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 BDAC竣工見学会

「BDAC」とはLIXILが主催する設計紹介システムです。政本が担当し、LIXILに登録している日本全国のビルダー(施工店)さんからの設計依頼にお答えしています。    九州から東北、秋田まで年々エリアは広がり、多くの地域の施工店さんや施主の方にお会いし打合せをさせて頂くことは新鮮でもあり、またデザインの地域性を改めて考える機会にもなります。

基本的には、敷地の状況を確認しご要望のヒアリングをし、基本プランをご提案し、施工管理は各施工店さんにお任せすることになりますので、特に遠方の竣工現場に伺う機会も少ないのですが、今回は群馬県の前橋なのでお邪魔しました。                         直前のご連絡で行きましたが、施主にお会いする事も出来、苦労や喜びの声を聞けて大変嬉しく思いました。同じ施工店さんでやはりプラン提案させていただいた、これから着工の施主様ともお話しし、5ヶ月後の完成時にはまた伺いたいと思います。

私共のイメージに出来るだけ近づけて実現たいと施主が拘っていただいたとの事で模型の写真と実物写真のイメージはそっくりです。ウッドデッキなど外構工事はこれからですが、この住宅の基本コンセプト「奥行感」は充分発揮されていました。

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28
 施主検査

「中庭を造る減築リフォーム」の現場が、施主検査を迎えました。

設計事務所としては、2日ほど前に、事務所検査をおこなっています。
その段階で、仕上がり具合の確認や訂正個所の指摘をしてあり、施主検査時点までに修正できるところは直しておいてもらっていますが、修正の間に合わない個所などは残っています。
そんな部分を含め、仕上がり具合や扉の開閉具合、機器類の可動状況を、簡単に使い勝手などをお話ししながら、施主による完了検査を進めました。

中庭にはアオダモも植えられました。奥様の念願だった明るいキッチンになりました。夏には、アオダモの葉が茂り、強う陽射しを遮ってくれることと思います。

中庭には、小さなベンチもつけました。
気持のよい風の中で、読書でもしてくださるでしょうか。

2階は大きなワンルームで、寝室エリアです。カーテンで簡単に部屋を仕切ります。

これでお引渡の状態です。
本来なら下地のプラスターボードのままです。
予算のこともあったのですが、男の子3人のお子さんが、壁に落書きをいっぱいしたら、クロスかペンキで仕上げましょうという話になっています。

2階の床のない吹抜部分には、ネットも張られました。「吹抜けハンモック」と呼んでいます。このハンモックの下は、ダイニングキッチンです。
ごろんとしているお子さんたちとキッチンのお母さんが、どんな風に話をするのか、どんな使い方になるのか、とても楽しみです。
吹抜ハンモックの廻りのスチールは、働いている奥様が、天気が悪そうな時にささっと干す物干しですが、もはや、鉄棒と呼ばれています。

施主が直にお願いした薪ストーブ工事もはじまりました。
前日に、薪ストーブ下の鉄板や裏の遮熱板の塗装が完了して、この日から、薪ストーブ屋さんの乗込みです。

 

 

検査の後は、工務店さんと残工事や指摘事項の確認をしました。

今回の工事では、残念ながら、お引渡しまでに間に合わない工事が残ってしまいました。施主にも了解をいただき、お引渡後しばらくしてからの工事を予定しています。

 

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 仕上検討中

現場打合せです。

今日は外部仕上、アクセントで柱型を貼る溶岩石を赤か黒かとサンプルで検討です。

玄関、リビングの壁、アプローチの腰壁にも張る事となり、となるとハワイ空港のイメージで赤でしょうか。色々な素材がぶつかり合う上でも最終的には落着いた雰囲気でまとめる為に木部はやや古びた感じにオイルで着色し調整しようと思います。   棚板・甲板は杉板を使いワイヤーブラシでエイジング加工します。

一部外壁と軒天はリシン吹付け こちらはややグレーがかったアイボリー?に。

並べて見るとサンプルのレッドシダー、フローリングのアカシア これにハワイコアの化粧単板が加わりどれも曲者揃いでこれまで以上にコントロールは手強い感じです。

現場は順調に進み、コンテナ状の北棟が仕上がり、南棟のレッドシダー下見板張り準備中です。やや工期短縮方向です。

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 キッチン搬入

天気は快晴ですが、まだまだ山の村々には雪の残る中「中庭を造る減築リフォーム」の現場に、向いました。
初狩PAからの富士さんは、山中を走る中央高速では、数少ないビューポイントです。
富士には近づいていくのに、手前の山で隠されちゃうんですね。

現場もそろそろ大詰めです。

プラスターボードが貼り終わり、クロス張りの後の工事が絡む部分から、内装屋さんの下地処理が始まっています。

ここは勝手口やキッチン裏の収納エリア。クロス張りの後には大工さんの棚付けが始まります。

2階は、ほぼ仕上がりです。後は電気屋さんの器具付け。
壁はプラスーボードのまま仕上。床は構造用合板として普段は隠れてしまうラーチ合板を、丁寧にサンディングしてもらってケバなどがないようにしてもらい、ウレタン塗装をしています。

壁のプラスターボードは、大工さんがかなり気を使ってビス止めしてくれました。
ローコストではありますが、大工さんの手間は余分にかかってしまいますね。

まだ、わんぱく盛りのお子さんたちが、何をしてもいいように、スキに汚した後に、クロスか塗装で仕上げる予定です。

キッチン家具も搬入されました。耐水性の高いロシアンバーチをカウンターに使い2mmのステンレス板をのせています。ロシアンバーチの積層の木口をみせるカウンターデザインにしています。

キッチン工事として、アイランドのカウンターとバックの収納家具を造っています。食洗器をあけると、ちょうどバックには食器収納の引出しが向かい合うようになっていて、さっさっと食器が収納できます。
クライアントとの打合の中で、大皿収納は重ねておくのではなくて、竪仕切り板を入れ、立てて収納するようにしてみました。
仕切りの中に1枚づつか2枚、お皿が納まる予定です。

 

現場での打合の後、クライアントとともにおいしい昼食へ。

この日は、市役所の近くにある「FourHeartsCafe」
山梨県産の野菜やたくさんのワインのあるお店で、車で来ていたのでワインが飲めずに残念でしたが、有機野菜のパスタをおいしくいただきました。

 

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 内装下地工事のようで実は仕上げです。

先週の山梨の現場確認は、また寒さの厳しいなか。前日には雪が降って、途中の山越えでは、すばらしい雪景色でした。

現場は、内装工事が今月後半のお引渡しに向けて進んでいます。
大工さんが、1階の床フローリングを終わらせて、間仕切りや造作家具との取合い部分の下地組に追われていました。
現場での追加変更でお願いしたリビングのニッチも下地が終わり、既存窓下にベンチ収納も取り付いています。

リビングと中庭の間に出てくる3本の既存鉄骨柱は、茶系のグラデーションで変化を付けました。
クライアントからのグラデーション提案で、とてもかわいらしい色合いになっています。
さらにこの3本の柱は、2.4mの長さのテレビカウンターを取付ける柱にもなっていて、 6cm厚になるロシアンバーチのカウンターを取付けるためのスチールプレートも既についてます。

減築して生まれた中庭のサッシを受ける軽量鉄骨の柱組部分は、ウレタン吹付けによる断熱に頼ると、仕上までに大きなボリュームになってしまい、せっかくの中庭と室内との一体感を損ねかねないので、できるだけ細めにするために、断熱材裏打ちのプラスターボードを使って断熱しています。
断熱材は薄く、一般外壁部分と比べると断熱性能がおちますが、中庭廻りはもともと天井までのガラス(ペア)開口部で、開放感優先の場所と考えています。

ハンモック(ネット)を張る吹抜け部分も、仕上ってきています。

2階は、大きなワンルームで、カーテンで仕切る寝室エリアです。
プラスターボードが貼られ、器具付けも始まりました。

まだ階段手摺家具がついてなく、床も貼られていませんが、壁天井はこれで完成です。今回は、プラスターボード張りのまま仕上です。
大工さんもかなり気を使って、ボードを貼ってくださいました。
床の仕上材はラーチ合板です。こちらもかなりラディカル。
一見すると、今の状態で仕上がりかと思っちゃいますが、これは、既存の床レベルがかなり色々だったのを調整している下地合板です。

2階の間仕切りに使うカーテンレールは、配管用鋼管の直径27.2を使ってつくります。
パイプ用のカーテンリングをカーテン屋さんに用意してもらいました。
一般的に使っているものということですが、アルミの具合がなかなかしっかりして、いい感じのものです。木製のリングも柔らかい感じでいいですが、このアルミリングは、シャープですっきりした優れものです。

 

現場打合が終われば、お待ちかねの山梨のおいしいもの巡りのランチタイム。
ところがこの日は、現場打合がついつい伸びてしまい、お薦めのお店は、ランチタイム終了で間に合いませんでした。
近所で探していると、面白そうなお店があったので、今回はそちらで。

ラーメンのつけ麺のようですが、蕎麦のつけ麺。
「麺は組」という店で、ラー油入りの太めのもちもち蕎麦麺で、なかなかおいしくいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

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 茶室リフォーム竣工

「マンションの茶席」の現場が竣工しました。

茶道教授をされているクライアントは、現在お住いのマンションの共用施設としての茶室を利用して、教えてこられたのですが、茶室としての体裁や使い勝手が悪い席だったようです。
昨年、新しく竣工したマンションにお住いを移されるにあたって、ご自身の生活のありようと、お茶を教えるために使い勝手の良い席を、リビングや個室などをいじりながら、入居前にリノベーションしておこうといういうご計画でした。

茶道をご自身が楽しむだけでなく、茶道の基本をお弟子さんに教えるために、「花月」など七事式もできる範囲で教えることのできる8畳広間の茶室を構えることがご希望でした。
できるだけ基本な形を求めたのですが、生活エリアとの兼ね合いから、炉を基本的な位置に切ることがかなわず、下座床の席となっています。

茶道口に加え給仕口も用意していますが、給仕口は、風炉の時に使うものとして用意されていて、炉の時期に使える位置にはありません。
給仕口が火灯になっているのも広間ではあまりないことで、広間の固さを和らげる女性的な景色になっているのだと思っています。

限られたマンション空間のリノベーションですので、京間でつくることは叶いませんでした。小さくなってしまいますが、田舎間の畳割りです。
京間からすれば狭くなってしまいましたが、その分、お道具の収納スペースもたくさん必要なので、裏廻りの納戸を広げています。

 

水屋は半間もとれていません。
完全なスケルトンリフォームではありませんから、給排水管が自由になるわけでもないところで、既存のトイレ側に近づけた位置に用意できたおかげで、なんとか給水排水をとることができました。

工事の完了とともに、空調業者さんに使用説明をしてもらいました。
茶室内の空調の説明の後、既存エアコンのメンテナンスなどについても、ついでに説明してもらいました。
知らなかったことなのですが、最近の天井カセット型のエアコンには、パネルが自動でおりてきて、掃除がとても簡単なものがあるのですね。

 

 

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 外壁の吹付け完了、仕上材の打合完了

甲府の鉄骨造住宅のリノベーション「中庭を造る減築リフォーム」の現場打合は、久々の快晴となりました。
快晴の日は、初狩PAから富士山を見て現場に向かいます。

この現場では、外壁のクラックが大きくて雨漏りの原因になっていた一部の壁は作り替えていますが、基本的にはクラックや窓廻り、既存シーリングの補修の上、吹付け直しまでが外壁工事です。
外壁の吹付け直しが完了したので、吹付けの具合、見落としなどの確認をしてまわったところ、既存の小屋裏換気パイプがそのままついていました。今回の断熱では、屋根スラブの室内側にウレタンを吹付けることで断熱していますから、この換気口は室内に冷気を入れるのと同じことになってしまいます。
既存状態での小屋裏換気にしては、それほど有効なサイズではなさそうな換気口でしたが、塞いでもらうようにお願いしてあったものが、未処理だったようです。
足場解体までに塞ぐ処理をお願いしました。

既存についていた小屋裏換気口。
小さなパイプで防虫網付ですが、これまでの外壁の塗替えなどで目がかなり詰まった状態でした。
外壁吹付けは、きれいに仕上がっています。

既存外壁廻りは、もともとが弾性吹付けタイルでしたので、今回も同じく弾性吹付けタイルの中からクライアントと色の相談をしていきましたが、新設した中庭廻りの外壁は、リビングやダイニングからよく見えるので、少し吹付け状態が穏やかなジョリパットのゆず肌仕上をお願いしています。
仕上の違う中庭の外壁は、左官屋さんが、既存梁との取合い部分をクラック防止のグラスファイバーシートを埋め込みながなの下地づくりの最中でした。

この日もクライアントにきていただいて、残っていた水廻りの仕上材の確認。
水廻りの床には塩ビ系のタイルと長尺シート。クロスも少し変化を付けることでまとまりました。

1階の床仕上は、ナラの無垢フローリングです。低温床暖房対応のものを選んでいます。現場では、大工さんが、床暖房の上に目地巾の調整をしながら、無垢フローリングを貼り始めています。

今回初めて使うのですが、トイレ便器に壁掛け型を使います。
いろいろ各社のコストなども見比べてみて、カタラーノ社の「VELIS」をTOTOのウォシュレットとともに使います。
壁掛け用のフレームが取り付いていました。

室内スチール部分には塗装の下塗りが進んでいます。
2階物干フレームは塗装下塗りが終わり、ハンモックがつく吹抜廻りのスチール部分の塗装も始まったので、この日は吹抜け部分がオープンになっていて、クライアントにも抜けた様子を確認してもらいました。

打合の後は、クライアントからのお薦めのお店「ナチュラリア」で遅めのランチ。
このお店はちょっとかわっていて、いただいたのはワンプレートランチでしたが、ワインもあれば、コスメもあるらしく、実は現場に入れる薪ストーブはこのお店にお願いしています。

お店にはかわいいペレットストーブ「CONCORD」があって、とてもあたたか。

 

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 左官上塗り

「マンションの茶席」の現場も大詰めです。

左官屋さんが、中塗りを終えて中二日開けたところで、上塗りに入りました。
僕が大学院を卒業後に勤めていた水沢工務店では、中塗りの段階で聚落土入りの材料をつかっていて、中塗り段階では、仕上がっているように見えたものです。
中塗りで1年ねかしておいて、落ち着いた段階で上塗りをするというようなこともしていました。

上塗りは聚落ですが、天然のものではありません。本格的な土壁でもない限り、本来の聚落土で仕上をすることは、まず少ないでしょう。
天然の聚落ではなくとも、風合いもよろしいし、割れの心配もすくない、何より工期が短くてすむのは、現代の住宅の中に造る和室やリフォームには向いた、すぐれた材料です。

火灯口の曲線もきれいに塗り上げられました。

襖はまだですが、障子は納められ、障子紙は、美濃紙を千鳥(レンガ張り)に貼ってもらいました。
今日では、障子紙は機械で漉くことで、大きなサイズが造れますが、かつてはそういうわけにもいかず、1尺程度の巾のものでした。
この茶室でも、そういう障子紙のつなぎを楽しんでもらいたくて、障子の組子の割付を紙の寸法をもとに組んでいます。
障子紙は障子1本で2枚半を貼り並べるともいわれますが、そこまで厳密ではなく、組子と組子の真ん中に、つなぎ(巾1分弱)が出るようにしてもらっています。

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