カテゴリー:仕事, 季節を見おろす家


現場の工事の進み具合は、天候に左右されるものなので、現場の監督さんは、工程を守って建主さんに予定どおりに引渡すために、よく天気を気にしています。
ちょうど外壁の左官工事が始まったところで、梅雨に入ってしまった「季節を見おろす家」の現場では、引渡の予定を守るために、天気をとても心配していたのですが、とてもありがたいことに、今年の梅雨は、今のところ、あまり雨が多くないみたいです。
おかげで、この一週間でだいたい左官の下地造りは終わってきました。
空梅雨とはいえ、さすがに梅雨ですね。
冬の間はくっきり見えていた富士ですが、かなりかすんでしまっています。

キッチンには、建主が悩み抜いた面材で造ったオーダーキッチンも取り付いていました。ゆっくりだったこの現場も着実に進んでいます。
ちょっと困ったことに、キッチンの一部で、こちらからの指示どおりにできていない部分や、まだ未調整なのか、きれいにまとまっていない部分が見受けられました。
そのあたりの修正点もちゃんと修正をお願いしていかなければなりません。

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2013年06月6日

カテゴリー:仕事, 展示会、セミナー

今回は、横浜赤レンガ倉庫での建築模型展&相談会でしたが、とても多くの方々においでいただき、終了しました。4日間の入場数1000人、土曜日曜で800人、月、火曜日にもそれぞれ100人の方々においでいただくことができました。
平日にもかかわらず、それぞれ100人の方々においでいただけたという手応えは、とても貴重だったかと思います。
次回は再び新宿パークタワーに戻っての展示会の予定です。
つづいて、多くの方々と、良質な住まい造り、街づくりのお話しができていくことを楽しみにしています。

2013年06月4日

カテゴリー:展示会、セミナー


以前、インフォメーションした横浜の赤レンガ倉庫での建築家31人による模型展も今日が最終日となりました。
いつもの31人会の模型展なら、日曜日で終わっているところですが、今回は本日(6月4日)までやっています。
初日の土曜日は、400人の方に、二日目の日曜日に300人、昨日は月曜日にもかかわらず、100人の方がご来場くださいました。
31人がそれぞれ3つの模型を持ち寄っての展示会ですから、なかなか壮観です。ちょっと疲れてしまうくらいです。
建築家との家づくり、どんな家になるのか、参考にご覧ください。声をかけてくだされば、建築についての相談にものっています。
お気軽にお声をかけてください。


2013年06月4日

カテゴリー:仕事, 猫と暮らす小さな家

上棟式が終わり、壁は構造用合板が各所、定められたピッチで打ち付けられ、耐力壁ができあがっていきます。そして…電気屋さん。スイッチプレートや給気・換気類の位置をしっかり指定して設置をしてもらいます。猫と暮らす小さな家にはカウンターアローファンを設置し、地階と2階吹き抜けをむすぶことで、家全体の空気を快適に循環させようと考えています。

この日はサッシの最終確認をお施主さんと現場でしました。
屋根の下地ができあがって、明日には板金屋さんが実測にきてくれます。

2013年06月1日

カテゴリー:日常


事務所を長くやっていると、竣工した建物の図面や資料など、保存しなければならないもの多くなってきます。
一生懸命造った模型だってなかなか捨てがたい。
最近は建材の設備機器も多様化して多品種になり、カタログだけでも大変な量になります。電子化されているんだから、印刷されたカタログなんて要らないじゃんっていう人もいますが、まだまだ、本の方が絶対探しやすい。
ここのところ、事務所の本棚がいっぱいになってしまい、個人の机の廻りにファイルや資料があふれてきてしまいました。
そこで、本棚改造とカタログのガッツリ整理を敢行。
とはいうものの、何を捨てて、何を残すか、これは貴重な資料では?などと、とても悩ましい。

2013年05月31日

カテゴリー:インフォメーション


もう恒例になりつつある「建築家31人 x 3 works 模型展」が明日から開催です。
恒例ではありますが、今回は会場を横浜の赤レンガ倉庫に移しての開催です。
いつものように、建築家の計画した住宅模型を中心に、写真展示に建築相談にも応じています。
建築家側から一般の方々に、造ったものを見ていただく機会が、なかなかありませんので、たくさんの方々に建築家住宅をみていただき、住まいについてのお話しができる良い機会になるとおもっています。
設計事務所を訪ねるのは、なかなか敷居が高いものだと、よく聞きます。けっしてそんなことはありませんが、こういう機会なら、少しは気楽にお会いできるのではないかと思います。
たくさんの方々とお会いできるのを楽しみにしています。

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2013年05月31日

カテゴリー:仕事, 猫と暮らす小さな家

今週には瑕疵保険の野地板、構造金物取付時の検査が予定されていたこともあって、設計事務所としての構造確認に、現場打合を兼ねて行っていました。
SE工法の場合、柱や梁の骨組みの接合は全て専用金物で、工場で図面通りにできてきますが、地震力(または風の力)を受ける耐力は、現場で造っていきます。
(骨組みだけでも、かなりしっかりしているのですが。)
その地震を受ける力となる耐力壁、床の剛性は、骨組みに合板を釘止めして強度を出します。そこで、釘の種類と釘を打つピッチが、強度にとって重要なポイントとなります。
この現場では、3種類の強度の壁が、力のバランスにより配置されていて、それぞれで釘ピッチが違っています。これが構造図通りでないと、力のバランスを壊してしまいます。これは現場での工事なので、間違いがないかのチェックも重要ということです。

 
屋根には、屋根通気の胴縁が打たれていました。
土台あたりから上がってきた壁の通気は、軒先に付けた通気口から抜けることもあるでしょうが、この通気層をとおって高い方の軒先から抜けていきます。夏の熱気や、断熱材にたまりそうな湿気を抜く重要な通り道です。ちょっと修正をお願いしてきました。

2013年05月30日

カテゴリー:インフォメーション

明日、青山の家具蔵さんのショールームでセミナーをします。
テーマは、
冬でも暖かい家づくりのために、失敗のないように考えておきたいこと。」
最近は、大手住宅メーカーさんだけでなく、地方のビルダーさんの企画住宅でも、長期優良、省エネ4等級の住宅が当たり前のように多くなってきています。
住まいづくりのためには、その敷地、それぞれの家族の生活スタイル、考え方をしっかりと汲み取ったプランニングとデザインが、まず、大切です。
建物としての機能的な性能ばかりが先行しても、良い家にはならないのですが、室内環境を考えることも、永く住んでいただくためにはとても重要なことに違いありません。
高気密高断熱の家、エコな家というような言葉が浸透してきて随分たちますが、現場では、まだ時々、断熱材の入れ方に間違いがあったり、使い方、考え方がちゃんと職人さんまで伝わってないのかなと思われるようなことがあります。
断熱材の使い方、工法など、建主さんにも少し知っておいてもらいたいことなどを、当社の事例をもとに、お話したいと思っています。
家具蔵さんはこちら
http://www.kagura.co.jp
http://www.kagura.co.jp/seminar/index.html

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2013年05月24日

カテゴリー:仕事, 季節を見おろす家


ようやくですが、外壁工事で左官屋さんが入ってきました。
外壁の構造用合板の上に、防水透湿シートを貼り、通気層を作るための縦胴縁、それに直交するようにザラ板を取付けるまでが大工さんの仕事。
そこから、真っ黒な防水紙としてのアスファルトフェルトをはり、モルタルを固定させるためのラスシートを留め付けて、モルタルによる吹付けの下地づくりまでが左官屋さんの仕事(時には吹付け塗装までする左官屋さんもいますが)。
現場は、今、ラスシート取付の最中です。

内部では大工さんが奮闘中ですが、現場打合は造作家具の打合。夕方から建主さんも参加して、仕上げ材のサンプルによる確認、追加見積などの打合。
もう、盛りだくさんの一日でした。

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2013年05月23日

カテゴリー:日常

ゴールデンウィーク開けから、わんこを飼い始めました。
まだ5ヶ月のゴールデンレトリバーです。
建築家として、犬のためのスペースや素材、犬のために必要な設備など、取り扱ってはきたものの、我が家はまったくそういうことを考えていたわけではない住まいです。
おしっこやうんこに悩まされながらの格闘の日々が始まっています。まっ、かわいいものですが。
これまでマンション住まいだったから、今度は犬が飼いたいとわんこ部屋を計画したお宅。昨年お邪魔した時には、まだちょっとっておっしゃって、空き家でしたが、、、、、もう飼い始めたろうか?などと皆さんがどうしているか思い返したりしています。

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2013年05月18日

05
18
 上棟式

カテゴリー:仕事, 猫と暮らす小さな家

 

お施主さんが立派な上棟式を催して下さいました。お施主さんご家族3人、鳶さん3人、大工さん3人、電器設備屋さん、衛生設備屋さん、工務店さんから監督とS氏、設計2人。
「猫と暮らす小さな家」の無事完成に向かって、みなさんの力を一つにしてすすんで行きます。
野地がはられた片流れの屋根。お施主さんも身軽に足場をのぼって屋根の上へ。
心地よい風をうけて気持ちよさそうでした。

 
 

2013年05月18日

カテゴリー:仕事, 猫と暮らす小さな家

「上棟は大安に」という工務店さんの方針に従い、土台敷きから3日開けた17日、快晴の中、上棟がとりおこなわれました。
以前、別の現場の監督さんが、「上棟の前の夜は、興奮してなかなか寝付けない。子供のころの遠足の前の晩のように」とおっしゃっていたのがいつも思い出されます。
クレーン車を横付けしての作業。みているだけしか出来ないのに、毎回身体に力が入ります。こちらの現場はSE構法を使っていて、柱は基本120角です。通し柱は幅240×120長さ約7m。SEを何度も使っている鳶さんは、「建前の段階で、筋交いや合板が入らなくても、ほとんど揺れないぐらい、がしっとくる。でも金物がなかなかシビアで…。」とのコメント。お孫さんがいるベテラン鳶さんが、身軽に登梁の上で作業をする姿に頭がさがります。
この日初めて棟梁と現場打合せ。安全でかつすっきり見える納まりを一緒に考えてくれる、頼もしい棟梁です。
地階の壁の型枠がはずれていました。降りてみたい…梯子…だれか…。本日は皆さん上棟で、ぴりっとした空気。こんな日は設計のわがままで作業を遅らせられません。上から覗き込んでの撮影のみです。

2013年05月17日