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 「20歳まで猫が元気に長生きできる住まい」

我が家では、ゴールデンレトリバーという大型犬を飼っています。
家族の中で、ペットがとても大切な存在として、共に生活をしています。
現在は、子供の数よりも、犬猫の飼育頭数の方が多くなったというペットブームの時代です。

数年前から、猫の数が犬よりも多くなりました。
家族単位としては、まだ犬を飼う家の方が猫より多いそうですが、猫の方が多頭飼いの数が多いのだそうです。

そんなことから、犬猫の本や雑誌、テレビ番組まで、とても増えていますが、建築の専門誌にも特集が多くなっています。
建築専門のコーナーに並ぶ書籍が、一般の方の目に触れることは少ないと思いますが、「建築知識」という月刊誌で猫との住まいを特集した号が、すぐに完売されるほどでした。

その「建築知識」の特集を増補して書籍化されたのが、
「20歳まで猫が元気に長生きできる住まい」です。
磯村、松本が担当した住宅「猫と暮らす小さな家」が、建築知識の特集の時より写真なども大きく見やすくなって掲載されいます。

昔と違って、飼い猫は、ほとんど外に出ることがありません。ストレスもたまりやすいのだと思います。
猫ハシゴや猫階段、ハイサイドライトなど、猫たちが、遊んだり運動したりする場所作りだけでなく、住まい全体の環境も、猫にとって大切な要素だということで、室内温熱環境+省エネ性を大切に考えた「猫と暮らす小さな家」をピックアップしてくださったと思います。

建築専門誌の特集をまとめたものですが、一般の猫好きの方にもわかりやすく、猫を飼う上で気をつけるべきことに加えて、猫が楽しめそうな住まいの工夫が満載です。
猫と暮らす住まいをお考えの方にとって、とても役立ちそうな1冊です。

この「猫と暮らす小さな家」は、建築面積9坪ほどの小さな家で、高気密高断熱で省エネを目指した住まいです。
地下に蓄熱暖房機を設置して、冬期はその暖気を、階段の吹抜や床に開けた穴などから建物全体に充満させるように計画しています。
さらに、2階まで登った暖気を地階に戻す循環ファンにより、効率的な冷暖房が可能なようにした住まいです。

「猫と暮らす小さな家」の竣工写真は、こちらからご覧にいただけます。
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工事途中の様子や竣工後の様子などはこちらから
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