カテゴリー:仕事, 茶の間のある家_リフォーム

「茶の間のある家」のそろそろ竣工です。
引き渡しに向けて仕上げ工事が順調に進んでいます。

写真は、少し前の工事となりますが、床の仕上げ、フローリング張りです。
無垢フローリングを使うと、気にかけなければならないことがいくつかあります。
写真のように紙一枚ですが、少しだけフローリング1枚づつに隙間を作りながら貼らなければなりません。
無垢の木は、空気中水分の吸放湿をおこないます。その時の伸び縮みを考えておかないと、激しい場合は、床全体がむくりあがったりします。ノリがよくなったから大丈夫などと侮ってはいけません。木の力はとても強いです。その力を逃す紙1枚です。
壁際にも細工がしてあります。少し壁の中にフローリングが伸びてもいいように、少しだけ隙間を作っています。

今回の工事では、大工さんに、とてもお世話になっています。
キッチンの吊り戸棚や釣り棚板もとても大変でしたが、子供室の机と収納がセットされた2段ベッドも大工さんの手作りです。
しかもクライアントからは、子供が大きくなったらバラせるようにしたいという要望も叶えてくれました。
この写真を取った後、塗装屋さんが仕事をしやすいようにと、2段ベッドをバラしいました。
小さなお家ですが、家族が楽しく住めるようにと、クライアントと綿密な打合せをしながら進めてきたリフォームです。
12月18日には、オープンハウスも予定しています。
実物を是非ご覧ください。
これまでの「茶の間のある家」の現場の様子はこちらから。
「茶の間のある家_リフォーム」

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2016年12月13日

カテゴリー:インフォメーション, メディア


数年まえに横浜の山手でリフォームした「風見鶏のある家」が、住空間のポータルサイト「fevecasa」の特集、「これって海外?いいえ、日本です!外国風住宅を作る4つのコツ」で、取り上げられています。

「風見鶏のある家」は、横浜山手にある比較的シンプルな下見板張り風洋館のリフォーム計画でした。
クライアントは、外国の方に賃貸住宅として使っていただこうというお考えでしたので、キッチンを始め、向こうの生活スタイルを意識して、少しデコラティブなデザインや素材の使い方そしています。
ワインレッドや少し黄色味の強い壁紙、古色レンガ積みの壁、石張りやタイル張りの床、シャンデリや天井のモールディングなど、あまり使わない素材やディテールですが、使ってみるとなかなか楽しいものです。


玄関周りも、少しかわいらしくしています。
賃貸ということもあり、耐久性を優先させた樹脂製の玄関ドアですが、塗装により、なかなか落ち着いた雰囲気になったと思います。

 
「風見鶏のある家」の工事中の写真は、こちら「エムズガーデン2』
竣工写真はこちらから「風見鶏のある家」
 
 
 

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2016年12月7日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー


建築家31会の建築展は、新宿パークタワーと横浜赤レンガをメイン会場として開催していますが、今回は、新宿です。
今週末となりますが、18日(金)より20日(日)の3日間、会場は新宿パークタワーの1階ギャラリー3です。
18日は午後1時からですが、19日、20日は、10時より18時まで、建築家と会える、話せる3日間です。
建築や建築家の設計する住宅に興味のある方や、建築家と話がしてみたい方、家づくりに関心のある方、建築家の知り合いのいない方、建築家が縁遠いとお考えの方、是非おいでください。
今回の展示会では、ギルドデザイン磯村が、岡部事務所の岡部さんとトークショーを行ないます。
「家の話をしよう」のメインテーマのもと、磯村は、「『つくり方』の話をしよう」 というサブテーマで、建築家との家づくりが、工務店やハウスメーカーと同違うか、建築家との家づくりのスケジュールや設計料などについてもお話しする予定です。
磯村の担当は19日(金)13時半からですが、31会メンバーによるトークショーが、下の予定で行われます。
興味のあるトークショーがあれば、こちらにも是非ご参加下さい。
 
●11/19(土)
「つくり方」の話をしよう  13時30分~  磯村 一司+政本 邦彦 × 岡部 克哉
建築家との家づくりは、工務店さんや住宅メーカーと何が違うのか?
実際にどんな進め方なのかを、実例のスライドを見ながらお話しします。
スケジュールについての考え方や設計料についてもお話します。

「土地探し」の話をしよう  14時30分~  大塚 あや × 鈴木恵介
土地と建物の関係はお皿と料理に例えられます。お皿(土地)に予算をかけすぎると、肝心の料理(建物)の予算が削られてしまいます。狭小、変形、旗竿、崖など通常は悪条件と云われる土地でも設計次第では魅力に変化出来ます。そんな土地の選び方を建築家がお教えします。

「キッチン」の話をしよう  15時30分~  阿川 宮鳥 × 小林真人
『キッチン』はそれぞれの家族のスタイルの違いが顕著に反映される空間です。その実現の為にどんなテーマ・項目を考えて行くのか?キッチンをお考えの方々に参考にして頂ければと思います。
●11/20(日)
「つくり方」の話をしよう  13時30分~  北島 俊嗣 × 余田 正徳
果たして「真っ当なコスト」で住まいをつくられた方がどれだけいるでしょうか?
建築コストの決まり方の本音をお話しすることで、納得する「真っ当なコスト」で住まいを手に入れて頂く方法をお話しします。

「土地探し」の話をしよう  14時30分~  幸田 真一 × 前田 敦
大都市では土地価格自体が高額なため、家づくりという目的をより良い形で実現するためにも土地探しから建築家に相談することが大切です。敷地条件や法規制等の様々な要因をチェックし、建主さまの夢の実現に適しているかどうか?の助言を行い、土地購入をサポートした事例を紹介します。
「キッチン」の話をしよう  15時30分~  泉谷 吉信 × 石井 正博+近藤 民子
自分のスタイルに合うキッチンを見つけましょう。
オープンタイプ、セミオープンタイプ、クローズドタイプ。3タイプのキッチンの特徴と、リビングダイニングとのつながりの持たせ方についてお話しします。

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2016年11月16日

カテゴリー:仕事, 茶の間のある家_リフォーム

「茶の間のある家_リフォーム」の現場の報告が遅れました。
現在は仕上げ工事に入っていますが、大工さん工事になった少し前のご報告です。
小上がりの茶の間とキッチンを、床にレベル差を作ってつなぐキッチンカウンター部分は、キッチン倶楽部さんによるオーダー製作品で、先日の鉄骨階段に続き、このキッチンが取り付くことで、 他業種さんとの取り合い部分が収まって、大工さんがトントンと作業を進められるようになりました。

天井の野縁が組まれ、間仕切り壁や大工さん手作り家具や、家具と絡んだ建具溝なども掘られています。


大工さん造作家具の良いところは、下地と一体になる造り方によって、家具が建物と一体のように見える点。家具工事の家具だと、置き家具とは違っても、建物に埋まるようには作れません。

上の写真はキッチン倶楽部の作ったキッチンカウンター上に、大工さん造作の吊り戸棚を吊ってもらっているところ。単純な吊り戸棚だけど、棚板を4段ほど入れ違いに吊ってもらいます。一段づつボルトでレベル調整しながらの作業は、面倒見の良い大工さんならではのこと。感謝です。
照明器具のためのライティングダクトは、本来電気工事ですが、壁から出っ張るのは嫌だから、壁に埋めてもらいます。
これも大工さんが、下地を作る時に一緒に入れてくれます。

いろいろと、大工さんに面倒見ていただいています。

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2016年11月15日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー


明日の休日から6日まで、アーキテクトスタジオジャパンの東京東スタジオ主催による建築家展が、開催されます。
ギルドデザインは、明日3日(木)と4日(金)の前半を担当して、模型展示、写真パネルの展示を行っています。
建築、住宅についての相談にも応じています。
この二日間は、会場に詰めておりますので、ご都合がよろしければおいでください。
場所は、東京フォーラム ホールCの向かい、千代田区丸の内3-4-2 新日石ビル1FのASJ TOKYO CELLです。
11時から18時まで。
 

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2016年11月2日

カテゴリー:アジアンテイストリフォーム, 仕事

「アジアンテイストリフォーム」の計画が、基本設計を終えました。

いわゆる基本設計レベルの設計段階は、少し前に完了していたとも言えるのですが、リフォームの計画の一つの特徴でもあるのかもしれませんが、断面図や立面図がない代わりに、少しづつでも展開図(室内の壁の様子を描く図面)を描き進めていました。
「アジアンテイストリフォーム」のクライアントは、現在、海外にお住いのため、スカイプでの打合せで内容の確認もしてきましたが、やはり細かいこと、手触り感や素材のテクスチャーは実感できないものです。
そこで、帰国されるタイミングを待って、フローリングや壁の漆喰サンプルなど、実際に仕上げ材料をみていただき、基本設計の内容を確認していただきました。

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2016年10月27日

カテゴリー:仕事, 型式住宅のリフォーム

「型式住宅のリフォーム」のクライアントは、今でもとても綺麗なお住まいで、水回り設備の老朽化による更新やEV設置の必要性がなければ、リフォームしなくてもいいのではと思えるほどです。
家具類や小物、食器に至るまで、質の良いものをお持ちで、リフォームされても、やはりそれらの家具は、お使いになりたいとのことでしたので、それらの印象から、少しクラシカルなお好みが強いかと思って打合せを始めていました。

そんなクライアントとのデザイン打ち合わせの中で、家具と出会うことで、デザインの検討方向が修正されるということがありました。
気に入った家具があるので、見て欲しいと言われ、アルフレックスの河口湖ショールーム「カーサミア河口湖」へ行ってきました。

そこで見せてもらった気に入った家具というのは、ジオ・ポンティの家具でした。

設計をさせていただく時には、お住まいにお邪魔したり、趣味や好きなデザインの写真を見せていただくことが多いです。その上で、我々のデザイン提案をさせていただいています。
空間構成はともかくとして、インテリアデザインの方向性を考える時、現在のお住まいとお使いの家具を見て、お話を伺っていただけでは、間違ったまとめ方をしてしまったかもしれません。
人の好みは変わるものですね。言葉で嗜好を伝えることの難しさを感じました。
 

カーサミアで展示されていたマレンコ。憧れのソファーですが、かなり違う印象になりますね。

カーサミアでは、ゆったりと家具を楽しんで選んでこれます。
一度お訪ねてみると良いところです。

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2016年10月20日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー

今週末の21日(金)から24日(月)まで、アーキテクトスタジオジャパンさんが、「総勢100人の建築家による大相談会」を東京、横浜、大阪で同時開催します。
ギルドデザインは、丸の内にある「ASJ TOKYO CELL」の会場に、模型展示とともに、21日と22日に参加しています。

また、22日(土)は、13時30分より1時間、磯村が、
「8坪でも広い家」と題して、狭小住宅の事例を通して、セミナーをいたします。
東京丸の内の素敵な場所にある会場です。
ご興味のある方のご参加をお待ちしています。

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2016年10月19日

カテゴリー:仕事, 茶の間のある家_リフォーム

「茶の間のある家_リフォーム」の現場報告です。
少し前になりますが、鉄骨階段の取付が完了しています。
鉄骨屋さんとバルコニー廻りの庇や手すり、布団干しの金物の打ち合わせもあったので、階段の取付日に合わせて現場に行ってきました。
「茶の間のある家_リフォーム」は、いわゆる狭小住宅です。
細かくスペースを仕切らず、階段を室内に取り込み、段板だけの透けた階段にすることで、ボリューム感を抑え、部屋の抜け感をつくり、広がり感を演出しています。
できるだけ軽やかにと考えたデザインで、ちょっとしたところにもこだわりを持ってデザインしています。
鉄骨屋さんとの事前打合せのおかげで、全体としては、部材寸法や加工の仕方で、良い感じになっていましたが、その軽やかさのためのこだわり部分のポイントに、間違いを見つけました。
この段階ではわかりませんが、床や階段が仕上がってきたときに、ワンポイント大切な部分です。早速その部分の修正をお願いしました。
写真は直した後です。
 
現場での溶接は、火花が飛ぶリスクがあるので、好ましいものではないと思っていたのですが、鉄骨屋さんの持ってきているのは、「TIG溶接」。
これはいいですね。ステンレスやアルミの応接もできるようですし、火花が飛びません。これなら、少し安全に現場溶接がお願いでいます。
この「TIG溶接」であっという間に、階段の修正完了です。

これまでの現場の様子はこちらから
「茶の間のある家_リフォーム」
 

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2016年10月18日

カテゴリー:インフォメーション, 仕事, 展示会、セミナー

秋になると、文化イベントが数多く開催されますね。
デザイン、建築に関係するイベントも多数あるので、我々も幾つかは覗きに行きたいと思っているのですが、ギルドデザインが関わるものもあります。

純粋に建築デザインの展示会等というのではなく、会場に来ていただく人の幅を広げるために、建築相談会というものも同時に行うことが多いです。
そんな一つで、今週末の21日から11月5日までの間の週後半、文京区団子坂のカフェで開催される住宅模型展に、模型を出展しています。
Cafe Rinneの店主の方が、芸工展に参加するということで、12名の建築家の模型を展示するイベントです。
谷根千を散策されることがあるようでしたら、立ち寄っていただければ嬉しいです。

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2016年10月17日

カテゴリー:インフォメーション, ろじのさき, 仕事

数年前にお引き渡しした、建築面積8坪ちょっとの都心に建つ小さな木造3階建住宅「ろじのさき」が、住宅、建築、インテリアデザインのWEB情報サイト「HOUZZ」の海外サイトに取り上げられました。

「HOUZZ」の海外サイトでの掲載は、これで4度目。
ドイツ、スウェーデン、イタリアに続いて、今度はデンマーク。
HOUZZ デンマークのサイトはこちら
http://www.houzz.dk/ideabooks/70298456/list/12-altandoere-goer-graensen-mellem-ude-og-inde-usynlig 

今回は、バルコニーと室内を仕切る窓、ドア、ガラス。バルコニーと室内との関係のお話のようなんですが、またまた、読めません。
デンマーク語が読める方、ぜひ、 内容を教えてください。

現場の様子は、こちらからどうぞ、
「ろじのさき」現場 
竣工写真はこちら
「ろじのさき」works 
 

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2016年10月14日

カテゴリー:インフォメーション

来週18日(火)から21日(水)まで、東京ガスグループのイベント「TG-NEXPO 2016」が、新宿パークタワーで開催されます。

「住まいと暮らしの未来づくり」と題して、エネルギーの未来やガスのことなどが展示されていますが、都市生活研究所やギルドデザインが登録しているリビングデザインセンターOZONEもイベント参加しています。
ギルドデザインとしては、特に何かしてるわけではありませんが、OZONEの登録建築家として、ささやかに加わっています。
ご来場されたら、探してみてください。

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2016年10月13日