03
29
 ジェルデ社の照明器具

鉄骨造住宅のリフォームを進めている「国道沿いの家」では、ちょっとかわいらしい照明器具をネットで見つけて、クライアントに提案したところ、とても気に入っていただき、採用することになりました。
初めて使う照明器具については、実物を見ないと心配です。
見つけた照明器具は、フランスの「ジェルデ社」のアーム付のブラケットで、日本にはショールームがないようなのですが、東京では、恵比寿のPACIFIC FURNITURE SERVICEが取入れていて、ショールームに展示があるということでしたので、時間を見つけて確認してきました。

商品の色は、7〜8色はあるようなのですが、お店においてあるのは4色程度、すべてがそろっているわけではないことが、ちょっとつらいところですが、白が思いのほか良かったので、好印象でした。

スタイルは違いますが、赤もなかなか捨て難い。

こんな椅子もなかなか素敵です。レトロなようで、なかなか無駄のないデザイン。

久しぶりの恵比寿の街ということもあってか、PACIFIC FURNITUREのお店では、照明器具の確認だけでなく、いろんな商品を楽しくみてきました。

03
27
 断熱工事完了、ボード張りが始まりました。


断熱工事が完了しました。
もう暖かい季節になってきていますが、断熱材で覆われただけで、暖かくなったように思います。
建主さんが、朝のまだ寒い時に現場に入ると、やっぱり暖かく感じるそうです。
理屈としてはそうなるはずですが、実感していただいているというのは、提案を理解していただいているということで、嬉しいことです。

断熱材の吹付けが終わったのを受けて、軽鉄下地へのプラスターボードの取付が始まりました。


屋根の直し工事も進んでいます。
屋上の陸屋根部分のシート防水は、何度かの補修工事をされているということで、平場の傷みはないようなので、問題はないかと思っていましたが、パラペットの笠木をはずしてみると、防水端部の処理に問題が見つかりました。
この笠木は内部に水が廻ることを認めているつくりのものなのですが、この防水の止め方では、強風の時などに、雨漏りしかねません。

実際に、雨漏りしていたかもしれません。漏っていた量がすくなかったり、耐火被覆に吸われて、気がつかなかっただけかもしれません。
建主さんにも、現状を確認していただき、まず見積は取りますが、パラペットの天端を、防水材で包込むように補修してもらう方向で、工事の段取りを進めてもらうこととなりました。
リフォーム工事は、思わぬところから問題点が発見されるものです。せっかくのリフォームのタイミングです。しっかりした調査と補修をしておきたいものです。
 

03
27
 ご来場ありがとうございました

今週月曜日まで開催していた文京シビックセンターでの「建築家との家づくり 無料相談会」が終了しました。
この文京区での会は、今回で2回目でした。
この会の母体である建築家31会の模型展では、とてもたくさんの人においでいただいています。
文京部会「 建築家との家づくり 無料相談会」は、おいでいただくのは、数少ない方々ですが、住宅のこと、住まいのことを楽しくお話しできています。
また、次回もこの仲間で、半年後くらいにできたらいいなと思っています。
会場においでくださった方々、ありがとうございました。
 

03
25
 ご近所のオープンハウスへお邪魔してきました。

自宅の近所で、建築家31会のメンバーであるアーキプレイスさんがオープンハウスを開催されていましたので、先週の葉山につづき、うちの奥さんといっしょにお邪魔してきました。

大きくカットされた屋根のバルコニーから、向こう側の空が覗くシルエットと、外壁のガルバリウム鋼板の立て平葺きの曲げ方が、特徴的な外観です。

吹抜の大きなリビングと視線の気にならない高窓。
右側にはスキップで半階あがった書斎が隠れています。

2階になるLDK
階段室をうまく使ったスキップフロア空間になっています。
階段の奥が書斎(?)、もしくはお子さんたちの勉強コーナーかな。

3階の子供部屋から半階あがるとバルコニーに出られます。
屋根が三角に切り取られた様子がくっきりと。外部からだけでなく、室内からもなかなかイサギいい感じのカットで、気持いいシーンです。
3階の子供部屋は、将来二つに仕切れるようになっていました。

バルコニー。
完全オープンではなく、少し隠れた感じがなかなかいいです。
洗濯物干の金物は、オーダーでつくったステンレス製でした。
メインな場所だけでなく、キッチン、洗面所、浴室にも、ちょっとずつ初めて見るものがあったりして、勉強になります。
いつも丁寧なアーキプレイスさんらしいお宅でした。
 
 

03
24
 オープンハウスへお邪魔してきました。の、道中記

ちょっと前になりますが、建築家31会のメンバーの菰田さんが携わった葉山の住宅がオープンハウスをしていたので、うちのワンコも連れて、葉山散歩を楽しみながら、伺ってきました。
まずは、近代美術館の駐車場に車を止めて海の方へ向かうと、素敵な路地の向うに葉山の海が見えてきました。

海にでたところで、ワンコと記念撮影

海でしばらく遊んだ後は、山口蓬春記念館へ。車も通れないような路地を進むと現れます。吉田五十八設計の旧宅を活かして、プランテックが記念館としての公開できるように改装した建物です。

吉田五十八らしい数寄屋のたたずまいに、展示室の堅牢性を加え、H形鋼によるフレームデザインが 懐かしいです。
山口蓬春の絵のすばらしさもさることながら、吉田五十八の繊細な線を久しぶりに堪能しました。
ここはさすがにワンコは入って来れないので、僕と奥さんの交替での入館でした。

葉山には、31会メンバーの事務所もあって、佐賀・高橋設計室の高橋さんが、日曜日だというのにお仕事されているとのことで、事務所を表敬訪問です。
ワンコまでお邪魔させていただき恐縮です。チョー幅広の杉のフローリンが立派なこと。とても格安価格だったとか、入手のノウハウを教えていただかないと。
高橋さんの事務所の入っている建物は、かつて保養所だったというもので、それをリノベーションして2かいの室を借りているのだそうですが、同じビルの1階には高橋さん設計のアパレルとカフェが入っています。

アパレルのお店から、カフェへも入れるのですが、その入口はこんな感じでかっこいいですね。

高橋さん設計のカフェで、いっしょにお昼ごはん。
高橋さんの奥さんが、パンやスィーツを奥でつくってるんですって。

菰田さんオープンハウスの住宅は、長者ヶ崎の134号線から急峻な山道を少し登ったあたりです。海の方を見返すとなかなか勇壮な景色です。

このあたりは、とても素敵な住宅(別荘?)が多いですね。時間があればゆっくり散歩して廻りたいくらいでした。
オープンハウスの前のお宅も、こんな感じです。別荘みたいですね。

オープンハウスはこんな感じのお宅で、海へのViewをいかした素敵な住まいでした。

葉山という決して交通の便の良いとはいえない場所でのオープンハウスでしたが、なかなかの盛況でした。
葉山には他にも31会のメンバーの建物があって、これは多分、田辺さん設計の住宅です。

天気が良くて、素敵な散歩道を歩いて、おいしいものをいただいて、帰りにはおいしいパン屋さんでお買い物をして、と、素敵な葉山生活の一端をみせていただきました。

03
22
 断熱材の吹付け工事

断熱工事が始まりました。

この建物は鉄骨の構造で、外壁や屋根下地はALCパネルを使った建物です。
随分昔は、ALCパネルには断熱性能があるからということで、断熱材を入れていないことがありましたが、この築25年ほどの建物も、断熱材は入っていませんでした。
確かに、ALCは内部に小さな気泡をたくさん持っているので、コンクリートと比べると断熱性能は高いのですが、今の断熱に対しての考え方からすれば、断熱性能があるとはいいづらいですね。しかも鉄骨造は、木造と比べて構造体が熱を伝えやすく、ヒートブリッジという現象(冬期、外気の冷たさを室内の奥にまでつたえてしまう)をおこしやすいので、建主さんも暑さ寒さを感じておられてことと思います。

今回も建主さんからは、暖かい家というご要望があり、現場発泡のウレタンフォーム吹付けにより、屋根や外壁を、隙間なく包んでしまう工法で断熱します。
ウレタンフォームは、一度に吹付けられる厚みは40mmから50mm程度です。
今回は壁60mm、屋根120mmの厚みで吹付けますから、2〜3回の吹付け回数となります。しかも、もろもろの事情から、軽量鉄骨の下地が先行しての後工事です。断熱屋さんもやりにくい中、細かな隙間まで丁寧に吹き込んでくれています。
 

断熱工事の一日前、現場での打合中に、建主さんがひょっこりと現場きてくださいました。新しく取り付いた窓に喜んでいただき、電気の打合にも参加していただきました。

03
21
 建築家による家づくり無料相談会やっています。


建築家31人会のメンバー5人が集まって、建築模型展+家づくり無料相談会を開催しています。
実はこの会は2回目。31会文京部会として、文京シビックセンターでの第2回目の開催です。
小さな会場での、小さな集まりの建築相談会ですが、おいでいただいた方とは、ゆっくりとじっくりと、模型や写真を見ていただきながら、くつろいだ感じでの相談会になっています。
本日、3月21日から3月24日(月曜日)まで。
時間は、11時から18時です。
会場は、文京区役所のある文京シビックセンターの1階です。
よろしかったら、ぜひおいで下さい。31会のレギュラー展示会の時とはちがった雰囲気です。

 

03
20
 リビングデザインセンターの工事中確認

この現場は、週に2〜3回、多い時には週5回と、かなり調整、打合のために通っている現場ですが、初めて1週間あけでやってきました。
この日は、リビングデザインセンターOZONEの工事中確認でした。
インスペクターを招き、建主さんにも立ち会っていただき、現時点での現場の進行状況、問題点、今後の進め方などの聞き取り確認が、リビングデザインセンターの確認マニュアルに添っておこなわれました。
そのあと、現場を廻って、下地ボード類によって、ふさがれてしまう前の壁内部の状況を確認して、検査無事終了となりました。
インスペクターの方の話では、この現場だけでなく、どこの現場も工事工程を守るのが厳しい状況で、現場は混乱しているようです。
3月末に向けて多くの現場が内装工事に追われていることと思います。設計事務所としては、工務店さんにお願いするしかないわけですが、 この現場でも、もう少しがんばってもらわないとなりません。

現場では、まだスムーズに工事が進み始めた感じが足りないものの、外壁の下地やサッシやスチールドアが取り付き、電気や設備の配管工事も進み、そろそろ断熱工事のためのウレタン吹付けの準備が整いそうです。

4階部屋風の子供室のトップライトも取り付きました。

既存壁部分はそのままタイルが残されており、新規につくられた壁は、まだタイル下地となるALC壁のままです。奥のグレー部分はスチール製の玄関ドアです。ようやく吊り込まれました。

これまでバルコニーのなかった建物ですが、3階のダイニングの前には、インナーバルコニーがつくられます。
インナーバルコニーでは、可能な範囲で外壁を取払い、光を取込む開口部としていますが、ここは現場名にもなっている国道に面した方向です。車の騒音はかなりなものです。国道からの騒音を遮るサッシが取付けられることで、陽射しや風を取込みながら、遮音を考えたインナーバルコニーとなります。
これまでの工事の様子は、こちらから 「国道沿いの家」

03
19
 現場が始まりました

地盤改良するか悩んでいた現場ですが、十分に締め固めて改良はしない方向で進むことになりました。
地盤検討で工事が予定より遅れてしまいましたが、十分検討しお施主さんも納得して進むことがとても大事です。
さて、現場の方は根切りした後にしっかり転圧し、砕石が敷き終わりました。
地鎮祭の時に神主さんからいただいた鎮め物を現場監督に地中に納めていただきました。

03
15
 撮影でお邪魔してきました

3年前に竣工した住宅「ろじのさき」は、昨年の「住まいの環境デザインアワード」で「東京ガス賞」をいただいている住宅です。
「住まいの環境デザインアワード」は、「人と環境と住空間デザインとの真の融合」をテーマとして、これからの住まいのあり方を提案する住宅に与えられる賞です。
特に「東京ガス賞」は、都市型住宅における提案に重きをおいている賞だそうで、この住宅にそのような賞をいただけたことは、我々の普段からの設計活動にたいして、評価をいただいたようで、とても嬉しいことです。
「東京ガス賞」をいただいた住宅であることもあり、時々取材の依頼も受けています。
今回、「ろじのさき」に伺ったきっかけもそんなところからで、
以前から、家具がそろった時に、撮影したいとお願いしていたこともあって、久しぶりにお邪魔してきました。

今回は、もう一つ、現在計画中の建主さんもおつれして、狭小敷地という条件でも素敵な住まいは手に入れられるんだ、それがどんな空間であるのかを感じていただける機会をいただきました。

玄関のニッチでは、いつも素敵な飾り付けが。

バルコニーには素敵なベンチ。ジョージ・ネルソンのプラットフォームベンチです。
柱で隠れているけど,ハンモックもぴったりと納まった感じで吊られています。

ダイニングテーブルは,デンマークデザインで、、、どこのだったか。

キッチンもいつもきれいに使っていただいていて、料理機器もデザインの良いものを選ばれています。
この写真だけからでは、収納が足りないようですが、カメラを構えている背面は壁一面が隠す収納です。

3階のフリースペースのカウンターのコーナーに、それとなくおいてあったアサヒペンタックスに、撮影を依頼したカメラマンとお連れしたクライアントが、妙に盛り上がっていました。プレミアものだとか。
カメラマンによる写真は、近々アップできると思います。
この住宅の工事途中の様子などの詳しい話はこちらから  「ろじのさき

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14
 クライアントと木製サッシの確認に行ってきました

地鎮祭の後、地盤のこともあって、なかなか着工できないでいるのですが、どうも消費税増税による人手不足の影響が、この現場にも、まだでてきているような気がしています。
そんな中ですが、先週、クライアントと木製サッシの確認にキマドさんへ行ってきました。少し前に設計者だけで,一度、確認にいっていることは、このブログでもアップしていますが、木製サッシを採用するにあたっては、予算アップにもなるし、クライアントの理解を求めたいと思い、お忙しい中お誘いしました。

キマドの社長もお忙しい中、丁寧に対応してくださりました。この日はフィンランドから帰ったばかりで、荷解きもしていないうちに対応してくださり、クライアントも直接お話を伺い、使用感を感じてもらうことで、木製サッシの良さはわかっていただけたかと思います。後は,工務店さんからのお見積次第というところでしょうか。
営業所に伺う前になりますが、社長との待合せ時間がちょっとずれたので、時間つぶしに立教大学の構内を散策してみました。
現場とは関係ないお話ですが、立派な大学にびっくり。


 

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13
 建築家31人x3works模型展、ご来場ありがとうございました。


建築家31人会の模型展も、12回をかぞえ、今回もたくさんの方にご来場いただいたようです。
ここのところギルドデザインは、会期のタイミングが悪いのか、会場に十分詰めていられる時間が少ないことが多く、お話できた方も少なかったのが残念です。
これまでの建築家の有志による建築家31人の会は、次回の模型展からは、「建築家31会協同組合」として、組織をグレードアップし、法人化による確かな存在として、よいよい住まいづくりをめざして、開催する予定です。
現在、法人化の大詰めをむかえています。
これからも、31会模型展をよろしくお願いいたします。