04
28
 施主来場


以前は、現場で働く職人さんたちのために、施主がお茶を出すなんてことがよくありましたが、最近は、特に東京では、住んでいるところと建設地が離れていたりするので、あまりしなくなりました。
工務店さんや職人さんが、業務としての割り切りが、進んできていることもあります。
そうなると、施主に現場を見てもらう機会がなくなっているので、時々現場に来てもらって打合せをすることで、様子を確認してもらい、現場とのコミュニケーションを取ってもらっています。
「アジアンテイストリフォーム」のクライアントも、そういうことは気にされているようで、今は海外にお住まいですが、帰国予定を作り、大工さんや職人さんとのコミュニケーションをとってくださいます。
職人さんたちにも、顔の見えない施主の住まいを作るのでのはなく、この人の住まいを作っているという意識を持ってもらうことが、より良い家を作ることにつながると思っています。
せっかく現場に来ていただいたのですから、仕上げ材の発注前の最終確認をしました。
一度は見ていただいているものも、現場で実際の広さを確認しながら見ると、また気持ちが変わったりすることもあります。
下の写真は、ふすま紙の選定。
以前候補にあげていたもののうち、生産中止などがあったものを除いて、使う場所でもう一度見ていただいています。



木材に塗る塗装は、色をつけるだけでなく、汚れ止めや耐久性を上げるためでもあります。壁の色や扉の色に合わせて、木部各所の色を決めていきました。

天井の下地が作られてくると、天井の高さなども確認してもらえます。
上の写真は、洗面脱衣室の天井高さを説明してるところです。
マンションでの洗面脱衣室などは、天井の中に換気扇やダクトが通るので、天井は低めになるのですが、それよりも少し低めに設定している理由(すっきりしたデザインにするためなんです)をお伝えしているところです。
これまでのこの現場の様子は、こちらからご覧になれます。
「アジアンテイストリフォーム」
 

03
25
 施主の現場確認

先日、「アジアンテイストリフォーム」のクライアントが帰国されました。
今回は、解体された室内を見てみたいとのご希望があっての帰国です。
建築家との家づくりを考えられている方にとって、家がどんな風に出来上がっていくのか、とても興味のあることだと思います。
図面だけではわかりにくかった実際の空間の様子を、少しづつでも感じていただくのは、やはり現場が一番です。

今の段階は、新築なら地鎮祭が終わって、地縄を張り、建物の大きさや位置、間取りの様子を確認するところでしょうか。
解体されて現れた構造のコンクリート床に、壁の位置を墨を使って描いた(墨出し)ところで、部屋の広さや使い勝手の様子を確認していただきました。
帰国いただいたタイミングで、ブラインドを選びにショールームにいったり、家具の面材や色の確認をしていただきました。
色々と決めていかなければならないことはたくさんなりますが、そんな手間暇をかけることも、クライアントの皆さんは、とても楽しんでいただいていると思います。


気にしていたエアコンの確認に、ショールームを訪ねてみると、暖房方式でちょっと省エネな提案を見つけて、現場にも急いで変更のお願い。
ちょっとした変更で、長く生活していただくには、ずっと良くなることもあります。
現場は面倒なことだとは思いますが、頑張っていただきましょう。
もちろん、こちらが頑張らなければ、始まりません。

08
17
 塗装の試し塗り

お盆休みの直前、「父娘で暮らす大屋根の家」の現場では、室内のおおよその工事が一段落して、塗装屋さんが入っています。
この日は、クライアントの使い勝手に倣って造ってもらったオーダーキッチンの塗装について、塗装屋さんにサンプルを造ってもらっての色決めです。
アイランドのカウンターキッチンとバックのカウンターと吊り戸棚をシナベニヤで造っています。今回はシナベニヤの生地にムラはないようですから、色違いを押える必要はなさそうです。
ウレタンのクリアで塗装すれば、塗れ色になり少し色味があがります。 ここの出入り口の扉はシナベニヤです。出入り口の扉はクリアで仕上げるつもりなので、キッチンはそことは少しだけ違った印象になるように、白で少し色味を押えるようにしようとかんがえて、どの程度に抑えるかの確認のために、塗装屋さんにサンプルをお願いしました。


建具工事も一段落して、リビング吹抜と2階のフリースペースとを仕切る障子窓にもシートが入りました。

外部では、仮囲いもとれて、いよいよ外構工事が始まります。