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 12年経ちました。 room302の現在

2005年にリノベーションしたroom302。職人さんの力をかりながら、できるところは自主施工。スーパーローコストで小さな2LDKマンションをワンルームにリフォームしました。
それから12年。

家族が増え、日々荷物も増える中、同じすまいで生活を続けています。
棚をつくり、机をつくり、そして作った棚のサイズを変えて作り直し、ロフトをつくり、、、と終わりのないリノベーション生活。
子供の成長にあわせてというよりは、せっつかれながら。
現在のroom302を12年前と比較しながら少しづつご紹介させていただきます。
2007年3月号 「新しい住まいの設計」にのせていただいた写真です。
下の写真は玄関とワンルームを結ぶ廊下。
普通狭小住宅の場合、廊下は「無駄・もったいない場所」として扱われがちなのですが、ここでは全体の面積に対して不釣り合いなサイズで、LDKとをつなぐ廊下を作りました。
廊下も一つの演出ができる空間として天井の高さをぐっと抑え、筒のような印象のスペースにしました。荷物にも余裕がありましたので。。
現状は、、、
靴や帽子置き場、洋服掛け、カバン入れ、、、ヘルメットなどを収納するスペースを作り足していきました。わ、、本当に生活感であふれてます。
材料はシナランバー、シナベニヤ、ラワンベニヤなど。
私は、北零WOODというインターネットで購入できる材木屋さんに主にお世話になっていて、あとは組み立てるだけのサイズにカットされた状態で配送してもらいます。車や作業スペースがない場合の強い味方です。
またほかの場所についても、追ってご報告させてください。

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 竣工写真アップしました_「中庭のある小さな平屋」

「中庭のある小さな平屋」は、35坪程度の敷地の中に、4畳半程度の中庭を建物が囲む小さな平屋住宅です。

計画のお話しをいただいた時、お母様は、今後、階段の上り下りが辛くなってくるだろうから、寝室は1階にしたいとおっしゃっていて、部屋数や日当たりを考えると、2階建になると思っておられたようです。
我々からの提案は、南側の隣家の高さと冬の太陽高度、角度などを計算しながら、リビングダイニングには、暖かな陽射しが入るような、屋根勾配とボリュームを考えたロの字型の中庭のある住宅でした。
コンパクトな生活提案を、気持ちよく了解いただいて実現した住宅です。
竣工写真をぜひご覧ください。
「中庭のある小さな平屋」竣工写真
工事中の様子がこちらからご覧になれます。
「中庭のある小さな平屋」ブログ

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 「中庭のある小さな平屋」1年検査

昨年10月に竣工お引渡しした「中庭のある小さな平屋」の1年検査に、工務店さんとともにお邪魔してきました。

床暖房による無垢のフローリングには若干のひずみがあるようですが、気になる程ではなく、クロスの一部にめくれなどがみつかりましたが、引渡当初手直しを加えていた建具も1年経って落ち着いていて、ほとんど問題なく仕上がり状態は良好でした。

キッチンに使っていたロシアンバーチや、無垢のフローリングは、1年経って落ち着きのある色合いになってきています。良く手入れしてくださっているからだと思いますが、床のフローリングの手入れなどについてのお話もさせていただきました。


息子さんのガレージルームも、お引っ越しの後にお邪魔した時と同じようにきれいにお使いで、ビンテージバイクもピカピカに手入れされていました。
ご家族のものへの愛着が、そのまま伝わってきているような住まいのあり方をみせていただきました。

古い住まいから持ってきたお子さんたちの背比べの印も、ひっそりと住まいの中になじんできているようです。

「中庭のある小さな平屋」のオープンハウスや現場の様子はこちらから。
http://www.guild-design.com/category/仕事/中庭のある小さな平屋/