09
25
 What's 家? 理想の住宅10+5選

今年の8月までリビングデザインセンターで開催していた「What’s 家?-教えてください、理想のすまい-」展では、展示されていた62の住宅事例のなかから、会期中の来場者による投票がおこなわれました。
その投票で選ばれた10点と、リビングデザインセンターショールームスタッフに選ばれた5つを加えた住宅事例が、現在、リビングデザインセンターで、
「What’s 家? 理想の住宅10+5選」として模型とパネル展示がされています。
ギルドからは、「猫と暮らす小さな家」が選ばれて、展示されています。
会期は10月14日まで。あと半分になりました。
OZONEのお近くにおいでの折には、 ぜひお寄りください。

09
25
 建築家サロン in 自由が丘

ギルドが建築家仲間とともに、自由が丘で開催している建築模型展+建築相談会、「建築家サロン in 自由が丘」も今回で5回目になります。
毎回、熱心な方々においでいただき、 楽しい建築の話をさせていただいています。
この会をきっかけに始まった計画も、何件かスタートしました。
住宅をご検討中の方々だけでなく、建築に興味がある皆さん、秋の行楽シーズンではありますが、ご都合がよろしければぜひおいでください。
どんな建築相談にも対応していますので、難しい話もおおいのですが、住まいについての楽しいお話ができればうれしいです。
会場には、メンバーの誰かは必ずおりますが、2日間ずっといるとも限りませんので、事前にご連絡いただければ、時間調整をいたします。

09
24
 床柱、畳、唐紙

「マンションの茶席」のクライアントと、床柱、畳、唐紙の確認に、工事をお願いする木村良三工務店さんの案内のもと、新木場、両国、上野と、半日がかりで廻って参りました。
最初に、新木場駅前の集合して銘木店の「カネジュウ」さんへ床柱選び。
事前に木村工務店さんからの連絡をしていただいていたので、良さそうな材を選んでくださっていました。
柱は面皮柱、床柱には磨き丸太の目通り120φ程度のものをお願いしてありましたが、落とし掛けについては、木村さんお薦めで、平が中杢できれいなものが見つかりました。

せっかくですから、他の材もみせていただこうということで、2階の置き場をみせていただいところ、床柱は絞りの浅めの天然絞り丸太に良いものがあり、少し値はあがってしまいますが、お見積をお願いすることとなりました。

お茶席と言えば、京間が基本ですが、8畳間ともなると東京の8畳からすると2割近く広い感じです。今回のマンションの広さの中でのリフォームでは、これはかなり厳しい条件となります。
今回、炉には電気炉を使うのですが、 京間用のものしか市販されていません。
いくつかのお道具にも、そんな制限はあるものの、台子には田舎間用があるので、今回は、田舎間サイズで考えていくことなりました。
ただし、お稽古のためにも、畳の目数はしっかり押えておきたいということで、「小宮畳店」さんを尋ねて、畳表の目のことや畳寸法のことをおしえていただきました。
この日の最後は、襖に使う唐紙選びに上野の「東京松屋」さんへ。
最初から選ぶのは、たいへんな数の組み合わせになるのですが、クライアントから、桐紋で雲母刷りとの希望があったこともあり、比較的すんなりと候補があがりました。
今回の計画では、間取りの使い勝手から下座床になってしまうのですが、造作は基本に忠実なお席です。面皮丸太をつかうことで、大工さんの技量がないときれいに納まらない席です。
襖には雲母がはいり、ほのかに艶があるとても楽しみにな広間の席になりそうです。

09
15
 電柱移設

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場では、お引っ越し後、外構工事の進む中、電柱の移設工事がNTTの手で始まり、移設位置の確認立会のため現場へ行ってきました。
リビングから中庭をながめると、ちょうど気になるあたりに既存電柱があるため、設計段階から、なんとかしたいと考えていたのですが、電柱の移設には、かなり費用がかかり、しかも移動位置にも制限があるのが常なので、どうなることかと思いながらの確認でした。
今回は、NTTがクライアントの私有地(いわゆる私道になるので)を借りて建てていることと、敷地の奥行はないものの間口が広かったので、無料で、しかもお願いしたい位置そのままに移設をしてもらうことができました。
やはり、話しはしてみるものです。

電柱の穴掘りは、こんな感じです。
道具の名前は聞き忘れましたが、ときどき水道屋さんも使っていますね。
地面に突き刺して、土を掘り出す作業の繰り返しですが、意外と早く掘れる優れものだそうです。
中庭の前から写真の奥の壁面側に持っていきます。
電柱は1日で建つそうですが、NTTと東電それぞれが電話線、電線の移設をおこなってからの既存撤去となります。
しばらくは2本電柱があることになります。

 

09
10
 建築家31会模型展 vol.14

開催間近のお知らせとなりましたが、9月12日より横浜の「みなとみらいマークイズ」で建築家31会の模型展が開催されます。
ギルドデザインも31会メンバーとして、参加します。
会場がマークイズの東京ガスさんのショールーム内ということもあって、東京ガスさんから、横浜らしい敷地条件での展示が良いのではとのアドバイスを受け、 傾斜地、崖、都市型、狭小敷地などのカテゴリーで模型をまとめて展示しています。
家づくりのセミナーや相談会もしておりますので、多くの方に足を運んでいただけますとたいへんうれしいです。
9月12日(金)〜15日(月・祝)
10時〜20時(最終日は17時)
MARK IS みなとみらい4F 東京ガス横浜ショールームにて

09
10
 工務店さんによる現場調査

高層マンションのリノベーション工事として、リビング、書斎、納戸、個室の一部をリノベーションして、8帖の茶席と小さな水屋にというこの計画では、工務店さんも特命にしていただき、見積をつくってもらうために現調をおこないました。

大工棟梁、電気屋さん、空調、設備、家具屋さん、それぞれの職方さんに、現場の状況とリノベーション図面との照らし合わせをしていただき、設計サイドで考えていることに対しての問題点、解決法などの確認もしてもらっています。
大きなマンションですが、こちらにいただいている図面情報は少なく、新築マンションのリノベーションとはいえ、やはり工事を始めて、床下や天井裏を開けてみないとわからないところはあるのです。
皆さんの現調が終わる頃、陽射しが傾きはじめ、外の景色も夕方前の微妙の光に包まれていました。

09
9
 鉄骨補強

「中庭を造る減築リフォーム」の現場では、内部の解体を一旦休んで、鉄骨造の補強工事をしています。
この現場では、スラブ開口をして吹抜をつくったり、既存で室内だった部分を中庭(外部)として、床面積を減らすなど、減築リフォームをおこないますが、構造体である柱の耐震化は計画していません。
40年も前の鉄骨造では、現行レベルの耐震性を確保することはなかなかむずかしく、高額となりかねません。そうかといって、せっかく構造の露出している現段階で何もしないというのは、もったいないことなので、できる範囲内での構造補強を試みています。
主に、柱と梁の接合部の強化をおこなっています。

 

09
7
 お引渡し

「父娘で暮らす大屋根の家」の現場もお引渡をむかえました。
残念ながら、お引渡前までに全ての工事を完了することができませんでした。
なんとか間に合うのではないかと思っていた外構工事は、大幅な遅れとなり、完了検査で指摘した手直し工事も一部残ってしまいました。
お引渡の前には、設計事務所による引渡前検査の指摘事項が完了しているかの確認にまわりました。
工務店さんからは、電気などの設備機器類や建築部品の使用説明があり、何かあった時のための緊急連絡先、鍵番号の確認などのあとお引渡しとなりました。

遅れている外構工事、指摘事項の未完了工事などを今後進めるための工程表の説明も受けています。
お引っ越しされてからの工事となり、クライアントにもご迷惑をおかけすることとなりました。工務店さんからクライアントにご都合の確認をしながらの工事進行となります。
お引渡のなか、前日の撮影予定であった竣工写真も撮ってもらっていました。

前日には、少なくとも内部工事は完了しているはずだったのですが、 撮影に出かけてみると工事中で撮影できず、カメラマンに出直してもらいました。
カメラマンには、申し訳ないことをしました。
撮影予定は監督に以前より了解を取っていたことですから、事前連絡くらいは欲しかったですね。
その辺の段取りの悪さが、工事の遅れにつながっているのかもしれません。工務店さんに考え直してもらいたいところです。