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 アジアンテイストリフォームが、Houzzの特集記事に取り上げられました

マンションのスケルトンリフォームの事例「アジアンテイストリフォーム」の玄関写真が、住宅やインテリアの情報サイトHouzzの特集記事に取り上げられていました。

特集は、「2020年のトレンド色『クラシック・ブルー』をインテリアに取り入れるなら?」というタイトルで、パントーン社が選んだ2020年の色「クラシックブルー」をインテリアに効果的に取り入れるための方法を、事例写真とともに紹介しています。
その事例写真の一つに、「アジアンテイストリフォーム」の玄関の写真が使われています。

ギルド・デザインの室内の色は、漆喰や珪藻土などが多いこともあり、白系の色が基調となりますが、室内にアクセントを設ける時に、木やタイルや着色壁をかんがえることがります。
この住宅でも、クライアントからのご希望を踏まえて、玄関の壁を色付けています。

Houzzの特集記事の中に、このジャパンブルーとの色合わせでは、グレーなどの落ち着いた色合わせとは別に、少しアクティブに合わせるには、補色であるオレンジやイエローを使うと良いという記述があります。
実は、この玄関にもイエローが使われていて、ジャパンブルーと対峙しています。

「アジアンテイストリフォーム」の玄関は、ご近所さんがいらした時に、ちょっと腰を下ろしていただけるような畳床があり、お雛様が飾れるような飾りの間と名付けている場所です。青と黄色の組み合わせによる少し高揚感のある玄関になっているということですね。

「アジアンテイストリフォーム」は、ずっと東南アジアで仕事をされてきたクライアントが、リタイヤして東京に戻られた時の住まいとして、下町のマンションをリノベーションしたお住まいです。
クライアントが、東南アジアで購入された透かし彫りや小物たちを、活かせるような間取りの工夫に加え、アジアの素材としてのチーク、漆喰などの自然素材をつかっています。

「アジアンテイストリリフォーム」の工事の様子などはこちらからご覧になれます。
blog>アジアンテイストリフォーム

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 ミャンマーの透かし彫り工房から

「アジアンテイストリフォーム」のクライアントから写真がとどきました。

まだしばらくは、アジアでお仕事をされているクライアントです。
先日、ミャンマーのマンダレーを訪ねることがあって、10月に発売された「アジアンテイストリフォーム」が掲載されたムック本、扶桑社の住まいの設計別冊「オトナリノベーションNo.2」を持っていかれたそうです。
目的は、「アジアンテイストリフォーム」の全体計画のきっかけの一つになったチーク板の「透かし彫り」を作っている工房を訪ねて、「透かし彫り」が日本でどんな風に使われて、本にも取り上げられていることをお知らせすることでだったそうです。

雑誌をお渡しすると、職人さんたちも集まってきて、喜んで見てくださったそうです。
マンドレーといえばミャンマー第2の都市ですが、遠く日本の東京で、彼ら工房で働く人たちの仕事が、どんな風に大切にされているかを知ってもらうなんて、どこかのテレビ番組みたいな話です。
我々も嬉しくなってしまうお話です。マンダレーの工房を訪ねてみたくなりました。


工房では、木彫だけでなく、陶芸や刺繍なども行われているそうです。
一緒に送ってくださった写真の中に、トイレで写したというものがありました。
日本でも、まだどこかで見るように思いますが、どこの国でも同じですね。しゃがまないと落ち着かないという人がいるってことでしょうか。

この計画の、現場の様子はこちらからご覧になれます。
「アジアンテイストリフォーム」

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 透し彫が納まりました。

「アジアンテイストリフォーム」の見どころのひとつになる透し彫が、間仕切りに取り付きました。

この透し彫は、クライアントがミャンマーから送ってくださったもので、どのように見せるかが、この計画のひとつのテーマです。
我々からの提案は、リビングと小さな寝室との間仕切りに使いましょうというものでした。
普段の生活をゆったりとくつろいでいただくために、リビングダイニングをできるだけ広くとり、寝室は、むしろ籠るような狭さの場所にしています。
狭さもいいのですが、少し抜け感がほしい、また、透し彫をみせるのに、裏からの明かりはあったほうがよく見える、透し彫の奥に人の動きが見えるのも面白いなどと考えて、寝室を壁で仕切るのではなくて、透し彫と縦格子で仕切ることを提案しました。
リビングからは、チラチラと寝室が見えることになり、嫌う方もいらっしゃると思いますが、クライアントからは、了解が得られました。

この日は、塗装屋さん、建具屋さんとの打合せでした。
壁と天井は、ほとんどの部分で漆喰をぬります。
漆喰というと左官屋さんが、鏝で塗り込んでいくように思いますが、この現場では、塗装屋さんが塗っていきます。
その漆喰は、(株)プラネットジャパンが販売しているプラネットウォールというドイツ本漆喰で、コバウという専用の紙を貼った上に、塗装屋さんがローラーを使って塗装するという工法の材料です。
塗るという程度ですから、厚みはたいしてないのですが、その分施工性が良く(コストが抑えられ)、下地の紙や漆喰の調湿性能や、防臭・防カビ性能を持っている優れものです。
そんなわけで塗装屋さんとは、壁天井の塗り分け位置や色の確認、建具や造作材へ塗装についての打合せでした。

建具屋さんには、デザイン的な説明をして、建具の寸法取りをしてもらいました。そして、こちらが気にしていたチークで作る縦格子戸の作り方の確認。建具として狂いなく作るためには、どうしておくか。
想定していたことではあるけれど、やはり横桟は必要なようです。

玄関周りも造作が進んでいます。建具屋さんは、鴨居がつかないことには寸法取りはできませんからね。

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 ミャンマーから透かし彫り届きました。

先月からはじまったマンションリフォームは、下町の人情味溢れる地域で、中層階の窓前には高い建物がなく、桜並木やお寺の境内が広がり、スカイツリーも遠望できるロケーションです。
生活の中心にキッチンを持ってきて、その眺めを生活に取り込めるようなプランニングで、計画が進行中です。
そのクライアントから、リフォームで使いたいという透かし彫りが届きました。
クライアントがミャンマーで購入した長さ1.8mの細工物で、チークの厚板から透かし模様を彫り出したものです。

板は結構厚く、透かし彫りは、 板の両面から掘られ、中間部分は空洞になっています。
框ものに、透かし彫り部分を両面からはめ込むというのなら、大変とはいえ作ることが想像できますが、板の裏表の両面から違う模様が彫り出されて、中間部分は空洞(一部繋いでる)に彫るってことができるものなのかと驚かされました。
ミャンマーの職人が細工したものですが、大変な作業だったろうと思います。

この長さ1.8mの透かし彫りが3枚届きました。
工事が始まるまでの数ヶ月の保管が心配ですが、どう使うかお楽しみに。
このマンションのスケルトンリフォーム計画ですが、「眺めの良い生活リフォーム」、「サクラを見降ろすリフォーム」、「アジアンテイストリフォーム」、、、、、と、名前を検討中です。