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 ご来場ありがとうございました

今週月曜日まで開催していた文京シビックセンターでの「建築家との家づくり 無料相談会」が終了しました。
この文京区での会は、今回で2回目でした。
この会の母体である建築家31会の模型展では、とてもたくさんの人においでいただいています。
文京部会「 建築家との家づくり 無料相談会」は、おいでいただくのは、数少ない方々ですが、住宅のこと、住まいのことを楽しくお話しできています。
また、次回もこの仲間で、半年後くらいにできたらいいなと思っています。
会場においでくださった方々、ありがとうございました。
 

03
22
 断熱材の吹付け工事

断熱工事が始まりました。

この建物は鉄骨の構造で、外壁や屋根下地はALCパネルを使った建物です。
随分昔は、ALCパネルには断熱性能があるからということで、断熱材を入れていないことがありましたが、この築25年ほどの建物も、断熱材は入っていませんでした。
確かに、ALCは内部に小さな気泡をたくさん持っているので、コンクリートと比べると断熱性能は高いのですが、今の断熱に対しての考え方からすれば、断熱性能があるとはいいづらいですね。しかも鉄骨造は、木造と比べて構造体が熱を伝えやすく、ヒートブリッジという現象(冬期、外気の冷たさを室内の奥にまでつたえてしまう)をおこしやすいので、建主さんも暑さ寒さを感じておられてことと思います。

今回も建主さんからは、暖かい家というご要望があり、現場発泡のウレタンフォーム吹付けにより、屋根や外壁を、隙間なく包んでしまう工法で断熱します。
ウレタンフォームは、一度に吹付けられる厚みは40mmから50mm程度です。
今回は壁60mm、屋根120mmの厚みで吹付けますから、2〜3回の吹付け回数となります。しかも、もろもろの事情から、軽量鉄骨の下地が先行しての後工事です。断熱屋さんもやりにくい中、細かな隙間まで丁寧に吹き込んでくれています。
 

断熱工事の一日前、現場での打合中に、建主さんがひょっこりと現場きてくださいました。新しく取り付いた窓に喜んでいただき、電気の打合にも参加していただきました。

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 建築家による家づくり無料相談会やっています。


建築家31人会のメンバー5人が集まって、建築模型展+家づくり無料相談会を開催しています。
実はこの会は2回目。31会文京部会として、文京シビックセンターでの第2回目の開催です。
小さな会場での、小さな集まりの建築相談会ですが、おいでいただいた方とは、ゆっくりとじっくりと、模型や写真を見ていただきながら、くつろいだ感じでの相談会になっています。
本日、3月21日から3月24日(月曜日)まで。
時間は、11時から18時です。
会場は、文京区役所のある文京シビックセンターの1階です。
よろしかったら、ぜひおいで下さい。31会のレギュラー展示会の時とはちがった雰囲気です。

 

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 リビングデザインセンターの工事中確認

この現場は、週に2〜3回、多い時には週5回と、かなり調整、打合のために通っている現場ですが、初めて1週間あけでやってきました。
この日は、リビングデザインセンターOZONEの工事中確認でした。
インスペクターを招き、建主さんにも立ち会っていただき、現時点での現場の進行状況、問題点、今後の進め方などの聞き取り確認が、リビングデザインセンターの確認マニュアルに添っておこなわれました。
そのあと、現場を廻って、下地ボード類によって、ふさがれてしまう前の壁内部の状況を確認して、検査無事終了となりました。
インスペクターの方の話では、この現場だけでなく、どこの現場も工事工程を守るのが厳しい状況で、現場は混乱しているようです。
3月末に向けて多くの現場が内装工事に追われていることと思います。設計事務所としては、工務店さんにお願いするしかないわけですが、 この現場でも、もう少しがんばってもらわないとなりません。

現場では、まだスムーズに工事が進み始めた感じが足りないものの、外壁の下地やサッシやスチールドアが取り付き、電気や設備の配管工事も進み、そろそろ断熱工事のためのウレタン吹付けの準備が整いそうです。

4階部屋風の子供室のトップライトも取り付きました。

既存壁部分はそのままタイルが残されており、新規につくられた壁は、まだタイル下地となるALC壁のままです。奥のグレー部分はスチール製の玄関ドアです。ようやく吊り込まれました。

これまでバルコニーのなかった建物ですが、3階のダイニングの前には、インナーバルコニーがつくられます。
インナーバルコニーでは、可能な範囲で外壁を取払い、光を取込む開口部としていますが、ここは現場名にもなっている国道に面した方向です。車の騒音はかなりなものです。国道からの騒音を遮るサッシが取付けられることで、陽射しや風を取込みながら、遮音を考えたインナーバルコニーとなります。
これまでの工事の様子は、こちらから 「国道沿いの家」

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19
 現場が始まりました

地盤改良するか悩んでいた現場ですが、十分に締め固めて改良はしない方向で進むことになりました。
地盤検討で工事が予定より遅れてしまいましたが、十分検討しお施主さんも納得して進むことがとても大事です。
さて、現場の方は根切りした後にしっかり転圧し、砕石が敷き終わりました。
地鎮祭の時に神主さんからいただいた鎮め物を現場監督に地中に納めていただきました。

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 撮影でお邪魔してきました

3年前に竣工した住宅「ろじのさき」は、昨年の「住まいの環境デザインアワード」で「東京ガス賞」をいただいている住宅です。
「住まいの環境デザインアワード」は、「人と環境と住空間デザインとの真の融合」をテーマとして、これからの住まいのあり方を提案する住宅に与えられる賞です。
特に「東京ガス賞」は、都市型住宅における提案に重きをおいている賞だそうで、この住宅にそのような賞をいただけたことは、我々の普段からの設計活動にたいして、評価をいただいたようで、とても嬉しいことです。
「東京ガス賞」をいただいた住宅であることもあり、時々取材の依頼も受けています。
今回、「ろじのさき」に伺ったきっかけもそんなところからで、
以前から、家具がそろった時に、撮影したいとお願いしていたこともあって、久しぶりにお邪魔してきました。

今回は、もう一つ、現在計画中の建主さんもおつれして、狭小敷地という条件でも素敵な住まいは手に入れられるんだ、それがどんな空間であるのかを感じていただける機会をいただきました。

玄関のニッチでは、いつも素敵な飾り付けが。

バルコニーには素敵なベンチ。ジョージ・ネルソンのプラットフォームベンチです。
柱で隠れているけど,ハンモックもぴったりと納まった感じで吊られています。

ダイニングテーブルは,デンマークデザインで、、、どこのだったか。

キッチンもいつもきれいに使っていただいていて、料理機器もデザインの良いものを選ばれています。
この写真だけからでは、収納が足りないようですが、カメラを構えている背面は壁一面が隠す収納です。

3階のフリースペースのカウンターのコーナーに、それとなくおいてあったアサヒペンタックスに、撮影を依頼したカメラマンとお連れしたクライアントが、妙に盛り上がっていました。プレミアものだとか。
カメラマンによる写真は、近々アップできると思います。
この住宅の工事途中の様子などの詳しい話はこちらから  「ろじのさき

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14
 クライアントと木製サッシの確認に行ってきました

地鎮祭の後、地盤のこともあって、なかなか着工できないでいるのですが、どうも消費税増税による人手不足の影響が、この現場にも、まだでてきているような気がしています。
そんな中ですが、先週、クライアントと木製サッシの確認にキマドさんへ行ってきました。少し前に設計者だけで,一度、確認にいっていることは、このブログでもアップしていますが、木製サッシを採用するにあたっては、予算アップにもなるし、クライアントの理解を求めたいと思い、お忙しい中お誘いしました。

キマドの社長もお忙しい中、丁寧に対応してくださりました。この日はフィンランドから帰ったばかりで、荷解きもしていないうちに対応してくださり、クライアントも直接お話を伺い、使用感を感じてもらうことで、木製サッシの良さはわかっていただけたかと思います。後は,工務店さんからのお見積次第というところでしょうか。
営業所に伺う前になりますが、社長との待合せ時間がちょっとずれたので、時間つぶしに立教大学の構内を散策してみました。
現場とは関係ないお話ですが、立派な大学にびっくり。


 

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 建築家31人x3works模型展、ご来場ありがとうございました。


建築家31人会の模型展も、12回をかぞえ、今回もたくさんの方にご来場いただいたようです。
ここのところギルドデザインは、会期のタイミングが悪いのか、会場に十分詰めていられる時間が少ないことが多く、お話できた方も少なかったのが残念です。
これまでの建築家の有志による建築家31人の会は、次回の模型展からは、「建築家31会協同組合」として、組織をグレードアップし、法人化による確かな存在として、よいよい住まいづくりをめざして、開催する予定です。
現在、法人化の大詰めをむかえています。
これからも、31会模型展をよろしくお願いいたします。
 

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 設備工事が進んでいます

電気の配管工事や、スイッチやコンセントなどのボックス取付が、始まったところで、建主さんに現場に来ていただき、現地で取付け位置の確認をしてもらいました。

図面の上では、何度となく確認していただき、変更調整もしてきているのですが、現場の方が、実際の間取りや空間を意識しやすいので、使い勝手も感じてもらいやすいですよね。
電気の工事につづいて、給排水の配管工事の職人さんも入ってきています。
給排水配管のルートについても、事前お打合せをしていたのですが、消費税前の混乱もあるようですが、本来提出してもらう施工図が出てきていません。
今回のリフォームでは、天井の高さをできるだけ取るために,配管ルートも無駄なく計画しています。 配管ルートが間違ってしまうと、天井が低くなってしまいます。
施工図が出てこないのはやはりちょっと問題でした。ルートに打合通りでないところが見つかり、さっそく修正のお願いです。

電気、給排水がたてに落ちていくパイプシャフトは、できるだけ既存を使っています。昔と比べると電気配管はずっと多くなっていますから、ちょっと窮屈そうですが、なんとかまとまりそうです。

バルコニー防水のための準備も進んでいます。排水のための横取りのドレインも取付けられていました。

外部では、外壁の直し工事、既存でクラックの入ったタイルの取替工事もゆっくりですが、進んでいます。取替部分タイルをていねいに落としてくれています。


ちょっとわかりにくいですが、この写真は外壁と屋根のALCの取合い部分で、その部分はほとんどのタイルにクラックが入っていました。シーリングもない状況でした。
今度は少し削って、コーキングによる防水対策を施します。
室内の建築工事は、サッシ、鉄骨階段の取付け工事が急がれます。
この建物は、直角だけでなく、鋭角部や鈍角部があります。既存図面ではその角度の指示がなく(あってもその通りではなかったでしょうが)、内部階段はそんな角度の部分に取り付きます。監督さんたちが,墨出と階段図面との確認に頭を悩ませています。

これまでの現場の様子はこちらからどうぞ →→ 「国道沿いの家」 

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 オープンハウスにお邪魔してきました

ギルドデザインが参加している「建築家31人の会」のメンバーでもある菰田建築設計事務所さんのオープンハウスに、お邪魔してきました。

31会では年に何度も模型展、建築相談会を開催していますから、菰田さんの模型をご覧になった方も多いと思います。
模型からは、いつもさわやかな住宅という印象をうけていたのですが、実物もそのとおり、とてもさわやかな建築でした。
2階がリビング、ダイニング、キッチンのメインスペース。
吹抜けた勾配天井と大きなハイサイドライトが、とても気持いいスペースです。
スノコ状の床は、1階の土間部分とつなげるための仕掛けです。
コーナーにはゲストのための畳スペースがあります。



コーナーの窓は連窓によるFIXと突き出し。
僕としては、コーナーに連窓方立が入ることがを嫌って、こういう造り方をしたことはなかったのですが、出隅の柱が抜けたことで、けっこう不思議な雰囲気で、抜け感は十分出ています。都内では、かなりのエリアで、もうこれもできないんですけどね。
1階は、写真左が主寝室、右の床の貼られたオープンな部屋が子供部屋。
土間部分が、自転車いじりのためのご主人の趣味のスペースだそうです。
土間室の天井は、スチールブレースで剛性を持たせたスノコ状の光の落ちる天井で、2階のリビングダイニングとの、見え隠れ具合がちょうど良い具合です。

たくさん楽しみ、勉強させてもらいました。
菰田さん、ありがとうございました。

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 設備工事始まりました。

「国道沿いの家」では、鉄鋼の下地組も一段落して、設備工事の業者さんが入ってきました。

ひととおり設備業者さんとは、配管ルートなどの打合はしていましたが、電気配管配線は、一部露出する部分をどうやって納めるか、弱電の配管配線処理や、追加された警備会社のシステムのための配管ルートなど、分岐しさらに細かな部分までの調整をしてきました。

断熱工事のために、配管を急ぐのはウレタン吹付け工事のされる外壁廻りですが、内部の間仕切り壁にも配管工事が進んでいます。

ユニットバス工事も始まりました。
正しい工程としては、外壁廻りの断熱材のウレタンが吹付けられてからが理想ですが、この時期、職人さんの手配が大変なのか、浴槽の工事が先行しています。ユニットバスで隠れてしまう外壁部分には、吹付けに変えて、ウレタンボードが貼られています。

サッシの搬入も始まりました。

バルコニーの防水準備も進んでいます。
横取りのドレインが、現場搬入されていました。

これまでの「国道沿いの家」の現場のようすはこちらから
http://www.guild-design.com/category/仕事/big-balcony-house/ 

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 木製サッシの確認

地鎮祭もすみ、そろそろ現場が動き始めますが、リビング窓の別提案を考えています。設計図面上では、アルミサッシになっているのですが、リビングからの見え方が、少しやさしい感じにできないかと思い、木製サッシの提案を考えています。
アルミサッシの防火対応品の仕様が一新して、価格が一気にあがった事で、防火に関わる場所では、木製サッシとの価格差は随分と少なくなりましたが、やはり木製サッシは、高価な窓です。
最近は、木製サッシを提供する会社さんも多く、価格も含めかなり選択肢が増えてきているようにも思います。ただ、木製サッシといっても、どこのものでもいいと考えていると、性能、デザインで、心配になります。
江中建設さんの推薦もあって、キマドさんの営業所を訪ねてきました。
代表の木原さんが対応してくださり、興味深いお話をする事ができました。
どちらも外側からの見え方で、写真を撮っています。左奥がスマートエコのシリーズ断面、手前が価格をおさえたスマートライン。外部に見えてくる木枠部分は、今は素材が違って、パイン材のサーモウッドに変わっているとのこと。

営業所に置いてある窓の種類は少なく、しかも、現行商品とは、金物が違っていたりとかで、検討している窓そのものを確認する事ができなかったのは残念でしたが、どんな風に見えてくるかのイメージをつかむには十分でした。
検討している引違いがなく、それに近い納まりの、一本引きの写真を撮ってくるのを忘れてしまいました。 それも、展示してあるサンプルより、もう既に進化しているとの事です。
今の一押し商品は、外部に遮熱シートを取付けられて、障子が回転するこの窓だそうです。ベルックスの天窓と似た動きです。シートの納まりはベルックスの方がスマートかな。

ちょっと変わった窓としては、こんな開き方のものがありました。
言葉での説明はちょっと難しいですが、障子が二つに割れて、写真のように平面的には三角な形で開く窓です。金物もとてもシンプル。日本ではクレームをつけそうなクライアントもいそうですが、シンプルなのが壊れにくくて一番。壊れても直しやすい。ちょっと楽しい窓です。外国の方に売れているそうです。

ここの窓なら、すっきりと見せられそうです。
使うためには、工務店さんを通してお見積をお願いし、建主さんとの予算調整を検討しなくてはなりません。