10
23
 雑誌掲載のご案内_アジアンテイストリフォーム

今年の6月に御引き渡したマンションリフォームのお住まいが、扶桑社から現在発売中の別冊住まいの設計「オトナリノベーションNo.2」に掲載されました。

掲載された「アジアンテイストリフォーム」は、マンションのスケルトンリフォーム計画で、「水回りリノベ」の特集内に、「キッチンが真ん中の家」として紹介されています。
確かに、キッチンの位置を大きく変えて、水回り機器も一新していますが、クライアントにとっては、もっと生活全体のことで、陳腐で魅力に欠ける既存の間取りを、スケルトンリフォームすることで、生活に豊かさを持たせようと考えた計画です。

現在、東南アジア中心にお仕事をされているクライアントは、定年後の住まいを思った時に、キッチンを楽しみながら過ごす時間を大切に考え、キッチンを中心とした間取りをご希望されました。
日本の桐箪笥や、海外生活の中で集められたもの、特にミュンマーで購入された透かし彫りを空間の中に活かすことをテーマとしています。そこに、下町らしいコミュニケーションの場としての玄関、既存の大きな梁を隠すための間接照明やルーバーを使った天井の見せ方などを提案しています。

ぜひ書店で手にとってご覧ください。

「アジアンテイストリフォーム」は、まだ竣工写真をアップしていませんが、ブログから、工事の様子から竣工の具合をご覧いただけます。
ブログ:「アジアンテイストリフォーム」

06
16
 お引き渡しからオープンハウス

先日のこととなりますが、「アジアンテイストリフォーム」は、クライアントより、オープンハウスを開催する機会をいただきました。

たくさんの方に内覧していただき、多くのご意見、感想をいただくことができました。ありがとうございました。
混み合う時間もありましたので、話足りない方々も多くて、申し訳なく思っています。

今回のオープンハウスは、お引越しの後のお時間をいただいものですから、家具や部屋の飾りも揃っていて、我々が設計を通して検討してきた「生活」を感じていただきやすい内覧会となりました。
皆さんどう感じていただけましたでしょうか。
来ていただいた皆さんそれぞれから、お話が聞けず残念でした。

 

 

オープンハウスの数日前には、クライアントへのお引き渡しが行われました。

引渡しでは、工務店さんから、保証についての説明、メンテナンス等での連絡先などの説明があり、引渡し書にお互い署名捺印して、鍵が渡されて、お引渡しが完了となります。
今回、鍵の作り変えが間に合わず、ちょっと残念でした。すばらく古いものを使っていただくこととなってしまいました。

また、引渡しの時には、使い方説明もおこないます。
説明は、設備機器の使い方が中心で、給湯器や床暖房、エアコン、電気など、業者さんの説明を受けます。
キッチンでは、amstyleさんが来てくださって、ていねいに説明してくださいました。
キッチンもそうですが、機器類はどんどん新しくなってきていて、一度聞いておくと、すぐ使わないとしても、後々役に立ちます。

「アジアンテイストリフォーム」の竣工写真は、次回、クライアントが帰国された時に予定しています。
ギルドデザインの works にも、いずれアップしていきたいと思います。お楽しみに。

これまでの現場の様子は、こちらからご覧になれます。
「アジアンテイストリフォーム」

06
4
 完了検査

 

「アジアンテイストリフォーム」の現場が、先週完了検査を迎えました。
今週は、クライアントが帰国されてのお引き渡しです。

設計事務所検査の前には、建設会社側での検査を済ませていたので、そのリストを見せていただきながら、進めてきました。

これまでの現場打合せで、詳細を詰めてきているので、基本的には、仕上げ状態や建具、家具などの操作感、電気・設備類の稼働状況などの確認が、主な検査項目となります。
細かな傷や仕上げ忘れ、下地が見えてしまっているところなど、まあだいたいどの現場でも結構あるものです。
クライアントへの引き渡しまでに、調整が終われば良いわけですから、それだけであれば、難なく引き渡しできそうです。

今回の検査では、ダウンライト位置の間違いが見つかりました。
器具の取り付け位置については、すでに指示図面を渡してあったのですが、少し分かりにくかったのでしょうか。
天井は漆喰塗りの仕上げなので、開いた穴の塞ぎ、漆喰下地のクロス貼り、漆喰の塗り直しと工程がいくつかあります。しかも漆喰は、その場所だけの補修では済まず、つながる一面は全面塗り直さなければなりません。ちょっと大変そうです。
幸いなことに、電気屋さんは、工事が遅れていたために現場作業中で、早速手直しです。

よく見ないとわからないのですが、この格子戸にもガラスの入っていないところがあります。これは、ガラス屋さんが持ってくるだけですから、造作ない話ですが。

玄関の小上がり「飾りの間」には、畳が敷かれます。
今回の畳は、床を藁で作り、縁は、木綿で巻いています。
最近の新建材の畳床は固いのだそうですが、昔からの藁床は柔らかく沈みやすいのだそうです。
最近の化繊の縁ではなく、木綿の縁は擦れると音が出やすいのだそうです。
そんなことで、畳の擦れ音が気になっていたのですが、早速、畳屋さんが手直しに来てくれました。音の鳴る部分にロウをぬるだけでしたが。

完了検査ですから、すべての工事が終わり、清掃まで終えていないと、細かい傷などみつけられないわけですが、清掃はしたものの、建具屋さん、電気屋さんの工事途中での検査となってしまいました。
一週前の現場確認の時には、無事に検査が迎えられそうでしたが、昨今の状況から、職人さんの細かな手配がつきにくかったのでしょうか。残念です。

「アジアンテイストリフォーム」は、6月10日(土)にオープンハウスを行います。ご興味がある方は、ご連絡ください。案内をお送りします。
詳しくはこちらをごらんください。
「アジアンテイストリフォーム」オープンハウスのお知らせ

05
23
 オープンハウスのお知らせ

「アジアンテイストリフォーム」の現場が、そろそろ竣工引渡しを迎えます。
クライアントのご好意により、オープンハウスの機会をいただきました。
ご希望の方には、後日案内図をお送りさせていただきますので、ご住所、お名前、人数を明記の上、メールかファックスでご連絡ください。

 

「アジアンテイストリフォーム」は、現在東南アジアにお住いのクライアントが帰国された時の住まいとして、下町にある既存マンションをスケルトンリフォームした計画です。

キッチンを生活の中心に据えた、ワンルームのような住まいです。
クライアントがミャンマーで購入した長さ1.8mあるチーク板の透し彫や、日本の桐たんす、アジアの小物やお気に入りの絵画を、楽しむためのプランニングを提案しています。
マンションとはいえ、下町コミュニティのために、広い玄関土間と小上がりできる「飾りの間」が、来客をお迎えします。

 

日時:2017年6月10日(土) 13時〜17時
場所:東京都台東区
アクセス:千代田線千駄木駅より徒歩5分
*駐車場のご用意はありません。
申込:見学をご希望の方は、ギルド・デザインまでご連絡ください。
後日、詳しい案内をお送りします。
メール:iso@guild-design.com
電話:03-3375-3745  FAX:03-3375-3746

これまでの現場の様子は、こちらからご覧になれます。
「アジアンテイストリフォーム」

 

 

05
17
 壁の塗装/玄関と飾りの間

「アジアンテイストリフォーム」の玄関は、ちょっと広くて、腰掛けられる畳に小上がりのスペース「飾りの間」が付いてます。
ご近所さんとのコミュニケーションスペースでもあることは、以前のブログ「畳打合せ」でお伝えしましたが、ここの仕上は少し特殊です。

「アジアンテイストリフォーム」の壁天井は、基本的には漆喰で仕上げますが、この玄関+飾りの間は、青と黄色の壁塗装仕上げ、天井は黒く塗られてチークのルーバーを吊り下げます。
お客さんが、ちょっとワクワクドキドキしてくれそうな場所になりそうです。
天井ルーバーを下げると、ルーバーより上の部分は、仕上げができなくなってしまうので、他の仕上に先駆けての塗装です。

漆喰仕上の部分についても前回お話しましたが、紙クロス貼りの上に塗装屋さんが塗って仕上げる漆喰です。
内装屋さんによるクロス下地を平滑にする調整が始まっています。

塗装屋さんが先行させた工事のもうひとつは、造作材の塗装に加えて、透し彫と縦格子部分の塗装です。
チーク材の汚れ止めと耐久性を高めるために、自然塗料であるオスモで、吹き付け仕上をしてもらいました。
クリア塗装ですが、オイル分が染み込むことで、ぐっとチークの高級感が増してきました。

これまでの現場の様子はこちらからどうぞ
「アジアンテイストリフォーム」

 

 

05
15
 透し彫が納まりました。

「アジアンテイストリフォーム」の見どころのひとつになる透し彫が、間仕切りに取り付きました。

この透し彫は、クライアントがミャンマーから送ってくださったもので、どのように見せるかが、この計画のひとつのテーマです。
我々からの提案は、リビングと小さな寝室との間仕切りに使いましょうというものでした。
普段の生活をゆったりとくつろいでいただくために、リビングダイニングをできるだけ広くとり、寝室は、むしろ籠るような狭さの場所にしています。
狭さもいいのですが、少し抜け感がほしい、また、透し彫をみせるのに、裏からの明かりはあったほうがよく見える、透し彫の奥に人の動きが見えるのも面白いなどと考えて、寝室を壁で仕切るのではなくて、透し彫と縦格子で仕切ることを提案しました。
リビングからは、チラチラと寝室が見えることになり、嫌う方もいらっしゃると思いますが、クライアントからは、了解が得られました。

この日は、塗装屋さん、建具屋さんとの打合せでした。

壁と天井は、ほとんどの部分で漆喰をぬります。
漆喰というと左官屋さんが、鏝で塗り込んでいくように思いますが、この現場では、塗装屋さんが塗っていきます。
その漆喰は、(株)プラネットジャパンが販売しているプラネットウォールというドイツ本漆喰で、コバウという専用の紙を貼った上に、塗装屋さんがローラーを使って塗装するという工法の材料です。
塗るという程度ですから、厚みはたいしてないのですが、その分施工性が良く(コストが抑えられ)、下地の紙や漆喰の調湿性能や、防臭・防カビ性能を持っている優れものです。

そんなわけで塗装屋さんとは、壁天井の塗り分け位置や色の確認、建具や造作材へ塗装についての打合せでした。

建具屋さんには、デザイン的な説明をして、建具の寸法取りをしてもらいました。そして、こちらが気にしていたチークで作る縦格子戸の作り方の確認。建具として狂いなく作るためには、どうしておくか。
想定していたことではあるけれど、やはり横桟は必要なようです。

玄関周りも造作が進んでいます。建具屋さんは、鴨居がつかないことには寸法取りはできませんからね。

05
8
 畳打合せ

「アジアンテイストリフォーム」の現場では、壁や天井に石膏ボードが張られ始めました。ということは、壁や天井の中に入るべき電気の線や空調の冷媒菅、ダクトなどの工事が終わってきたということです。
逆に、まだボード張りの残っているところでは、まだ設備工事が、完了していないようで、大工さんが配線の間違いに気がついて、手直し待ちということでした。

ボードが張られると、これまで透けていた壁や天井に面ができてくるので、よりスペース感がでてきます。

「アジアンテイストリフォーム」は、基本的には、大きなワンルームのようなプランニングですが、冬には冷える玄関は、ガラス入りの格子戸で仕切れる少し広めの場所になっています。

玄関には、土間と2帖の畳の小上がりがあって、小上がりを「飾りの間」と呼んでいます。
もともと玄関となりの6畳ほどの部屋の出窓のあったあたりを、2帖の「飾りの間」として作り込んでいます。出窓の窓を少し開けておくことで、廊下を歩くマンション住民に、飾りを通して季節を感じてもらいたい、飾りを通してコミュニケーションできる細工になるのではないかと目論んでいます。
小上がりの「飾りの間」は、お隣さんがちょっと寄った時に、気楽に腰掛けていただく場所にもなります。

その畳の場所が出来上がっていました。
上がり框や畳寄せは、チークです。フローリングと合わせています。
畳とチークの取り合わせは、ちょっと珍しいです。とても楽しみです。

チークは硬いとはいえ、コーナー部分のシャープなエッジに傷がついては台無しです。
早速、養生をしてきました。

畳寄せがついて、畳のスペースが区画されれば、畳屋さんが寸法取りに入れます。
良い畳は、その都度、寸法を測って製作するものです。
今回は2畳と狭いですが、4畳半であっても、一畳一畳の畳の寸法というものは違っています。どんなに大工さんがしっかり造作していても、完全な正方形、長方形には作れません。ピタッと畳を収めるためには、正確な寸法取りが欠かせません。

 

現場の打合せを終えて、畳屋さんへ仕上げの最終打合せに行ってきました。

今回の畳は、クライアントのお勧めで、ご近所のクマイ商店さんにお願いします。
東京の一般住宅では、畳を使うことが本当に少なくなり、畳屋さんの数も随分と少なくなったのですが、このクマイ商店さんは江戸時代から300年の老舗です。
最近では、スタイロフォームやヒノキの畳床もあって、それなりに機能的ではあるのですが、昔ながらの藁の畳床を選びました。
熊本の上級品のい草を使い、クマイ商店さんの技量で、すっきりとシンプルで細めの無地縁でまとめます。

 

04
28
 施主来場

以前は、現場で働く職人さんたちのために、施主がお茶を出すなんてことがよくありましたが、最近は、特に東京では、住んでいるところと建設地が離れていたりするので、あまりしなくなりました。
工務店さんや職人さんが、業務としての割り切りが、進んできていることもあります。
そうなると、施主に現場を見てもらう機会がなくなっているので、時々現場に来てもらって打合せをすることで、様子を確認してもらい、現場とのコミュニケーションを取ってもらっています。

「アジアンテイストリフォーム」のクライアントも、そういうことは気にされているようで、今は海外にお住まいですが、帰国予定を作り、大工さんや職人さんとのコミュニケーションをとってくださいます。
職人さんたちにも、顔の見えない施主の住まいを作るのでのはなく、この人の住まいを作っているという意識を持ってもらうことが、より良い家を作ることにつながると思っています。

せっかく現場に来ていただいたのですから、仕上げ材の発注前の最終確認をしました。
一度は見ていただいているものも、現場で実際の広さを確認しながら見ると、また気持ちが変わったりすることもあります。

下の写真は、ふすま紙の選定。
以前候補にあげていたもののうち、生産中止などがあったものを除いて、使う場所でもう一度見ていただいています。

木材に塗る塗装は、色をつけるだけでなく、汚れ止めや耐久性を上げるためでもあります。壁の色や扉の色に合わせて、木部各所の色を決めていきました。

天井の下地が作られてくると、天井の高さなども確認してもらえます。
上の写真は、洗面脱衣室の天井高さを説明してるところです。
マンションでの洗面脱衣室などは、天井の中に換気扇やダクトが通るので、天井は低めになるのですが、それよりも少し低めに設定している理由(すっきりしたデザインにするためなんです)をお伝えしているところです。

これまでのこの現場の様子は、こちらからご覧になれます。
「アジアンテイストリフォーム」

 

04
24
 チークフローリング

「アジアンテイストリフォーム」の現場で、床材のチークのフローリング張りが始まりました。

チークという材は、船のデッキや内装に使われるように、耐久性が高く、比較的安定していて、狂いも少ないそうですが、床暖房を使う場合は、変形による歪みの発生が気になります。
フローリング材は、貼り並べていくときに、その歪みを吸収するコンマ何ミリかの隙間を作ります。このフローリングメーカーからは、その隙間をつくるスペーサーが付いてこなかったそうなので、監督から、あまり締め付けず、気持ち緩めに貼り並べているとの報告をもらいました。

入り口引き戸部分のフローリングには、建具の戸車レールを埋め込む溝が出来上がっていました。

チーク材を使うたびに思うのですが、チークの油分って、本当にしっかりしています。フローリングを触っているだけで、指がしっとりしてきます。

この週には、クライアントがミャンマーで購入した透かし彫りが、現場搬入されました。

この手の込んだ透かし彫りは、チーク材です。

何度見ても、どうしたらこんな彫り方ができるのだろうかと思うような出来栄えです。
この透かしを間仕切り壁に使います。

右奥に見える黄色の塊は、グラウスールの束です。
トイレからの音を吸収するように吸音材として、壁の中に入れていきます。

 

 

壁の下地、天井の下地(野縁組)が出来上がっています。
少しづつ部屋の様子がわかるようになってきました。

 

設備工事では、電気屋さんが、空調工事の配管ルートの確認に来ていました。
今回は、空調の冷媒菅やドレン菅を梁型の中に隠します。仕上げの中に入れてしまうので、配管の太さ分だけ仕上げの厚みが増えます。
大工さんとしては、この配管工事完了後でないと、その部分の作業が進まないので、早くやってほしい配管工事です。

 

 

 

 

ユニットバスも取り付け完了していました。

マンションではよくある形ですが、構造の梁が近くにあるため、ユニットバス壁の天井近くに段ができています。
ユニットバスの梁型加工といいます。

 

 

 

 

 

これまでの現場の様子は、こちらからどうぞ。
「アジアンテイストリフォーム」

04
18
 下地の修正と設備工事/床暖パネル、空調ダクト

仕上がると隠れてしまう下地の工事が、仕上げのためには大切な工事です。
これが間違っていたり精度が悪いと、デザインの意図通りにならなかったり、雑な仕上げになってしまいます。

「アジアンテイストリフォーム」の現場での打合せで、間柱の立っている位置が、数センチずれているのが確認できました。仕上げがどういう形になるのかを説明して、直してもらうことになりました。
マンションリフォームの場合、既存で動かせないものがいくつかあるのですが、仕上がりとしては、それをそのままにしておくと、デザイン的にカッコ悪くなるので、すっきりとまとめ上げるためには、少し複雑な下地作りが必要となることがあります。

それを現場監督さんや大工さんにわかってもらうために、詳細な図面(今回は1/2の図面)を描いたり、スケッチを描いたりしながら、説明しています。今回もポイントを早い段階で説明したのですが、十分に伝わっていなかったようです。
勘違いや思い違いは、どこにでもあるものです。現場での打合せ、確認は大切ですね。

この現場では、フローリングを始めとして、造作材でもチーク材を多く使います。
チーク材は、油分が多く耐水性耐久性の高い良い材料ですが、貴重な材料でもあり、大工さんも加工に慎重で、打合せも密になってきます。

 

大工さんが下地を作っていく各段階に合わせて、設備の工事もそれぞれのタイミングで進んでいます。

 

左は、リビングダイニングに計画している床暖房の温水パネルが敷き終わり、高さを揃えるように、周囲に温水パネルと同じ厚みのベニヤが敷かれたところです。

今回は東京ガスのTESシステムを使います。

 

 

 

 

換気のダクト工事に加え、キッチンのレンジフードからのダクト工事も進んでいます。
キッチンからのダクトは直径150mmと太いので、外壁から出す位置は、もともとコンクリート躯体に開いている既存の位置からとなります。
キッチンを室内の中心に移設した為、配管は、梁をまたいで繋げられていきます。曲げ箇所が多く、排気のロスもあるのですが、工事は面倒です。
デザイン的には、無理なく隠していきたいのですが、どうでしょうか?
完成した姿を見ていただきたいものです。

界壁と呼ばれるお隣との境のコンクリート壁は、コンクリートにクロスが直張りで仕上げられていた壁と、少し空洞があるように仕上げられていた壁がありました。
コンクリート直で仕上げられていると、コツコツとたたけば、どうしても音が伝わりやすいです。
空洞があった壁は、こちらの室内から、コンクリートに音が伝わりにくいようにと、配慮されて仕上げられていたと考え、クッションになるスタイロフォームのついたボードを使いながら下地を作ります。
現場にそのボードも搬入されていました。

来週は、クライアントが帰国して現場にいらっしゃいます。
ある程度まとまった様子を、見ていただきたいと思っているのですが、現場は少し遅れ気味です。

これまでの設計や現場の様子は、こちらからごらんになれます。
「アジアンテイストリフォーム」

04
9
 床下地工事進む

「アジアンテイストリフォーム」の現場報告です。

リフォーム現場でも新築と変わりなく、現場打合せは、曜日を決めて週1回で進めています。

現場は、床の下地工事が進んでいます。
新しいマンションではあたりまえですが、最近はリフォームにおいても、床の遮音性能を求められます。
このマンションでも、管理規約で床の遮音性能が求められていて、L45というレベルを守るようにとされています。
今回は、フクビ化学工業の乾式遮音二重床システムで遮音性能を確保しています。

今回の床暖房は、暖かさが柔らかいといわれる温水式床暖房で、東京ガスのTESシステムを使います。


床下に用意された床暖用の温水管が、床暖房パネルに接続される位置で立ち上がっています。

 

 

 

 

 

この配管の立ち上がりは、アイランドキッチンのためのものです。シンクや食洗機への給排水管に給湯管、コンロのガス管などが、キッチン屋さんの指示図の位置に出ています。

 

 

この日の打合せで事前連絡のあったのは、ダクト経路の確認です。

今回のプランでは、廊下というような場所がありません。ほぼ、大きなワンルームのような計画です。
既存の廊下は、天井高さをあげたキッチンエリアに取り込まれています。
天井の低い廊下の天井内に隠れていたトイレの換気ダクトがキッチンの天井上には収まりません。そこで、ダクト経路の変更です。

玄関周りのルーバー天井の上に露出で通す予定でしたが、現場との相談で、うまく隠せそうです。

ユニットバスの設置について、業者さんが位置の確認に来ています。
計画していた位置には、床梁が邪魔をしていて、5センチほどの調整が必要でした。現場に乗り込んでくる職人さんへの申し送りをお願いしました。

これまでの現場の様子は、こちらからご覧になれます。
「アジアンテイストリフォーム」

 

04
3
 設備工事先行し、大工さん入ってきました。

 

「アジアンテイストリフォーム」の現場では、トイレの遮音性能を高めるために、トイレの壁を、床に先行して作ります。

このマンションの既存での作り方は、床や天井の下地組を先行させて、その間に壁を立てていました。そうすると、床下や天井の上は他の部屋と一体につながっていて、トイレの音はそこから他の部屋に伝わっていきます。

今回は、トイレの壁を床のコンクリートから天井のコンクリートを繋ぐように作ることで、トイレを独立した場所にします。そして、壁の中には吸音材を入れ、ボードを2重張りにして音を切ります。

ということで、墨出しの後、大工さんが床下地を組んでしまう前に、先行して床下に配管する設備工事と同時に大工さんも壁を作っています。

今回の現場打合せは、大工さんとの扉周りの詳細打合せです。
開き戸や引き戸の枠の形状、開口寸法を現場の状況を反映させながら確認、確定してきました。
同時に、前回の墨出しの細かい確認ができ、間違いも見つかりました。

このビスケットというブナの圧縮材は、ちょっと優れ物。
専用の工具を使いますが、今回は、縦格子やチークの透かし彫りを、シンプルにすっきりとしっかり固定するために使います。
どんな風に使うかはまたその時に。

 

1 / 212