で暮らす大屋根の家」の現場状況 

08
22
 カーテン選び、外構計画

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場は来月早々にお引渡となります。
外構工事は少し遅れ気味ですが、室内工事はほぼまとまってきました。部分的に残工事と清掃を残す程度となりました。
現場がお休みのお盆の間に、 カーテンとロールスクリーンの生地選びをクライアントにお願いしました。

生地選びでは、ショールームにごいっしょして選んでいただいたり、今回のように事前にサンプル帳から気になるものを選んでいただき、大きめのカットサンプルを取り寄せたところで、現場の窓で取合わせて決めることもあります。

生地選びの後、造園屋さんとの打合でした。
植栽計画は、庭に対しての楽しみ方で変わってきます。
「父娘で暮らす大屋根の家」のクライアントは、緑を生活の潤いとして楽しみたいけど、今後の植栽の管理や年々のメンテナンス費用なども気になるということで、中庭のほとんどはウッドデッキを敷き詰め、一部に植栽するという計画にしています。
植栽も、成長の遅いものや、植木屋さんが入らなくても手入れのしやすい樹種を選んで計画しています。
 

08
22
 オープンハウスのおしらせ

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場がそろそろ竣工を迎えます。
クライアントのご好意によりオープンハウスを開催することとなりました。
おからだを悪くされたお父様と生計を支える娘さんの生活を、介護の仕方、生活時間のずれの問題などを打合を通して検証しながらまとめていった住宅です。
吹抜、トップライト、中庭、デッキテラス、木製サッシ、アイランドキッチン、
パントリー、畳スペース、ドイツ漆喰、無垢フローリング、防火地域、自立介護、
高気密高断熱、障子、ロングカウンターなどがキーワードとなる住宅です。
8月30日(土) 13時から17時まで
文京区の椿山荘の近くです。
ご興味のある方は、ぜひご一報ください。詳しい案内をお送りします。
これまでの「父娘で暮らす大屋根の家」の現場の様子はこちらからご覧ください。
http://www.guild-design.com/category/仕事/musume_to_chichi-no-ie/
 

08
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 塗装の試し塗り

お盆休みの直前、「父娘で暮らす大屋根の家」の現場では、室内のおおよその工事が一段落して、塗装屋さんが入っています。
この日は、クライアントの使い勝手に倣って造ってもらったオーダーキッチンの塗装について、塗装屋さんにサンプルを造ってもらっての色決めです。
アイランドのカウンターキッチンとバックのカウンターと吊り戸棚をシナベニヤで造っています。今回はシナベニヤの生地にムラはないようですから、色違いを押える必要はなさそうです。
ウレタンのクリアで塗装すれば、塗れ色になり少し色味があがります。 ここの出入り口の扉はシナベニヤです。出入り口の扉はクリアで仕上げるつもりなので、キッチンはそことは少しだけ違った印象になるように、白で少し色味を押えるようにしようとかんがえて、どの程度に抑えるかの確認のために、塗装屋さんにサンプルをお願いしました。


建具工事も一段落して、リビング吹抜と2階のフリースペースとを仕切る障子窓にもシートが入りました。

外部では、仮囲いもとれて、いよいよ外構工事が始まります。

 
 

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