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 「風見鶏のある家」が「fevecasa」で取り上げられています。


数年まえに横浜の山手でリフォームした「風見鶏のある家」が、住空間のポータルサイト「fevecasa」の特集、「これって海外?いいえ、日本です!外国風住宅を作る4つのコツ」で、取り上げられています。

「風見鶏のある家」は、横浜山手にある比較的シンプルな下見板張り風洋館のリフォーム計画でした。
クライアントは、外国の方に賃貸住宅として使っていただこうというお考えでしたので、キッチンを始め、向こうの生活スタイルを意識して、少しデコラティブなデザインや素材の使い方そしています。
ワインレッドや少し黄色味の強い壁紙、古色レンガ積みの壁、石張りやタイル張りの床、シャンデリや天井のモールディングなど、あまり使わない素材やディテールですが、使ってみるとなかなか楽しいものです。


玄関周りも、少しかわいらしくしています。
賃貸ということもあり、耐久性を優先させた樹脂製の玄関ドアですが、塗装により、なかなか落ち着いた雰囲気になったと思います。

 
「風見鶏のある家」の工事中の写真は、こちら「エムズガーデン2』
竣工写真はこちらから「風見鶏のある家」
 
 
 

07
20
 昼食会


「中庭を造る減築リフォーム」の住宅は、今年の2月末にお引き渡しを終えた住宅ですが、一部手直し工事などがありました。
お住まいになって、少し落ち着いた頃に工事に入り、クライアントや工務店からは、無事完了の連絡をもらっていたので、確認に伺いますとお伝えしながら、ちょっと時間が空いていました。
遅ればせながらとお邪魔する予定をおつたえしたところ、昼食会のお誘いを受けて、思いの他、楽しい時間を過ごさせていただきました。

あいにく雨の日だったので、中庭には出られませんでしたが、アオダモの緑も広がって、気持ちのよい場所になっているようです。奥様からは喜びの言葉をいただきました。

手直し工事の途中に伺った時には、まだ段ボール箱も少し置かれていましたが、今は可愛い小物達も飾られて、生活の流れも落ち着かれてきたようです。
リビングのニッチや玄関の小さな飾り棚にも、かわいらしく飾っていただいています。

 
 
 
 
 
 

階段脇の壁の隙間に作ったCD&文庫本棚には、いい感じでCDが収まり始めました。

裏周りのパントリーや土間のシューズクロゼット、収納棚もまだ少し余裕を残して埋まっています。何度も打ち合わせの中で調整してきたボリュームですが、ちょうどよく収まっているのを見ると、やはりホッとするものです。
猫ちゃんのお便所も、土間に用意していて、予定通りに新しい場所で用をたしてくれているようです。24時間換気扇をつけることでニオイ対策もできています。

お子さん達の勉強は、たいていキッチン横のランドセル収納付き本棚カウンターだそうですが、2階の3人用のロング勉強机もだんだん使われ始めているようです。

気になっていた2階の壁天井の仕上げは、PBのままという仕上げ。
大工さんが、ビスは丁寧に打ってくれていますが、一般的には下地のままという仕上げです、どう思ってくださっているかと気にしていましたが、だんだん見慣れてきたそうです。
いつかはペイント仕上げでもと考えていらっしゃるようですが、今は、ウォールステッカーを楽しんでくださっています。

「中庭を作る減築リフォーム」には、いろいろと目玉になる仕掛けがあるのですが、中庭を作った次にヒットとなった吹抜けハンモック床!
お子さんのお友達が遊びに来ると、大騒ぎなのだそうですが、僕はちょっとゆっくりした気分で使わせてもらいました。

 中庭を造る減築リフォームの現場の様子はこちらからご覧ください。

02
18
 キッチン搬入

天気は快晴ですが、まだまだ山の村々には雪の残る中「中庭を造る減築リフォーム」の現場に、向いました。
初狩PAからの富士さんは、山中を走る中央高速では、数少ないビューポイントです。
富士には近づいていくのに、手前の山で隠されちゃうんですね。

現場もそろそろ大詰めです。
プラスターボードが貼り終わり、クロス張りの後の工事が絡む部分から、内装屋さんの下地処理が始まっています。

ここは勝手口やキッチン裏の収納エリア。クロス張りの後には大工さんの棚付けが始まります。

2階は、ほぼ仕上がりです。後は電気屋さんの器具付け。
壁はプラスーボードのまま仕上。床は構造用合板として普段は隠れてしまうラーチ合板を、丁寧にサンディングしてもらってケバなどがないようにしてもらい、ウレタン塗装をしています。

壁のプラスターボードは、大工さんがかなり気を使ってビス止めしてくれました。
ローコストではありますが、大工さんの手間は余分にかかってしまいますね。
まだ、わんぱく盛りのお子さんたちが、何をしてもいいように、スキに汚した後に、クロスか塗装で仕上げる予定です。

キッチン家具も搬入されました。耐水性の高いロシアンバーチをカウンターに使い2mmのステンレス板をのせています。ロシアンバーチの積層の木口をみせるカウンターデザインにしています。
キッチン工事として、アイランドのカウンターとバックの収納家具を造っています。食洗器をあけると、ちょうどバックには食器収納の引出しが向かい合うようになっていて、さっさっと食器が収納できます。
クライアントとの打合の中で、大皿収納は重ねておくのではなくて、竪仕切り板を入れ、立てて収納するようにしてみました。
仕切りの中に1枚づつか2枚、お皿が納まる予定です。

 
現場での打合の後、クライアントとともにおいしい昼食へ。
この日は、市役所の近くにある「FourHeartsCafe」
山梨県産の野菜やたくさんのワインのあるお店で、車で来ていたのでワインが飲めずに残念でしたが、有機野菜のパスタをおいしくいただきました。


 

06
26
 キッチンの見学

木造住宅のリノベーションを計画中の奥様に、いろんなキッチンを知ってもらおうと、代官山と青山へごいっしょしてきました。

旧山手通りでは、最近は、蔦屋さんがピカイチですが、やはりヒルサイドテラスもすばらしい。久々、旧山手を歩いてみると、やはりこの道はワクワクです。楽しい建物がいっぱいです。訪ねた先は、アムスタイルさん。

水栓、食洗器、扉の面材、カウンターの素材や仕上、収納の方法や使うにあたっての具合などを確認していただきました。

今年春からの新シリーズ物に移り変わっているとかで、以前のデザインとは、かなり変わっている様子です。以前は、スタイリッシュな中に少しナチュラルな感じがあったようにおもっていましたが、ずっとモノトーンな感じ、シックな感じが強まっているようです。

新しく出てきたセラミックのカウンター、アルミの無垢のサイドパネル、扉も5mm厚くらいのアルミ板パネルの引出し、扉が、とても印象的でした。
青山では、トーヨーキッチンさんを奥様がもうご覧になっていたので、サンワカンパニーさんへ。
アムスタイルさんとはコストがまったく違うキッチンや、洗面器などの衛生機器類にタイルも見ていただきました。すこしづつでも、イメージを広げるのに役立てていただきたいと思っています。
青山でもショールームには時々出向くものの、なかなか散策ですることも無いので、ちょっと歩いてみると、こんなお店が。

南青山のど真ん中でこのスペースは貴重ですね。
ちょっと休憩したいところをぐっとこらえて、骨董通りを渡り、昔からある、分離派山田守の自邸「蔦珈琲店」の前をとおるものの、事務所に戻る時間が近づいてきたので、こちらも入るのもぐっとこらえて、無念の南青山散歩。

骨董通りからはいった路地のこんな素敵な建物で、無印良品が展示会の準備中。これも素敵。
南青山散歩の目的地は、近藤ニットさんの「evam eva」。先日ちょっとお会いした方のお店だったので、一度訪ねてみたくてこの機会にと寄ってみました。

ネットで見た商品を、そのままあらわしたような素敵なお店です。素材の良さとゆったりした時間が過ごせそうなデザインのものたち。古くからあるようで新しい感覚のものたち。
住宅でも、そんな場がつくれたらとかおもいながらの、ちょっと慌ただしくも楽しかった久々の代官山&青山散歩でした。