「マンションの茶席」のクライアントと、床柱、畳、唐紙の確認に、工事をお願いする木村良三工務店さんの案内のもと、新木場、両国、上野と、半日がかりで廻って参りました。
最初に、新木場駅前の集合して銘木店の「カネジュウ」さんへ床柱選び。
事前に木村工務店さんからの連絡をしていただいていたので、良さそうな材を選んでくださっていました。
柱は面皮柱、床柱には磨き丸太の目通り120φ程度のものをお願いしてありましたが、落とし掛けについては、木村さんお薦めで、平が中杢できれいなものが見つかりました。
せっかくですから、他の材もみせていただこうということで、2階の置き場をみせていただいところ、床柱は絞りの浅めの天然絞り丸太に良いものがあり、少し値はあがってしまいますが、お見積をお願いすることとなりました。
今回、炉には電気炉を使うのですが、 京間用のものしか市販されていません。
いくつかのお道具にも、そんな制限はあるものの、台子には田舎間用があるので、今回は、田舎間サイズで考えていくことなりました。
ただし、お稽古のためにも、畳の目数はしっかり押えておきたいということで、「小宮畳店」さんを尋ねて、畳表の目のことや畳寸法のことをおしえていただきました。
襖には雲母がはいり、ほのかに艶があるとても楽しみにな広間の席になりそうです。